週末の神戸で、異人館めぐりを初めてしてきました。
その中でも、戦争がかつて神戸に外国人として住んでいた家族を、数奇な人生へと導いていくエピソードが、心に突き刺さりました。日本で健やかに成長していた少女も、敵国となってしまった祖国に帰り、故郷の神戸を想いながら、80歳にしてやっと来日できた実際にあった物語。
歴史をつくる私たち一人ひとりが、歴史を学んで平和を紡いでいく責任を感じながら、猛暑の神戸を歩きました。
写真を撮りましたので、いくつかシェアさせていただきますね。
週末の神戸で、異人館めぐりを初めてしてきました。
その中でも、戦争がかつて神戸に外国人として住んでいた家族を、数奇な人生へと導いていくエピソードが、心に突き刺さりました。日本で健やかに成長していた少女も、敵国となってしまった祖国に帰り、故郷の神戸を想いながら、80歳にしてやっと来日できた実際にあった物語。
歴史をつくる私たち一人ひとりが、歴史を学んで平和を紡いでいく責任を感じながら、猛暑の神戸を歩きました。
写真を撮りましたので、いくつかシェアさせていただきますね。
個展 「小樽の家で、灯す – Beacon of Light-」は、本日をもちまして、終了いたしました。
四日間の開催中、本当にたくさんの皆さまにご予約をいただき、小樽の天狗山の麓まで足を運んでいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
灯りが、心に寄り添う瞬間を体感していただけていたら、幸いです。
小樽の灯りの文化を、
これからも、ゆっくりと、
育んでいきます。
今回、協力してくださった、素晴らしいアーティスト達:
吹きガラスの
KIMGLASSDESIGNの木村直樹さん
フラワーデザインの
佐藤かずきさんとトキワミドリさん
そして、Frank Weber氏の音楽。
DM制作、デザイナーの
倉橋寛之さん。
ディスプレイの日に駆けつけて下さった、宮平桐さん。
家族と友人たち。
心からありがとうございました。
連日、個展ご観覧のご予約を誠にありがとうざいます。
本日6月20日現在、ご予約人数にまだ余裕がある日と時間帯は、以下の通りです。
6/17 終了しました
6/18 終了しました
6/19 終了しました
6/20 (月) 人数によってはご案内できる場合がございますので、まずはお問い合わせください。
個展
小樽の家で、灯す。(その一)
Beacon of Light
会期:
2022 6/17 (金)〜20(月)
(11:00〜19:00)
会場:
北海道小樽市最上
※できるだけ、ごゆっくりと、安全に安心してご観覧していだたくために、完全ご予約制とさせていただきます。
ご来場される日時がお決まりの方は、下記のメールアドレスより、ご予約をお願いいたします。
(お名前、ご来場日時、ご連絡先を明記のこと)Jun’s Lightからの確認メールにて、ご予約完了となります。
ご予約時の返信メールに、最寄りの目印、会場の周辺地図をPDFファイルにてお送りいたしますので、ご参照ください。また、お車でお越しのお客様は、駐車場(会場隣の空き地2台分ご利用いただけます)がございます。
お車でのご来場が多いことから、念の為、ご予約時に、お車でご来場の旨を記して頂けましたら幸いです。
ご来場の皆さまへ
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。
個展2日目は、夏らしい日差しが心地よい日となりました。
KIMGLASSDESIGN さんの
“full of love”。
キャンドルとガラスで、何倍にも世界観が広がる瞬間。
ゆったりとした時間を、思い思いに過ごされている皆さまと共有できて幸せです。
ご来場を誠にありがとうございました。
個展初日。
地元の小樽からも、遠くは稚内からお越しくださった方々もいらしていただき、ありがとうございました。
お天気はしっとりと、終日曇りで、お庭の木々がダークに鮮やかに映える、キャンドルを灯してお迎えするにはぴったりの日でした。
毎時間、各々のペースで皆様ゆっくりとお過ごしいただけているようでよかったです。
皆様口々に、「瞑想できたみたいに、静かな気持ちになりました」と、おっしゃられていました。
今日も、しっとりしたお天気になりそうです。
おひとりお一人の時間を大切に、お迎えしたいと思います。
昨日は、搬入の日でした。
今回、個展に協力してくださいます、小樽の吹きガラス職人のKIM GLASS DESIGN 木村直樹さん、そしてフラワーデザイナーの佐藤かずきさんと、トキワミドリさんがいらっしゃいました。
個展のテーマ、Beacon of Light 希望の光を軸に、それぞれが表現してくださるガラスの作品群と空間演出。
画像にあるのは、木村さんの作品の一つ、オブラート -Oblaat-。
「オブラートに包む」
言葉、表現、表情、おくすり、、、
良くも悪くも、オブラートは優しさでできている。
形も、Jun’s Lightのキャンドルのサイズに合うように、創ってくださいました。
「オブラート」から見える光。
会場で是非体感してくださいね。
そしてフラワー演出のお二人の作業中の画像もご紹介です。
皆様をお迎えする、榊のリース。
佐藤かずきさん作のリースは、日本人の心に宿る、自然崇拝と日常生活を取り入れた、心が滑らかで透き通ったお水で洗われるような作品。
そして、画像にあるのは、トキワミドリさんのキャンドルの光を優しく包み込むフラワー演出の一コマ。
お二人の、「人の気持ちに寄り添う」技術とセンス。
胸がすでにいっぱいです。
明日から、静かな気持ちで、皆様をゆったりとお迎えいたします。
素敵な記憶になるような空間になりますように。
純
個展まで1週間を切りました。
今日は、一日、個展を音で彩ってくれるFrank Weber氏がこの個展のために書き下ろした楽曲を聴きながら、ギャラリーとなる自宅を見回して、どの作品がどこに来るかなど、イメージを膨らませていました。
フランクとは、2019年より、Arts Meets Music 「アートが音楽と出会うとき」を基に、二人で個展のテーマとなるものを、それぞれの立場で捉えながら、個展の空間を創ってきました。特にコロナ禍で、日本とNY間では、時空間を共有することなく、リモートでそれぞれが創作する形をとってきています。でも、それが今できる精一杯の共同制作の形であって、またその状況下ならではの「想像力」も、育んでこれたと思います。
今回のテーマ、「Beacon of Light」は、かすかに見える希望の光。
この2年半の間、世界的な共通項になったパンデミック禍を背景に、様々な歴史が刻まれてきました。
人間として、その一つ一つに、大切なものが流れているのかと問いた時に、私の中で、「尊厳の境界」という、とても壊れやすく、もろいものを、どうやったら消さずに歩んでいけるのかを、私たちに問いかけられているのではと、感じるようになりました。
私は、蝋燭の灯り、そしてワックスアートという、とても壊れやすくてもろいものを創っています。
だからこそ、その境界線を意識した作品を創作していくことは、小さくても何か意味があるのではないかと思います。
心の平静が宿る家。
私たちの心のかたちとなる「家」で、その表現が素晴らしいアーティスト達とできることに、心をときめかせながら、皆様をお迎えしたいと思います。
個展まで、あと10日となりました。
作品の制作も、ほぼ完了しました。
これからは、皆様をお迎えする準備を、楽しみながらしていきたいと思います。
個展のテーマの中枢にある、平和と希望(Beacon of Light)。
新作のワックスアートは、これまでの手法から離れたものも多く、写真にある、”A Little Girl’s Wish”も、その一つです。
2作品からなるこのタイトルは、2月から世界中を苦しめているウクライナの惨状と、そして、今まで私自身も、気づいているようで、深く理解していなかった、世界で起こっている対立や紛争に巻き込まれている人たちのことを想像して、制作しました。
今まで、ずっとそばにいた人が、次の瞬間にはいなくなってしまう。
先日、お母さんと離ればなれになってしまった、ある4歳の少女の現実を学んだ時、小さな胸を痛めていても、瞳は真っ直ぐ前を向いて笑顔を絶やさない強さに、この作品にある情景が浮かびました。
コスモスの花びらが、これ以上ないくらい舞っている世界に、緑の茎となる正方形のワックスの中に、お母さんのような、「平和」のシンボルが遠くに見える構図。
そして、もう一つは、バラバラに割れて粉々になった花の円を、一つずつまた組み立てて、希望を見出したい気持ちを、ベビーイエローの花びらのゲートで包みました。
個展では、ゆっくりと、フランク・ウェバー氏が作曲した、”Beacon of Light”の楽曲達も聴いていただきながら、ご来場くださった方々ならではの時の流れを感じながら、過ごしていただけましたら幸いです。
ご予約くださいました皆様からは、メッセージで、「小樽に小旅行に行く気分で伺います」と嬉しいコメントをいただいています。本当に…そう思っていただけるようなイメージになるように、取り組んできましたので、皆様にお会いできるのを心より楽しみにしています。
昨日から、長年の大切なコラボレーティブパートナーでもある、オートクチュール刺繍アーティスト・宮平桐さんの夏展が札幌で開催されています。先日東京からの帰りに、短い間でしたが、少しだけ搬入ディスプレイのお手伝いをさせていただきました。
清涼感のある夏らしい色合いを、彼女の繊細で洗練されたモノクロームの世界に見事にマッチさせて、会場の空間も、グリーンと紫でとても素敵でした。
お近くの皆様、6/7まで開催しておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
また、毎日更新される桐さんのブログはこちらからどうぞ:
Kiri Miyahira Summer Collection
~凛とした大人たちへ~
【会期】
6月1日(水) 〜 6月7日(火)
10:00 ~ 20:00
【会場】
大丸札幌店 7F
今日から6月ですね。
北海道は、肌寒い、雨模様の週となりそうです。
さて、5月のラストの二日間、始発と最終便を組み合わせて、東京に行ってきました。
小樽を5:50に車で出て、気づけば10:30には渋谷のハチ公前にいました。東京はこんなに近かったかしら。
今回の二日間は、スケジュールがびっちりの割には、それぞれ一つずつ、ゆっくりじっくり進んだ感がありました。
初日は、Milky Way Projectで朗読「銀河鉄道の夜」を演ずる女優・栗田桃子さんが、出演する、アーサー・ミラーの舞台作品「みんな我が子」の東京公演・千穐楽にいきました。
「〜のために」と大義名分をつければ、何をしてもいいのか。自分さえその理由に納得して、何も問題がなかったように振る舞えば、それで人生は進んでいく。でも、それが招く、家族や友人たちの、「本質的なところで信じ合いたい」存在達が苦しむことは、経済や名声、成功という名の名誉と威厳よりも、人間にとってもっと大きなことなんだと、今を生きる私たちに届くメッセージとして伝わってきました。栗田さんの、真実を知っているのに、そう振る舞っては生きていけない小さなコミュニティーの中で、心に持っているモヤモヤが年数を重ね、人間関係もギクシャクして、だんだんとその人の人間性も少しずつおかしくなってしまっている人物像を、見事に深く演じているのには、本当に感動しました。
そして二日目、11月に予定している、新宿の都庁前、京王プラザホテル東京のロビーギャラリーで個展を開催するにあたり、アートギャラリーの方々や、今回コラボレーションをする、Milky Way Projectで映像担当してくださっている浦島啓さんと、どんな空間をつくろうか、じっくりと話し合いがありました。2016年から隔年で開催してきた京王プラザでの個展は、2020年、コロナ禍でキャンセルせざるを得ませんでした。4年ぶりで同じ空間でできることに、本当に嬉しく、また、前回2018年にあの場所で初めて出会った、今ではコラボレーティブパートナーとしてずっと一緒に取り組めているFrank Weber氏にも、今回の個展の音楽を担当してもらうことになっています。開催に向けて、少しずつまた歩んでいきたいと思います。
そして足取りは、上野の東京都美術館へ。
年明けの発表から楽しみにしていた、スコットランド国立美術館展「美の巨匠たち」を訪れました。
私が、ロンドンで学生時代暮らしていた時から、ずっと愛してやまない、コンスタブルの作品が観れて、そのほかにも、ルネッサンスから19世紀までの時代区分で、ラファエロ、グレコ、ベラスケス、レンブラント、ルノアール、ターナーなど、名だたる巨匠達のまさに競演のような美術展でした。美術展で、いつも気持ちが癒されるのは、時代も場所もタイムスリップして、どんな時代も、この一つの作品を創り出すのに、その人の精神全てを使って、時間をかけて表現しようとした作品から、その人に出会ったような気分になって、過ごせることだと思います。そして、「想像と創造」のエネルギーのシャワーを浴びれること。今回も、心いっぱい満たされて帰路につきました。
小樽の自宅での個展まで、あと16日。
気持ちもすっかりリフレッシュして、また新たな気持ちで皆様をお迎えしたいと思います。