2022.9.10もうすぐ盛岡公演
いよいよ来週9/16,17は、朗読「銀河鉄道の夜」の盛岡公演です。
ここ3、4日で、舞台で使用するものを最終チェックして、特にワックスランタンを修理したり割れてしまったものをもう一度再生してつくっていました。
調色するたびに、銀河で見える無数の色に心が包み込まれる感覚になります。
盛岡公演に向けては、中間色の優しいブルーをベースにしたものを創りました。
ひとつひとつの要素が、舞台から広がる銀河の世界に繋がって、気づいたら、観ていてくださっている皆様の一人ひとりの心に銀河の世界の灯りが宿る…。そんなイメージを持ってつくりました。
今回初めて、舞台になくてはならない音楽を作曲した、Frank Weber氏も、来日して公演スタッフチームとして参加できることになりました。当日、もし見かけられましたら、ぜひお声をかけてくださいね。
盛岡公演で、皆様にお会いできますことを楽しみにしています!
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2022.9.6お散歩友達
やっと叶ったお散歩友達との朝活。
朝8時に、自宅からほど近いところにある、彼女のご実家の前でいつも待ち合わせをして、小樽の街を隈なくゆっくりと巡る2時間。
今回は、オタモイ海岸に行こう!と、海に向かって車を走らせました。
狭い道を空に向けて走って、そこからひたすら断崖絶壁の海岸近くまでは、深い黒に近いグリーンに覆われた森の中のヘアピンカーブの連続を抜けたら、背の高いススキが海風に揺れた場所がひらけてきました。
オタモイ海岸は、その昔、1936年にオタモイの断崖絶壁に「龍宮閣」という高級料亭をはじめとする遊園地として、今でいうところの大型リゾート施設が建設されたところです。残念ながら、1952年に龍宮閣が全焼してしまい、閉園となってしまいました。でも、小樽市民にとって、幻の夢の国があった、どこかミステリアスで秘密の場所のようなところです。
今では、龍宮閣跡が遠くにちょっとだけ見えて、その手前にある小さな門のところまでは、落石の危険性があるので、もうそばまではいけないですが、子供たちがまだ小さかった頃は、下の海岸まで下りて、潮干狩りができるようになっていました。オタモイにくる度に、何か別の世界に迷い込んだ気がして、昔の人たちは、ここをめがけて、遊園地で遊んだり、料亭も、高級なものと、大衆食堂的なものと分かれていて、演舞が毎晩執り行われていたことを想像しながら、海を眺めていました。
彼女とのお散歩は、イマジネーションの共有の連続。
小樽は、一つとして同じ景色に遭遇することはなく、第六感までを決して飽きさせない場所。
オタモイが、これから再開発されるニュースを最近きいて、「龍宮閣」と聞いたら、日本人ならではの、独自の世界観がどんどん浮かぶような場所になればいいなと話していました。
2022.9.1FRANK WEBER Live in Hokkaidoのご案内
9月がはじまりました。
今日は、お天気が非常に不安定で、札幌に向かう高速道路からは、札幌のビル群が蜃気楼のように見えて、とても幻想的でした。
季節は、芸術の秋へ。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2019年から、「アートが音楽と出会うとき」において、「人間の心の探求」を創作活動を通して交流してきた、コラボレーティブパートナーのFrank Weber氏が3年ぶりに来日しています。
そして、彼のピアニスト、ヴォーカリストしてのソロライブが、北海道の有志たちによって企画されました。
長いキャリアの中でのオリジナルソングはもちろん、JAZZをベースとした様々な楽曲も間近で聴ける、大変貴重な機会となります。
ご予約はこちらからどうぞ
滞在の本拠地である、小樽では、小樽MUSEにて10/15に開催。(小さなカフェレストランですので、25-30名様の定員となっています。現在のところ、すでに、半数以上のご予約をいただいておりますので、ご興味のある方は、お問合せはお早めにしていただいた方がいいかと思います。)
また、今回は、美唄市にある、安田侃氏のミュージアムギャラリーがある、アルテピアッツァ美唄のホールでのソロライブ10/16も開催できることになりました。(美唄公演も、コロナ禍なこともあり、定員は通常の半分くらいを予定していますので、早めのご予約をお勧めします。)紅葉が一番綺麗な頃に、アルテに行けると思うと、今から本当に楽しみです。
2022.8.30銀河から届く、秋の灯り
遠い銀河から届く、秋の灯りを創りました。
朗読「銀河鉄道の夜」盛岡公園にて、販売させていただけることになり、限定数ですが盛岡にお持ちします。
銀河に私たちを連れて行ってくれる、女優・栗田桃子さんの新しいコスチュームに合わせて、北方のスレートブルーを意識しました。
香りは、人間の歴史で、大昔から親しまれてきた、大地に根を下ろす樹木、フランキンセンスに、鼻からスッと秋風のように抜けていく、ペパーミントのエッセンシャルオイルをブレンドしました。
盛岡公演で、皆様にお会いできますことを楽しみにしています!
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2022.8.29夏から秋へ、神威岬にて
積丹にある神威岬。
小樽の自宅から1時間ほどのドライブで、そこに見えた景色は、360度の別世界でした。
神威岬の突端まで、歩いて30分ほど。現在では5代目となる灯台にたどり着きました。
この灯台は、1888年に初めて建設され、当時は電気ももちろん通っていないので、毎日3人の人員でランプを持ち、4キロの舗装されていない山道を歩き、任務を果たしていたそうです。
岬の突端に立つと、そこまで歩いてきた道のりを囲んでいた雄大な景色と大地そのものから、秋の味が微かに混ざった風とともに、何か覚悟するものを背中からぐっと押してくれるような、そんな感覚になりました。
初めて、全員でではないけれど、小さな家族と訪れた積丹。
血は繋がっていないけれど、尊厳を持って、いつも心の中に進んで入ろうとしてくれる、友人たちの顔。
いざという時に、色んな選択肢がある中で、
柔らかで、真剣で、多角的な見方で、一番大切な「話し合い」を重ね、未来に向けて努力しあえる、
かけがえのない人たち。
いろんな想いが交錯した夏の終わり。
日々、少しずつ空が遠く見えるようになりました。
今週のどこかで、地元の友達が誘ってくれた小樽散歩が楽しみになってきました。
2022.8.15朗読「銀河鉄道の夜」盛岡公演のご案内
Milky Way Projectによる、朗読「銀河鉄道の夜」盛岡公演のご案内です。
文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)
「JAPAN LIVE YELL project」
アーツライブ岩手2022
街なかアーツライブ盛岡
「一人芝居・一人語りフェス」
朗読「銀河鉄道の夜」
9/16(金)19:00開演
9/17(土)13:30開演
会場:もりおか町家物語館 浜藤ホール
原作:宮沢賢治
演出:鵜山 仁(文学座)
出演:栗田桃子(文学座)
照明:坂口美和
音響:日下部麻理
音響操作:金子幸世
映像:浦島 啓
音楽:フランク・ウェバー
舞台美術:米澤 純(Jun’s Light)
演出助手:谷 こころ
一般 2000円
大学生以下 1500円
【ご予約・お問い合わせ】
いわてアートサポートセンター
TEL019-656-8145(平日10:00~18:00)
メールでのお問い合わせ:caravan@iwate-arts.jp
主催:アーツライブいわて実行委員会 NPO法人いわてアートサポートセンター 公益社団法人日本芸能実演家 団体協議会
共催:盛岡市
後援:岩手県 岩手県文化振興事業団 岩手県芸術文化協会 岩手日報社 朝日新聞盛岡総局 読売新聞盛岡支 局 毎日新聞盛岡支局 産経新聞盛岡支局 河北新報社 盛岡タイムス社 岩手日日新聞社 NHK 盛岡放送局 IBC 岩手放送 テレビ岩手 めんこいテレビ 岩手朝日テレビ エフエム岩手(順不同)
2022.7.30「夏灯りの福袋」限定販売のお知らせ
小樽から、夏灯りの福袋を、今年も期間限定(8/1-10)でお届けいたします。
お家でゆっくりと、お盆期間を過ごされることをイメージして創った、夏灯りのセット。
ご興味のある方は、
こちらからどうぞ。
2022.7.22My home of heart, Otaru
天狗山から吹く風が、日本海からの風と出会う時。
昨日は、久しぶりの晴天で、我が家から車で15分ほどで、天狗山の山頂に行けるので、午後のひとときを山頂で過ごしました。
真っ青で丸みを感じる海と陸の連なりが、本当に綺麗でした。
海の色が、毎日変わる小樽。
心の家としか言いようがない場所です。
2022.7.14夕暮れにみえたもの
7月も半ば。今日から、小樽で一番大きな住吉神社で、久しぶりにお祭りが催され、小樽も少しずつ普段の活気が戻ってきました。
それでも、耳に入ってくるのは、コロナ感染の爆発的な拡大のニュース。
さすがに、肩を落としてしまうような気持ちです。気をつけていても、感染してしまう時の気持ちを想像すると、メディアに流されているあの数の人たちが、そういった恐怖だったり経済活動に直結することを考えると、眠れない夜が続いたりと、慣れでは解決できない、難しさが、まだ長期間にわたって私たちの前に立ちはだかっているような、そんな気持ちになります。
写真にあるのは、先日の札幌から小樽の街に入った時の夕暮れの空です。
海に映っているであろう太陽は、この空をこんなに綺麗に照らすほど、輝いているのだろうと思っていました。
最近社会では、本当にいろんなことが起こり、情報としてついていくのも大変だけれど、どこかで、私自身、消化しきれないほどの情報量とその速さに、物事の本質を見失ってはいないかと思ってしまいます。ある大半の意見が、短い間に台頭して、今まであったことも全部すっ飛んでしまうくらい、強烈な社会の波になっていくような気がしています。物事に対して、自由でいろいろな考え方を持つことは、大事だけれど、本質を見つめないで、そのまま大衆の意見やメデイアの意向に飲まれてしまい、気づいた時には、背景にあったことも、立ち止まることもできないまま消えていくような気がして仕方がありません。
時間はかかっても、本質を自分の心の近くに置いて生きることは、とても勇気のいることだと思います。
少しずつ、その勇気に光を当てられるような作品を創っていこうと思います。
2022.7.2蕎麦職人
先日は、打ち合わせとお届けをいくつかするために、昼間、久しぶりに札幌に出かけました。
初めて連れて行ってもらった、その方の秘密の蕎麦処。
北海道は、本当にいろいろなお蕎麦の形楽しめるところですが、こんなに感動したお蕎麦の味は初めてでした。
お蕎麦、天ぷら、おつゆ、蕎麦湯。
蕎麦職人の、丁寧さと、年げつをかけて培ってきた味の説得力と、決して押し付けない控えめさ・優しさとの混在したものが、一口一口、丁寧に味わいたい気持ちにさせてくれたというか、色んな意味で刺激になりました。
ずっと続けていくことの喜び、沸き起こるより良いものを創出すエネルギーとイマジネーション、そして難しさと忍耐と、覚悟と決断。そういったものが、一つの車輪になって走り続けてこられたんだ…と、お腹はもちろん、胸もいっぱいになって小樽に帰りました。
また頑張ろう。
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