Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

ブログ Blog

2022.7.22My home of heart, Otaru

天狗山から吹く風が、日本海からの風と出会う時。
昨日は、久しぶりの晴天で、我が家から車で15分ほどで、天狗山の山頂に行けるので、午後のひとときを山頂で過ごしました。

真っ青で丸みを感じる海と陸の連なりが、本当に綺麗でした。
海の色が、毎日変わる小樽。
心の家としか言いようがない場所です。

2022.7.14夕暮れにみえたもの

7月も半ば。今日から、小樽で一番大きな住吉神社で、久しぶりにお祭りが催され、小樽も少しずつ普段の活気が戻ってきました。

それでも、耳に入ってくるのは、コロナ感染の爆発的な拡大のニュース。
さすがに、肩を落としてしまうような気持ちです。気をつけていても、感染してしまう時の気持ちを想像すると、メディアに流されているあの数の人たちが、そういった恐怖だったり経済活動に直結することを考えると、眠れない夜が続いたりと、慣れでは解決できない、難しさが、まだ長期間にわたって私たちの前に立ちはだかっているような、そんな気持ちになります。

写真にあるのは、先日の札幌から小樽の街に入った時の夕暮れの空です。
海に映っているであろう太陽は、この空をこんなに綺麗に照らすほど、輝いているのだろうと思っていました。

最近社会では、本当にいろんなことが起こり、情報としてついていくのも大変だけれど、どこかで、私自身、消化しきれないほどの情報量とその速さに、物事の本質を見失ってはいないかと思ってしまいます。ある大半の意見が、短い間に台頭して、今まであったことも全部すっ飛んでしまうくらい、強烈な社会の波になっていくような気がしています。物事に対して、自由でいろいろな考え方を持つことは、大事だけれど、本質を見つめないで、そのまま大衆の意見やメデイアの意向に飲まれてしまい、気づいた時には、背景にあったことも、立ち止まることもできないまま消えていくような気がして仕方がありません。

時間はかかっても、本質を自分の心の近くに置いて生きることは、とても勇気のいることだと思います。
少しずつ、その勇気に光を当てられるような作品を創っていこうと思います。

2022.7.2蕎麦職人

先日は、打ち合わせとお届けをいくつかするために、昼間、久しぶりに札幌に出かけました。
初めて連れて行ってもらった、その方の秘密の蕎麦処。
北海道は、本当にいろいろなお蕎麦の形楽しめるところですが、こんなに感動したお蕎麦の味は初めてでした。
お蕎麦、天ぷら、おつゆ、蕎麦湯。

蕎麦職人の、丁寧さと、年げつをかけて培ってきた味の説得力と、決して押し付けない控えめさ・優しさとの混在したものが、一口一口、丁寧に味わいたい気持ちにさせてくれたというか、色んな意味で刺激になりました。

ずっと続けていくことの喜び、沸き起こるより良いものを創出すエネルギーとイマジネーション、そして難しさと忍耐と、覚悟と決断。そういったものが、一つの車輪になって走り続けてこられたんだ…と、お腹はもちろん、胸もいっぱいになって小樽に帰りました。

また頑張ろう。

2022.6.27神戸

週末の神戸で、異人館めぐりを初めてしてきました。

その中でも、戦争がかつて神戸に外国人として住んでいた家族を、数奇な人生へと導いていくエピソードが、心に突き刺さりました。日本で健やかに成長していた少女も、敵国となってしまった祖国に帰り、故郷の神戸を想いながら、80歳にしてやっと来日できた実際にあった物語。

歴史をつくる私たち一人ひとりが、歴史を学んで平和を紡いでいく責任を感じながら、猛暑の神戸を歩きました。
写真を撮りましたので、いくつかシェアさせていただきますね。

2022.6.20個展終了

個展 「小樽の家で、灯す – Beacon of Light-」は、本日をもちまして、終了いたしました。

四日間の開催中、本当にたくさんの皆さまにご予約をいただき、小樽の天狗山の麓まで足を運んでいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。

灯りが、心に寄り添う瞬間を体感していただけていたら、幸いです。

小樽の灯りの文化を、
これからも、ゆっくりと、
育んでいきます。

今回、協力してくださった、素晴らしいアーティスト達:

吹きガラスの
KIMGLASSDESIGNの木村直樹さん

フラワーデザインの
佐藤かずきさんとトキワミドリさん

そして、Frank Weber氏の音楽。

DM制作、デザイナーの
倉橋寛之さん。

ディスプレイの日に駆けつけて下さった、宮平桐さん。

家族と友人たち。

心からありがとうございました。

2022.6.20個展のご予約状況(6/20更新)

連日、個展ご観覧のご予約を誠にありがとうざいます。
本日6月20日現在、ご予約人数にまだ余裕がある日と時間帯は、以下の通りです。

6/17 終了しました
6/18 終了しました
6/19 終了しました
6/20 (月) 人数によってはご案内できる場合がございますので、まずはお問い合わせください。

お問い合わせ・ご予約はこちら

個展
小樽の家で、灯す。(その一)
Beacon of Light

会期:
2022 6/17 (金)〜20(月)
(11:00〜19:00)

会場:
北海道小樽市最上
※できるだけ、ごゆっくりと、安全に安心してご観覧していだたくために、完全ご予約制とさせていただきます。
ご来場される日時がお決まりの方は、下記のメールアドレスより、ご予約をお願いいたします。
(お名前、ご来場日時、ご連絡先を明記のこと)Jun’s Lightからの確認メールにて、ご予約完了となります。

ご予約時の返信メールに、最寄りの目印、会場の周辺地図をPDFファイルにてお送りいたしますので、ご参照ください。また、お車でお越しのお客様は、駐車場(会場隣の空き地2台分ご利用いただけます)がございます。
お車でのご来場が多いことから、念の為、ご予約時に、お車でご来場の旨を記して頂けましたら幸いです。

お問い合わせ・ご予約はこちら

ご来場の皆さまへ
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。

2022.6.18full of love

個展2日目は、夏らしい日差しが心地よい日となりました。

KIMGLASSDESIGN さんの
“full of love”。

キャンドルとガラスで、何倍にも世界観が広がる瞬間。

ゆったりとした時間を、思い思いに過ごされている皆さまと共有できて幸せです。

ご来場を誠にありがとうございました。

2022.6.18個展初日

個展初日。
地元の小樽からも、遠くは稚内からお越しくださった方々もいらしていただき、ありがとうございました。

お天気はしっとりと、終日曇りで、お庭の木々がダークに鮮やかに映える、キャンドルを灯してお迎えするにはぴったりの日でした。

毎時間、各々のペースで皆様ゆっくりとお過ごしいただけているようでよかったです。
皆様口々に、「瞑想できたみたいに、静かな気持ちになりました」と、おっしゃられていました。

今日も、しっとりしたお天気になりそうです。
おひとりお一人の時間を大切に、お迎えしたいと思います。

2022.6.16明日はオープニング

昨日は、搬入の日でした。
今回、個展に協力してくださいます、小樽の吹きガラス職人のKIM GLASS DESIGN 木村直樹さん、そしてフラワーデザイナーの佐藤かずきさんと、トキワミドリさんがいらっしゃいました。

個展のテーマ、Beacon of Light 希望の光を軸に、それぞれが表現してくださるガラスの作品群と空間演出。

画像にあるのは、木村さんの作品の一つ、オブラート -Oblaat-。

「オブラートに包む」
言葉、表現、表情、おくすり、、、
良くも悪くも、オブラートは優しさでできている。

形も、Jun’s Lightのキャンドルのサイズに合うように、創ってくださいました。

「オブラート」から見える光。

会場で是非体感してくださいね。

そしてフラワー演出のお二人の作業中の画像もご紹介です。
皆様をお迎えする、榊のリース。

佐藤かずきさん作のリースは、日本人の心に宿る、自然崇拝と日常生活を取り入れた、心が滑らかで透き通ったお水で洗われるような作品。

そして、画像にあるのは、トキワミドリさんのキャンドルの光を優しく包み込むフラワー演出の一コマ。
お二人の、「人の気持ちに寄り添う」技術とセンス。

胸がすでにいっぱいです。

明日から、静かな気持ちで、皆様をゆったりとお迎えいたします。
素敵な記憶になるような空間になりますように。

2022.6.11尊厳の境界 A Border Wall for Sanctity

個展まで1週間を切りました。

今日は、一日、個展を音で彩ってくれるFrank Weber氏がこの個展のために書き下ろした楽曲を聴きながら、ギャラリーとなる自宅を見回して、どの作品がどこに来るかなど、イメージを膨らませていました。

フランクとは、2019年より、Arts Meets Music 「アートが音楽と出会うとき」を基に、二人で個展のテーマとなるものを、それぞれの立場で捉えながら、個展の空間を創ってきました。特にコロナ禍で、日本とNY間では、時空間を共有することなく、リモートでそれぞれが創作する形をとってきています。でも、それが今できる精一杯の共同制作の形であって、またその状況下ならではの「想像力」も、育んでこれたと思います。

今回のテーマ、「Beacon of Light」は、かすかに見える希望の光。
この2年半の間、世界的な共通項になったパンデミック禍を背景に、様々な歴史が刻まれてきました。
人間として、その一つ一つに、大切なものが流れているのかと問いた時に、私の中で、「尊厳の境界」という、とても壊れやすく、もろいものを、どうやったら消さずに歩んでいけるのかを、私たちに問いかけられているのではと、感じるようになりました。

私は、蝋燭の灯り、そしてワックスアートという、とても壊れやすくてもろいものを創っています。
だからこそ、その境界線を意識した作品を創作していくことは、小さくても何か意味があるのではないかと思います。

心の平静が宿る家。
私たちの心のかたちとなる「家」で、その表現が素晴らしいアーティスト達とできることに、心をときめかせながら、皆様をお迎えしたいと思います。

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