Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

お知らせNews

2022.6.11尊厳の境界 A Border Wall for Sanctity

個展まで1週間を切りました。

今日は、一日、個展を音で彩ってくれるFrank Weber氏がこの個展のために書き下ろした楽曲を聴きながら、ギャラリーとなる自宅を見回して、どの作品がどこに来るかなど、イメージを膨らませていました。

フランクとは、2019年より、Arts Meets Music 「アートが音楽と出会うとき」を基に、二人で個展のテーマとなるものを、それぞれの立場で捉えながら、個展の空間を創ってきました。特にコロナ禍で、日本とNY間では、時空間を共有することなく、リモートでそれぞれが創作する形をとってきています。でも、それが今できる精一杯の共同制作の形であって、またその状況下ならではの「想像力」も、育んでこれたと思います。

今回のテーマ、「Beacon of Light」は、かすかに見える希望の光。
この2年半の間、世界的な共通項になったパンデミック禍を背景に、様々な歴史が刻まれてきました。
人間として、その一つ一つに、大切なものが流れているのかと問いた時に、私の中で、「尊厳の境界」という、とても壊れやすく、もろいものを、どうやったら消さずに歩んでいけるのかを、私たちに問いかけられているのではと、感じるようになりました。

私は、蝋燭の灯り、そしてワックスアートという、とても壊れやすくてもろいものを創っています。
だからこそ、その境界線を意識した作品を創作していくことは、小さくても何か意味があるのではないかと思います。

心の平静が宿る家。
私たちの心のかたちとなる「家」で、その表現が素晴らしいアーティスト達とできることに、心をときめかせながら、皆様をお迎えしたいと思います。

TOP