私が師匠のキャンドルを日本に紹介し始めた駆け出しの頃から、大丸札幌店様には、17年に渡り、本当に様々な経験をさせていただき、皆さまにお会いできる機会を与えていただきました。2008年からは、宮平桐さんとクリスマス展を毎年開催し、一歩ずつ足跡を二人でつけていきました。そして、2020年。門出の「GATE」展を持ちまして、大丸札幌店での展示会は最後となりました。これまで育てていただいた、全ての方々に、新しい二人の世界を、作品を通して感謝の気持ちをお伝えして行きたいと思っています。2021年のクリスマス展をどうぞお楽しみに！
2012年からは、私の思うままのスタイルで、個展を開催しています。個展は、皆さまと、日頃お会いできない分、ゆっくりと目を見てお話ができたり、とても大切な時間となっています。自分から純粋に出てくる作品はもちろん、私がこれまで深く影響を受けた芸術家や史実、哲学者のエッセンスを、色と質感でキャンドルに表現してみたり、音楽から見える心の情景をワックスアートと共にお届けしています。
アートディレクション岡田善敬とイラストレーション倉橋寛之で作り上げるアート作品とのコラボレーション企画。10周年を記念して、ユニークなオバケの学校をイメージした空間に灯りを合わせました。
2017年は、ワックスウォールアートをもう一つの表現に加えた、大切な年となりました。宮平桐さんとのコラボレーション企画、「Silence 不動なるもの」を札幌Space Symbiosisにて開催。モノトーンの世界を通して、「何も変わらない大切なもの」を、お互いの創作を通して育んだ展覧会となりました。
小樽・銭函の海を背景に、ジュエリーデザイナーのDONO小森愛さんと創り上げたインスタレーションの空間。みえないものを、静かに自分の感覚に任せながら表現すること。愛さんとも、あまり言葉を交わすのではなく、「そばにいる」ことが、創作を通したコミュニケーションとなり、海辺の空間を優しく包んだ日々となりました。
愛について
愛と色
グリーンは、静かで、いつも周りにある愛
白は、疲れた時に求める愛静かな愛
後から感じる愛
愛に応えようとする愛
出会ってからの、育てる愛
