2022.3.8北海道の灯りコレクション「さくら並木」
北海道の灯りコレクションは、私が、2006年、洞爺で工房を初めて構えてから一番最初に製作したシリーズです。
全部で、20種類ある中で、「さくら並木」は、2番めにデザインしたキャンドルです。満開の桜並木が風に舞う瞬間、あのなんとも満たされた気持ちと、一瞬の儚さみたいなものを、色で表現しました。
師匠のクラウディアから教わった、香りの調合の仕方や、灯した時に、実際にワックスが融けていくとき、どのような感じになるか、安全に安心して灯していただけるように、実験を重ねて、たどり着いた形となりました。
先日再登場した、「しずく型」の形でもさくら並木でお創りしましたので、ご興味のある方は、こちらからご覧くださいませ。
2022.3.1ふる里の本「月刊おたる3月号」にエッセイを寄稿しました
今日から3月。
小樽は、朝から春の湿った雪が天狗山から舞い降りています。
今回、ご縁があり、月刊おたる3月号に、エッセイを寄稿しました。
小樽に移住してから、いつも温かく応援をしてくださっている、編集長の藤森五月さんが、私が女優の栗田桃子さんと始めたMilky Way Projectに、とても興味を寄せてくださり、昨年末のクリスマスの盛岡公演のあとに、作家として、また新しいMilky Way Projectをこのコロナ禍で育てていく私の想いを、エッセイに綴ってみないかと、お声をかけてくださいました。
エッセイを書くのは、学生時代以来のことでしたので、本当に自分にできるんだろうかと、不安でしたが、なんとか、3月号に間に合うことができました。今月中は、私の主人が営んでいる小樽MUSEでご自由にお持ち帰りいただけるようになっておりますので、ご興味がある方は、ぜひお手にとっていただけましたら幸いです。また、来月には、アーカイブとして、このホームページのリニューアルに併せて、エッセイをお読みいただけるようにする予定です。
全国でも、非常に珍しい、歴史ある文芸誌、「月刊おたる」は、私たち小樽人にとって、文学と芸術の魅力的なエッセンスが詰まった、地元発信のなくてはならない月刊誌となっています。今年の秋に、700号刊行を記念する大切な年に、このような機会をいただけて、光栄な気持ちと、同時に身の引き締まる思いもしています。
大好きな小樽の一部になれた気がしました。
2022.2.26Peace, please.
いのちを想う。
No War.
Peace, Please.
2022.2.20ピュアなかたち、「しずく」のキャンドル、再登場
2月も、あと10日を切りました。
今日は、これから非常に強い低気圧が北海道を襲う予定で、明日、学期末テストを控えている娘にとっては、JRとバスが運行してくれるか、不安な日となっています。
これでもまだ降るか…という以上に雪が降り続くこの冬。気持ちは春に目掛けて進むだけ!と言い聞かせて過ごしています。
そんな中、型のメインテナンスが終わり、3年半ぶりに、「しずく」型のキャンドルが製作できるようになりました。
きっかけになったのは、展示会でオーダーしてくださっていたお客様でした。いつも亡くなられたご家族やわんちゃんたちのために、灯りをともして偲ぶ時間を過ごされていらっしゃるのを知り、しばらくお休みをしていた形に、また火が灯ったように感じました。
「Raindrop/しずく」には、いろいろな意味が込められていて、何千年も前から、人の心の形成を司るエッセンスのようにも捉えられています。私の旧姓が実は「雫」だったのもあり、小さい頃からこの言葉と形に慣れ親しんできたので、また戻ってきたのも、自然に感じるのかもしれません。
「しずく」のキャンドルは、カスタムオーダーでもお創りしていきます。詳しくは、こちらからどうぞ。
皆さんの、ピュアな想いをかたちにして、様々なシーンで心を照らしてくれることをイメージして、製作に励んでいきたいと思います。
2022.2.16愛のかたち
月曜日は、バレンタインデーでした。
我が家では、ちょうど、MUSEが定休日だったのと、アルバイトの学生さんが、もうすぐ卒業して就職することもあって、今までのお礼とエールの代わりに、アップルミンスパイを作りました。ミンスパイは、お肉とレーズンなどのフルーツを入れた、スパイシーな冬のパイですが、今回は、ミートレスにして、その代わりにリンゴをたくさん入れました。生地から作って、土曜日から具材を寝かして、久しぶりに時間をかけて作ったら、その分美味しさも倍増(!?)した感じでした。
それで、何かに感謝する気持ちって、愛情がないと湧き起こってこない感覚なのかと、ふと思っていました。バレンタインデーは、大切な人たちに、自分の愛情を伝える日として、今までのことを振り返ると、今年ほど、丁寧に時間をかけて準備したことはなかったかもしれません。会える人が限られているから、もっとパイを作って食べてもらいたい人たちの顔が浮かんだけれど、それはそれで、心に想った瞬間の方を大事に、過ごそうとしていました。でも、やっぱり会えないと辛いですね。
翌る日、遠い場所から自宅に届いた、家族に宛てた大きなバラのブーケ。
バラの花と棘を触りながら、色んなことが心を巡ったら、しばらく、無心になり、じっとしていました。
そして…私の一番好きな、平塚のバッハマンのバウムクーヘン。
私がパイを送れなくて、藤沢に住む兄からタイムリーに届いたバレンタインギフト。
お兄ちゃんとは、小さい頃、美味しいものがあると、二段ベッドに毛布でテントを作って、そこを秘密基地にして、超合金達を片手に、お茶会をよくしたものです。
思い返したこと、これからのこと、でも現在を進む感覚。
いろんな気持ちになった、小さな愛がたくさん詰まったバレンタインデーでした。
2022.2.10ミモザの季節
先週末からの大雪は、小樽から札幌の交通網もほぼ遮断状態となりました。
札幌の高校に通う娘も、JRは全面運休、2日間は休まざるを得なく、昨日からは、数少ないバスで何とか学校にたどり着くといった、雪国とはいえ、あまり経験したことのない日々となっています。明日からの三連休、小樽は、「あかり人」がつくる雪あかりの路となります。大々的にはできないものの、街に住む人々が、自然発生的に灯りをともして過ごす真冬の日々は、気持ちがほっこりとなると思います。とはいえ、関東圏の大雪も警報になるかもしれないとのこと、災害のようにならないように、願うばかりです。
今日は、季節を待つ、ミモザのキャンドルを創りました。
優しくて、元気をくれるミモザイエローに火をつけて、皆さんに明るい気持ちになっていただければ嬉しいです。
オンラインショップに、数点ですがアップしましたので、ご興味のある方は、こちらからどうぞ
2022.2.6Sakura in Snow
昨日からの小樽の積雪は、時間単位で言ったら、おそらくこの冬一番かもしれません。
夕方に30センチ分はきれいにしたと思ったら、二時間後にはさらに50センチは積もってるんじゃないかという量で、さすがに気が遠くなりました。本州の日本海側も、ニュースでは、「除雪しきれない程の積雪」とあるので、とても心配です。
そんなこんなで、昨日は雪まみれになりながらでしたが、朝からピンときたものがあって、どうしてもそれを形にしたくて朝から工房に篭りました。雪の量が手伝ったのかもしれません…。明るくてジェントルな色が恋しくて、春の風に桜が舞う情景をキャンドル「Sakura in Snow」にしました。ピンクのグラデーションと、ライトなグレーを織り交ぜて、お花の代わりにお家で灯せたら華やかさが加わるかなと思って、創ってみました。創り終わったら、なんだか気持ちがスッキリ明るくなって、ふと窓に張り付いた雪の層を見ると、何てきれいなのかしら、雪の結晶のかたまりが幾何学上に並んでいました。
小樽で桜が実際に観れるのは、ゴールデンウイーク前後ですが、4月の雪解けの始まりから、ご近所さん達がお庭の準備で忙しくされている光景も、今日の雪景色からは程遠い感じがしますが、これも厳しくても美しい自然との生活だと思って、雪掻きを頑張ります♪ 雪国の皆さん、除雪が本当に大変だと思いますので、お体に気をつけてくださいね。
昨日創作したキャンドルは、こちらからご覧いただけます。いち早く春色をお届けできますように…。
2022.2.2オンラインショップ更新のお知らせ
本日、オンラインショップを更新いたしました。
今月は、冬灯りのセール品も随時アップしていきますので、お楽しみに!
Jun`s Lightのオンラインショップは、こちらからどうぞ!
2022.2.12月のはじまり
冬も深まってきました。
今日から2月。
これは私だけなのか、あまり敢えて人と話したことがないのでわからないのですが、いつもこの季節になると、仕事の合間に、活字を頻りに追いたくなっていろんな読み物をしたり、日常のお掃除なんかも、なんだか細かいところばかり気になって、使い古した歯ブラシを持ってひたすら磨いてたり、新しいピアノの楽曲を選んで、とにかく練習したくなったり…、が始まります。飲み物の嗜好も、大好きなコーヒーからちょっと離れ始めて、たっぷりミルクを入れたアッサムの紅茶に変わったり、不思議なサイクルになります。理由はわからないけれど、一つ言えるのは、「外」よりも、自分の「内」に籠るような感覚が非常に心地よく、できるなら時間を忘れてそうしていたい感じです。皆さんにも、そんな感じになることがあるのでしょうか…。
この時期ならではの、ゆっくりとした時間の流れに、あまり逆らわずに過ごしていこうと思います。
さて、先月は、創作活動をまたひっそりと始めた感じでしたが、それと並行して、実は初めてエッセイを書いていました。それは、小樽で今年創刊70周年を迎える文芸誌、「月刊おたる」の3月号に寄稿するものです。去年、精力的に活動した朗読「銀河鉄道の夜」との関わりを交えながら、小樽の自然と歴史ある街が、私に無限にくれるインスピレーションの源になっていることを、執筆しながら改めて深く感じていました。芸術家たちが信念をもって文化を深めてきた街を、私も一市民として、ずっと大切に想って、ものづくりをしていきたいと思います。
また、来月刊行されましたら、ご案内させていただきますね。
2022.1.30Classicalの灯り
一月もあと1日で終わりとなりました。
最後の週末は、小樽は冬将軍の到来で、気温も最高がマイナス8度と、厳しい冷え込みでした。
キャンドルの工房も、稼働し始めてから、何日か経ち、この寒さを利用して、作品も着々と仕上がっています。
写真は、週の中頃に出来上がった、札幌のボディーケアサロンClassical様のオリジナルキャンドル。
先日、実際にサロンに伺って、感じたことを、灯りに込めました。
サロンで心身共にリラックスした状態を、お家でもゆっくりと保っていただきたいイメージで、お創りしました。サロンのイメージカラーを基調に、優しい色合いでまとめ、キャンドルの底面は、クラシカルさんのサロンのある、黄色い建物の色合いを組み合わせました。香りは、セラピストチョイスのエッセンシャルオイルをブレンドして、上品ですっきりした印象に仕上げました。キャンドルは、サロンの限定販売となっています。サロンのお客さま達に喜んでいただけますように…。
Classical
札幌市中央区南1条西8丁目10番地 PSYCHE 2F
TOP