Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

Jun's Light - GALLERY - Sanctuary

明日はオープニング

昨日は、搬入の日でした。
今回、個展に協力してくださいます、小樽の吹きガラス職人のKIM GLASS DESIGN 木村直樹さん、そしてフラワーデザイナーの佐藤かずきさんと、トキワミドリさんがいらっしゃいました。

個展のテーマ、Beacon of Light 希望の光を軸に、それぞれが表現してくださるガラスの作品群と空間演出。

画像にあるのは、木村さんの作品の一つ、オブラート -Oblaat-。

「オブラートに包む」
言葉、表現、表情、おくすり、、、
良くも悪くも、オブラートは優しさでできている。

形も、Jun’s Lightのキャンドルのサイズに合うように、創ってくださいました。

「オブラート」から見える光。

会場で是非体感してくださいね。

そしてフラワー演出のお二人の作業中の画像もご紹介です。
皆様をお迎えする、榊のリース。

佐藤かずきさん作のリースは、日本人の心に宿る、自然崇拝と日常生活を取り入れた、心が滑らかで透き通ったお水で洗われるような作品。

そして、画像にあるのは、トキワミドリさんのキャンドルの光を優しく包み込むフラワー演出の一コマ。
お二人の、「人の気持ちに寄り添う」技術とセンス。

胸がすでにいっぱいです。

明日から、静かな気持ちで、皆様をゆったりとお迎えいたします。
素敵な記憶になるような空間になりますように。

尊厳の境界 A Border Wall for Sanctity

個展まで1週間を切りました。

今日は、一日、個展を音で彩ってくれるFrank Weber氏がこの個展のために書き下ろした楽曲を聴きながら、ギャラリーとなる自宅を見回して、どの作品がどこに来るかなど、イメージを膨らませていました。

フランクとは、2019年より、Arts Meets Music 「アートが音楽と出会うとき」を基に、二人で個展のテーマとなるものを、それぞれの立場で捉えながら、個展の空間を創ってきました。特にコロナ禍で、日本とNY間では、時空間を共有することなく、リモートでそれぞれが創作する形をとってきています。でも、それが今できる精一杯の共同制作の形であって、またその状況下ならではの「想像力」も、育んでこれたと思います。

今回のテーマ、「Beacon of Light」は、かすかに見える希望の光。
この2年半の間、世界的な共通項になったパンデミック禍を背景に、様々な歴史が刻まれてきました。
人間として、その一つ一つに、大切なものが流れているのかと問いた時に、私の中で、「尊厳の境界」という、とても壊れやすく、もろいものを、どうやったら消さずに歩んでいけるのかを、私たちに問いかけられているのではと、感じるようになりました。

私は、蝋燭の灯り、そしてワックスアートという、とても壊れやすくてもろいものを創っています。
だからこそ、その境界線を意識した作品を創作していくことは、小さくても何か意味があるのではないかと思います。

心の平静が宿る家。
私たちの心のかたちとなる「家」で、その表現が素晴らしいアーティスト達とできることに、心をときめかせながら、皆様をお迎えしたいと思います。

Earth tones and pastels,
Images that float as melodies that seem to rest upon a single note.
Melancholic moods, solitary themes
Geometric patterns like something from a dream.

Harmonies and textures 
so pure they touch the soul,
colors soft and subtle 
shape the parts into a whole.

Dissonance in resonance, symmetry divided –
something there that’s absolute, and something undecided.
Implicit conversations, childlike and profound
The music of the Cosmos is heard – without a sound.

Poem by Frank Weber
Anima Mundi Pub. copyright 2021

祈り Prayers

この作品は、喪失感とその先にみる光をイメージして創りました。
私自身は、キリスト教徒ではありませんが、私の周りにいるキリスト教徒のお友達が、実際にこのパンデミック下で、ご家族を亡くされたり、いまこの瞬間も危篤の状態でいることをきっかけに、祈る一心で創りました。最近のパレスティナ自治区の惨事をみても、宗派や信じるものは違っても、祈る気持ちは、どんな人でも一緒なんだと強く思います。
会いたくても会えないどころか、自分の命がどうなるのかわからずに命の灯火が消えてしまって、本当にしたかったお別れもできずに、全ての苦しみを受け入れるしかない人たちが、想像を絶する数いるのだと思います。ボーダーレスな祈る気持ちを灯りにしました。

Between Hellos

”Between Hellos”は、元々Frank Weber氏の曲からインスピレーションを得て制作しました。この曲は、ジャズのメロウなワルツで、アルバムがリリースされた2010年から、ずっと私の心に深く響く歌であり続けています。
ただ単にセンチメンタルな気持ちになる以上に、特に昨年から長く続いているパンデミックの先の見えない状況下で、離れている大切な人々を想うことを、作品にすることで、自分自身もどこかで折り合いをつけることができる気持ちになったのかなとも思います。
初めは、ワルツからトライアングルのシェイプで作品を構成していました。でも、それがいつの間にか、円になって、円の中心や構成要素となる感情、そしてその周りの世界をもっと描きたいと思うようになっていきました。多分、自分の心をつくるのは、自分自身だけではなく、相手からもらえる気持ちだったり、人の心に届きたい(届けたい)想いだったりするのかもしれません。円がバラバラに遠く離れてしまっているときに、私たちの心は、バランスを大きく崩してしまうけれど、それを受け入れざるを得ない状況を、優しく受け止めたくて創りたいと思ったのかもしれません。

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