Jun's Light

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2023.8.27初☆二人旅(その二)

二日目の朝は、快晴!
気温は8時の段階でもう30度を越えようとしていました。
盆地に位置する名寄でも、例年はお盆を過ぎると秋の風が感じられるそうですが、今年は、猛暑続きで桐さんのお母さんも「こんなの今までなかったわよ」とおっしゃっていました。
午後になるともっと気温が上がりそうだったので、午前中に名寄巡りをしました。

名寄神社と公園が隣り合わせのエリアは、名寄の東側に位置していて、天塩川の西エリアとはまた雰囲気が違いました。
雨上がりだったのもあって、緑の公園が濃い湿度を放っていましたが、なんて美味しい空気!見ると、木々も力強く、足元の草原も立派なキノコやアリさんが一気に活動的になっているようでした。小川のせせらぎが池に伝わって、見事な蓮の花をオニヤンマが優雅に飛んでいました。

神社にお参りに行ってから、その足で桐さんの母校巡り。高校は新設されていましたが、中学校は当時のまま。名寄は冬はマイナス25度は当たり前になるので、桐さんの話では、当時は制服の下にジャージを着て、オーバーコートとブーツを履いて学校に行っていたそうです。心も体も強くなるわけですね!そのあとは商店街で桐さんが親しくされているお肉屋さんやお化粧品屋さん、近くの西條デパートに歩いて行ったり、名寄のまちを満喫しました。碁盤の目の街なので、わかりやすくて、少しは初めての方をご案内できるくらいになったかも!

暑くてヒイヒイ言いながらお家に逃げるように帰ると、待っていたのはお母さんのお昼ご飯。私からの強いリクエストで、いつも通りのお昼が食べたいと言っていたので、こちらになりました。

これはただ単なるマルちゃんラーメンではございませんで、餃子入りラーメン!なんて幸せなのかしら!

その日はゆっくりお家で高校野球を見て、楽しい野球の魅力を親子からしっかりレクチャーを受けて、なんだかいろんな楽しみが一気に自分に入ってきてとても豊かな気持ちになりました。

時間はあっという間に過ぎ、次の日はもう帰る日。
あまりにもゆっくりのんびりとデトックスさせていただいたので、桐さんのお母さんには、本当にお世話になりました。
また今度は札幌で…と、名残惜しい気持ちを抑えながら出発。目指すは士別サフォークしずお農場

私たちが以前ご縁をいただいた農場の方に連絡がついて、併設のペコラキッチンで貴重なホゲットの羊肉をいただきました。
ホゲットは、ラムとマトンのちょうど中間くらいですが、実はジンギスカンが苦手な私でも、「本当にこれが羊肉!?」というくらい特有の匂いはなく、なんとレバーやハツといったホルモンまでお塩だけで美味しくいただくことができました。

広大な牧場には普段いるはずの羊さんたちは、軒下に固まって暑さを忍んでいるようでした。牧場を望むキャンプ場は、プライベート感たっぷりで、夜の星空はどんなに綺麗だろうと想像しながら足を進めました。

すっかりリフレッシュした二人。
大自然に暮らす人々と、そこから生まれる産物のクオリティーの高さに感化されて、帰りの道中は「よーし、明日からまた頑張ろう」が合言葉となっていました。

数え切れないほどの緑に触れた三日間。
冬の桐さんとのコラボ展に向けて、心のキャンバスが豊かになった気がしました。

桐さん、そして桐さんのお母さん。
忘れられない夏の想い出をありがとうございました。

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