2025.6.21旅の記憶 #1
今日はもう、6月の夏至。
今月に入り、さて、ゆっくりと旅を振り返り、皆様に旅の記憶を共有できればと思っていたら、ちょっと疲れが出たのか、体調を崩してしまいました。ずいぶん長く療養にかかってしまい、ブログの更新が今日になってしまいました。楽しみにこのブログを読んでいただいていた皆様、ご心配をおかけしまして申し訳ございませんでした。やっとまた動き出せる体制が整いましたので、ご安心ください。
今日から、少しずつ旅を振り返っていきたいと思います。

旅の記憶 #1
5月7日。
初めて、新千歳空港の国際線のターミナルから、韓国の仁川に向けて出発しました。
北海道からは、日本列島の日本海側に沿って南下していきました。地震の影響が著しい能登のエリアもはっきり見えて、空から復興している能登半島とその周辺の人々に想いを寄せました。能登の前は新潟や鳥取、九州も見えてきて、地震の地域は全国なんだと痛感した時間でした。

3時間がもう直ぐ経つ頃、たくさんの島が浮かぶ仁川の地域に入ってきました。今回は17時間のトランジットでの仁川の滞在で、明日は早い出発なので、エネルギー温存でホテルでゆっくりと過ごすことにしました。

降り立つと、時間帯もあったのか、ほとんど人もいないで、入管は私がトップバッター。今は全てオートメーションが進んでいて、パスポートをかざしたら、検査官にGo Goと言われ、1分もかかりませんでした。

荷物の引き取りもなかったので、そのまま到着ゲートに着いたら、早速喉の渇きを潤すのとお金を使う練習をしようと現地のスタバみたいなところに行ったら、アイスコーヒーみたいなものがタッチパネル(これも全部オートメーションで、いちいち戸惑いました)にあり、それをタップしたらあっという間に準備されてお姉さんに呼ばれました。すごく喉が渇いていたので、ほぼ一気飲みの勢いで啜ったら、なんとこの味!!!コーヒーにオレンジジュースが混ざっていて、最初ごっくんしていいかどうか戸惑ったくらいの不思議な飲み物だったのです。でも、飲み進めていくと、実はちょっとクセになるくらい、それぞれ違った苦味のマリアージュが美味しくなってきて、日本に帰ったらお家で作ってみようと思ったくらいでした。

ホテルにチェックインしたら、目の前にロッテマートがありました。YAY🎶 私の旅のスタイルは、まず現地のスーパーに入ること。お夕食はそこのデリで韓国ならではの日常のお惣菜を色々と選んでお部屋で食べようと思いました。スーパーに入ってまずびっくりしたのが葉物のお野菜の種類の多さでした。多分、焼肉でサムチェとか、サラダにしても、とにかくいろんな葉っぱが売っていて、サラダ好きの私としては、なんでもっと仁川に滞在できるプランにしなかったのかと早速後悔。焼肉も日本のスーパーで売っているお肉や魚介のパックの2倍〜3倍はある大きなパックで、ありとあらゆるお肉の部位とたこやイカや貝類のグリル用パックが所狭しと置いてあって、地元の方たちが大きなカートにどんどん入れて行ってました。

写真は魚介のこれでも一番小さいパック。焼肉したい〜!
なんとなくですが売られている一つ一つの食料品の量がアメリカンサイズな感じでした。乳製品のチーズやヨーグルト、キムチ、お茶類やコーヒー、パンや冷凍食品の種類もすごかったです。レジのおばさんはすごく優しくて、初めてキャッシュでのお買い物だったので、丁寧にお釣りを数えてくださって、常連になりたくなりました。
ホテルにそのまま帰り、お惣菜を葉物と一緒に頬張り、その晩はゆっくりと寝て次の日に備えました。
早朝の仁川空港。朝の7時前なのにものすごい人でごった返していました。今回息子が、1年前に世界旅行した時のブッキングポイントを使って空港のラウンジを使えるようにしてくれていたので、朝ごはんはラウンジでゆっくりと食べることができました。

ビュッフェスタイルで、韓国ならではの体に優しいお豆腐のスープや朝から目移りしすぎて、少しずつにしました。
さて、朝ごはんもしっかり食べて、これでチェコ共和国のプラハへ、12時間の旅のスタートです。

2025.5.28無事に帰国いたしました

約3週間の旅行を終え、小樽の自宅に戻りました。
旅行中、皆様にブログで旅の様子を共有させていただく予定でしたが、私のホームページのサーバーのセキュリティが海外に対して働いて、ブログ更新のアクセスが閉ざされてしまいました。代わりに、インスタグラムで幾度かシェアをさせていただきました。楽しみにブログを読んでいただいていた皆様、ご不便をおかけし申し訳ございませんでした。
リアルタイムではありませんが、ゆっくりとこれから旅の記憶を辿って、旅先で感じたり学んだことなどを、写真を交えながら書いていければと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
米澤 純

2025.5.9皆様へ、ブログの更新に関するお知らせ
私の旅中のブログの投稿を試みたところ、サーバーが海外からのアクセスに制限がかかっているため、ホームページでのブログの更新は、帰国後の5/27以降となりますこと、何卒ご理解をどうぞよろしくお願いいたします。
この間は、代わりにInstagramにて、画像などを皆様と共有させていただきます。ご不便をお掛けして申し訳ございません。
Jun’s Light
米澤 純
2025.5.35月の休業のお知らせ
5月に入りました。
ここで、皆様に休業のお知らせがございます。
誠に勝手ながら、5/6から5/27まで、オンラインショップ及び、作品のご注文・制作をお休みさせていただきます。
お休みの期間、自分自身、いろんな意味で「インプット」ができるように旅に出かけてくる予定です。
時折、こちらのブログやInstagramにて、行く先々で感じたことなどを皆様とシェアできればと思っていますので、時々覗いてみてくださいね♪
Jun’s Light
米澤 純
2025.4.30水仙の季節
4月も今日が最終日となりました。
ゴールデンウィークに入り、MUSEも連日忙しい日々となっています。
遠くから小樽を目指して、MUSEにお越しくださる方々にも主人と、「本当にありがたいのと同時に、来て良かったと思っていただけるように頑張ろう」と、キッチンで気合を入れていました。
洞爺から小樽に移住した父も、ご近所さんにも恵まれて、毎日穏やかで楽しい日々を送っているようです。
そんな中、近い将来に洞爺のお家にまたあかりを灯してくださる方が見つかり、父も心から喜んで、先日二人で改めてお家のお掃除に行ってきました。

雪もすっかり溶けてお家のある道沿いには春の野花がどんどん芽を出して、母が好きだった水栓と勿忘草が咲き始めていました。36年間過ごしたお家が、こうしてまた新たな歴史を刻んでいくことに、父も感慨深い表情で眺めていました。
春はやがてやってくると思いながらの冬の日々が、もう気づけば4月も終わり。
これから北海道は一気にお花の季節に突入です。短い春夏を楽しみたいと思います。
2025.4.254/25~5/2期間限定☆GW灯りの福袋を販売します
本日、4/25の20:00から、5/2 23:00まで、期間限定にて「GW灯りの福袋」販売いたします。
お家で春の風を感じながらゆっくりと灯りを囲んで過ごされることをイメージして、灯りのセットをご用意しました。
今年は、販売終了の日時が例年よりも早めとなっておりますので、あらかじめご了承くださいませ。
素敵なお休みの期間となりますように♪
オンライショップへは、こちらからどうぞ
2025.4.19本日開幕☆コスチュームジュエリー展

遂にオープニングを迎えたコスチュームジュエリー展。
昨日は、今回の展覧会を司る小瀧千佐子さんの講演会に出席してきました。
図録から、長年の小瀧さんのコスチュームジュエリーに対する熱い想いが伝わってきていましたが、実際にお目にかかりその誠実な眼差しと優しいお人柄にすっかり魅了されました。ガブリエル・シャネルが残した言葉で、「流行は変わるが、スタイルは永遠」「モノの価値とは、自分自身が決める」と言ったように、明確なテーマに基づくコレクションこそ、コスチュームジュエリーなのであることを私たちに様々なエピソードと共に伝えてくださいました。このことは、様々なことに通じると、深くこころに刻まれた感覚になりました。

講演会後に小瀧さんと一緒に記念写真♪ 束の間でしたが、とっても素敵な時間を過ごさせていただきました。




春の芸術の森にぜひ足を運んでみてくださいね。
コスチュームジュエリー - 美の変革者たち –
シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより
2025年4月19日(土)~2025年6月22日(日)
札幌芸術の森美術館
コスチュームジュエリー展の詳細は、こちらからどうぞ
2025.4.12いよいよ明日☆石井誠さんの個展オープニング
今朝は雲ひとつない天狗山の空。
海の方を見ると霞が出てて、ちょうど10時ごろにいつも出航するフェリーがゆっくりと日本海の向こうへと進んでいっているのを見ることができました。気温も目覚めた時には10度を超えていたので、春の息吹を感じながらMUSEのランチにウォーキング出勤しました。

さて、明日から2日間、札幌・宮の森にあるレストランLe Muséeのシェフ、石井誠
さんの個展・「余白の散乱」がオープニングを迎えます。お料理を創り出すシェフ、そして陶芸家でもある石井さんの創造の世界。今回光栄にも、会場をフラワーデザイナーの益田祐貴さんのフラワーアレンジと灯りで彩ることになりました。キャンドルは夜の部の16時から点灯予定となっています。

毎日の暮らしを、器を通して、食を通して、花を通して、灯りを通して、その人ならではの豊かさを深めていけるお役に立てますように。。。お近くの皆様、ぜひいらしてくださいね!

以下、石井さんの言葉です。
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個展「余白の散乱」
心の中を浮遊するカタチの無い意識。
それは、浮かんでは消え、また浮かんでは消える。
僕は、その造形や色、質感を掴まえてカタチにしたい。
作陶の中で起こる偶然性、その一瞬の表情は、僕にとって発見であり、自然美そのものに感じます。
その無器の中にある<偶然美>を愉しんで頂ければと思います。
皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。
石井 誠
第三回個展:余白の散乱
会期:2025年4月13日(日)・14日(月)
第一部(昼)12:00~15:00
第二部(夜)16:00~19:00
会場:ル・ミュゼ
住所:札幌市中央区宮の森1条14-3-20
ゲストにキャンドルアーティスト米澤純氏を招き、会場を演出します。<ロウソクの灯り>の持つ固有の光は、常に儚さを内包し、同時に希望にも似た『生』を感じます。器とキャンドルの光が、どのような表現を生み出すか。心に残る時間を創り出したいと願っております。
Jun’s Light 米澤 純
ゲストにフラワーデザイナー益田祐貴氏を招き、会場をデザインします。春の柔らかな光、植物、器、それぞれが重なり、溶け込むような空間をイメージしております。それは<ジャズ>のセッションのように自由で即興性に富んだ調和を皆さまに愉しんで頂ければ幸いです。
Jaz flower shop 益田 祐貴
MAKOTO ISHII プロフィール
2005年 ル・ミュゼをオープン
2020年 店内にアトリエを設ける
2022年 個展『我多の集積』
2023年 個展『思考の痕跡』
2024年 自身の陶芸デザインブランド<テロワール・デザイン>を開設
2025年 ル・ミュゼ20周年、新たな創造への跳躍

2025.4.5コスチュームジュエリー展☆展覧会の灯り(第二弾)
4月も第一週目。小樽の街にも小樽商科大学に通う学生さんたちが歩いている姿をよく見かけるようになりました。
MUSEにも、4年間頑張ってくれて3月に卒業したアルバイトのスタッフさんの後任で、この春入学したばかりの一年生さんにタスキが渡る形になりました。そんなこんなで、今週は私もフロアの指導係でMUSEでシフトに入っています。娘よりも一つ下の18歳。可愛すぎて思わず主人と顔がお互いにほころんでいるのがわかって、ニヤニヤしてしまいますが、お仕事を一生懸命に覚えようとしてくれているのが嬉しくてこちらも最大限にサポートしたいと思っています。

さて、札幌芸術の森美術館で4月19日からオープニングのコスチュームジュエリー展の展覧会の灯りの第二弾をご紹介します。
私の今までの作風から、少し違う雰囲気のキャンドルデザインなので、驚かれるかもしれません。でも、今回せっかく「コスチュームジュエリー展」なのだから、ちょっとアングルを変えてみました。

第二弾のデザインも、第一弾の「クロス」に続いて、時代を超えた普遍的なシンボル、HEART「ハート」にしました。
ロマンチックなハートのシンボルに、春夏のパステルカラーのグラデーションをぎゅっと閉じ込めました。火を灯すと、1950〜60年代のガラスビーズやラインストーンのコスチュームジュエリーが爽やかに蘇るイメージで制作しました。
色が作りだす夢やファンタジー、そして今の時代を少しでも反映した何かを表現できたら…と思いました。
気持ちがちょっとだけふんわり楽になるような、現実を少し明るくするような、優しい気持ちになれますように。
コスチュームジュエリーの歴史が刻んできた「スタイル」を意識して、自由な気持ちになりながら、特に夢を持つ若い方々もイメージしながら製作していました。

コスチュームジュエリー - 美の変革者たち –
シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより
2025年4月19日(土)~2025年6月22日(日)
札幌芸術の森美術館

コスチュームジュエリー展の詳細は、こちらからどうぞ
2025.4.1コスチュームジュエリー展☆展覧会の灯り(第一弾)
4月になりました。
新しい年度になり、私の周りにも卒業、進学、退職、就職の節目を迎えた人たちが多く、気持ちを新たに持って歩んでいく前向きな風が吹いています。

さて、先日ご案内しました札幌芸術の森美術館にて開催予定のコスチュームジュエリー展。4月19日よりいよいよオープニングです。

開催に先駆けて、ここ数日は、「展覧会の灯り」の製作に励んでいます。写真は第一弾、CROSS 「クロス」。
欧米諸国の歴史において普遍的なシンボルの一つ、十字架をモチーフに、コスチュームジュエリーでよく使われたメタルとガラス、ラインストーンの質感を組み合わせて灯りにしました。
現代のファッションアクセサリーにおける十字架のイメージは、戦前の、より厳格で宗教的な意味を持ち合わせていた時代と比べると、より多様化してもっとカジュアルに使用されるモチーフになったと思います。今回、敢えてこのモチーフを選んだのは、一つのシンボルが時代を超えて人々の心に宿り続けてきたこと、また信仰心がもたらす他信仰への理解や尊厳にも繋げていっていることへの深い敬意を、作品にそっと内胞できればと思いました。今回のコスチュームジュエリー展で展示されるグリーンカラーは、とても華やかで、ポップでもあり、デザインからさまざまなストーリーをイメージさせてもらえる構成になっていたことも、私の中では春の「クローバーグリーン」をつくるきっかけになりました。クロスのモチーフは歴史を感じるラステッドブラウンにゴールドとラメで一つ一つ描きました。灯りをともした時に、1910~20年代にタイムススリップしていただければと思います。
コスチュームジュエリー展の詳細は、こちらからどうぞ
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