Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

お知らせ News

2023.5.3新緑の季節

GWに入り、小樽の街で見られる桜も、山桜も、一気に芽吹いた豊かな新緑の中で華やかに咲いています。
昼間も窓を開けながら、しばらく暖房を切って春の陽気を感じられるようになってきました。
やっと冬が終わり、これから短い夏に向かって、大地をあげて喜んでいる感じがして、自然と前向きな気持ちにさせてくれますね。

昨日は、打ち合わせで、積丹エリアに行ってきました。
積丹の海も、冬を乗り越えた色というか、まだ夏色はもう少ししたらかなという、どこか初々しい春の海色でした。
積丹は、海だけではなく、山手も本当に魅力あふれるところです。まさか、このまま少し行ったらあの崖っぷちの海じゃないでしょ、と言えるくらい、原生林が広がっていて、山にはまだ雪が残っていました。海だけでなく赤蝦夷松でも有名な積丹郡は、若い人たちを中心に様々な試みがあり、そこに生きる人々との関わりも、ご縁をいただいたことで、少しずつ深めていけたらと思っています。

積丹から小樽への帰り道は、左に海を見ながら、打ち合わせのお話の中で出てきた、100年前にはここを陸路ではなく、船で人々が行き来していたんだなあと、当時の人々の生活の営みを想像しながら車を進めました。

北海道が賑わう季節。
自然があるのが当たり前ではなくて、優しく大切にしたいと強く思うこの頃です。

2023.4.28個展のご案内:「小樽の家で、灯す」(その二)The Moon in Otaru

今年も、小樽の自宅で個展を開催する運びとなりました。
一人一人のご来場を大切に、灯りでお迎えするのを
心より楽しみにしております。
二夜限りのコラボレーティヴライヴもお楽しみに…!(詳細は下記をご覧ください)

夏至のころ、
小樽の月にみえてくる世界。
灯りとワックスアート、
音楽と日本舞踊も、
月に照らされます。

Jun’s Light 米澤 純

協力:
KIM GLASS DESIGN 木村直樹 (吹き硝子)
佐藤かずき&トキワミドリ(装花)
Frank Weber (音楽)

個展
小樽の家で、灯す。(その二)
The Moon in Otaru

会期:
2023 6/22 (木)〜26(月)
(11:00〜19:00)入場無料

会場:
北海道小樽市最上(駐車場有)
※30分〜1時間単位で、組数限定で完全予約制とさせていただきます。
ご来場される日時がお決まりの方は、下記のメールアドレスより、ご予約をお願いいたします。
(お名前、ご来場日時、ご連絡先を明記のこと)Jun’s Lightからの確認メールにて、ご予約完了となります。
ご予約時に、最寄りの目印、駐車場(会場隣の空き地3台分ご利用いただけます)、交通手段などをお知らせいたします。

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ

また、初の試みとして、二夜限りのライヴを開催いたします。
映像美術と日本舞踊、そして音楽が出会い、「小樽の月」を表現。
小樽を中心に活躍する日本舞踊家、藤間扇久華とピアニストFrank Weber、私の創り出す背景美術と灯りを組み合わせて、映像作家のpuredustがワックスアートに命を吹き込みます。

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ


ご来場の皆さまへ
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●会場は小さな空間となりますので、ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」にご協力をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。

2023.4.27小さな旅の灯り

文化や言語、国を越えて
いろんな意味を持つ火。

ずっと留まることができない代わりに、
出会ってお世話になる人々へ、
灯りを残してまた進む。

五人の若者たちによる
世界一周の旅は
もうすぐはじまります。

世界の今を全身全霊で感じて、
11ヶ月の中で起こるたくさんのチャレンジを乗り越えられますように。

チームAlquest「アルクエスト」のロゴを描いて、
小さな旅の灯りを創りました。

ご興味のある方は…
Alquestへは、こちら:お好きな情報源から是非訪れてみてくださいね。

また、世界旅行に先駆けて、メンバーの自己紹介など、こちらのページからもご覧いただけます。

2023.4.22洞爺湖の風

「コロナ禍に出かける」という概念も、今年に入り、去年よりも随分リラックスした流れになってきました。
GWは、小樽もかなり賑わいそうです。

GWに向けて先週は、2002年の師匠のキャンドル時代から長いお付き合いをさせていただいている、ザ・ウインザーホテル洞爺のショッピングモールさんに納品するためのスクエアヴォーティヴをたくさん製作しました。2008年の洞爺湖サミットの会場となり、ショップから記念キャンドルをつくってほしいとご依頼をいただいた時から、ロングランで「Memories of Toya」を製作販売させていただいています。写真の上の方に三層になっているキャンドルがそうです。
当時は、私はまだ洞爺湖で暮らしていましたので、洞爺湖の四季に感じる色合いを小さなキャンドルにぎゅっと詰めました。
雪解けから始まり、灯し進めると湖の深いブルーと豊かな森が蘇るような気持ちで、デザインしたのを覚えています。

こうして長きにわたり、ずっとお付き合いをさせていただけているお取引先の皆様のことを考えると、背筋にピンと緊張が走り、きちっとしたものをおつくりしないとという気持ちになります。本当に感謝のきもちでいっぱいになります。

洞爺湖も、今年のGWは日本はもちろん世界中からの観光客で賑わいそうです。
私も久しぶりに訪れて、あの風を感じたいです。

2023.4.16開運の灯り

2018年から、小樽ブランドUNGA↑(うんがぷらす)さんがご提案されている開運の灯りを今年もお創りしました。

お船のような形のフローティングキャンドルには、小樽海運の歴史の一つ、「北前船」をモチーフに、海に帆をなす七福神を和モダンの色とゴールドで表しました。うんがぷらすさんが取り組み続けている、小樽の歴史を紐解きながら、当時の文化や精神性を、今を生きる人々が再発見できるような商品のラインナップ。小樽に暮らす者として、エネルギーをたくさんいただいています。

七福神を表現した七色のワックスチャンク。
運気が上がりますようにと、一つ一つにゴールドのロウをペイントしていきました。
開運の灯り。
暖かな季節を迎えて、フレッシュな気持ちで自分のために、誰かのために…灯していただけたら嬉しいです。

2023.4.11春の食卓

久しぶりの札幌。

先日は、イタリア料理研究家のオッティモ・高橋やすこさんの春の食卓レッスンにお友達と伺いました。

2年ぶりのレッスンは、やすこさんの楽しくて身体の為になるお話を交えながら、春の素材を丁寧に調理。
大好きな料理職人の手を見ると、自然とエネルギーが湧いてくる。

写真は、今旬の、桜ます。
レーズンや松の実、絶妙なハーブの組み合わせでオーブンへ。

そして、ふきのとうを生ハムで優しく巻いたフリッター。

春の香り豊かな静かなメッセージが口いっぱいに広がって、思わず目を瞑って黙ってしまいました。

雪の下でゆっくり寝たジャガイモニョッキ。
やさーしくやさーしく形成して、お鍋から浮いてくるまでじっと待つ。

ふわふわで香り豊かなジャガイモニョッキはゴルゴンゾーラチーズのソースでいただきました。
北海道帯広・サロベツからのチーズとジャガイモの黄金マッチング。
北の大地の繊細な味。

体調が優れなかった先月から、優しく手を差し伸べて元気の世界に引き戻していただいた日になりました。

いつもやすこさんのお食事をいただくと、住んでいる北海道がますます好きになる。

愛ですね。

2023.4.4Alquest ; Learning Journey

4年越しの夢を叶える。

5人のメンバーで構成された社会人&学生のチームが、世界を歩いて探求”Quest”する、Alquest「アルクエスト」が、来月いよいよ日本を出発します。

私もメンバーの一人の家族として、ずっと彼らを応援してきました。

息子が「ないものはない」離島の高校生だった頃から、関係を深めてきた人たち。
小さな集落を基盤に、人々は、どうしたら”Quality of Life”を大事にしながら生きていけるか、常に考えている人たち。

彼らと接してきて、尊敬していることは、
いつも相手の気持ちを大切に、建設的な関係性を持とうとすること。
世界の今を全身全霊で感じて、11ヶ月の中で起こる、たくさんのことを乗り越えられますように。

世界20ヵ国の、観光地ではないコミュニティーのリアルを、海の向こうから日本にいる私たちに配信して届けてくれそうです。

現在、5月8日の出発に目掛けて、準備を進めているようです。
旅がスタートしましたら、本格的に発信するそうですので、
ご興味のある方は…
Alquestへは、こちら:お好きな情報源から是非訪れてみてくださいね。

また、世界旅行に先駆けて、メンバーの自己紹介など、こちらのページからもご覧いただけます。

これからこのブログでも、少しですが、彼らの旅日記をご紹介させていただけばと思います♪

2023.3.30🎶春🎵 結婚式のキャンドル

まだ雪が深い時期から、結婚式のキャンドルのご相談をいただいていたお客様。
春も扉を開き、お式が近づいてきました。
毎年の記念日にも灯されるとのこと♪

音楽をとても大切にされておられるお二人と、春色を組み合わせて、
ウェディングキャンドルをお創りしました。
キャンドルの中に、五線譜をイメージ。
ロウのペイントで、お二人のお名前を音楽記号の「legato レガート」で結びました。

ずっとずっと、お幸せに。

2023.3.27久しぶりの帰宅

昨日、約1年半ぶりに、長男が長野から帰省しました。
私は昨年の東京の個展に来てくれた以来の再会でしたが、娘は「おにい」が帰ってくると、心待ちにしていたようでした。
再会すると、少しはにかんだのも束の間、兄妹ならではの会話が弾んでエンドレスになっていました。
今日は得意のバラのブーケのアップルパイを作ってくれて、ホームステイしているフランクも”This is cool!”と
大喜び。

車で少し見せてあげようと出かけたら、久しぶりの小樽の街は、すっかり変わって映ったようで、車の中で「ええ!?このお風呂屋さんも無くなったっちゃの。。。とか、幼年時代から当たり前だったと思った景色が次々と変わってしまっている街を見ながら、歴史を刻んできた建物が思ったよりも無くなっていることに、複雑な気持ちになっていたようでした。

彼が学生として住んでいた松本市は、独自の文化圏を形成して、旧新がそれぞれ共通の波長を見つけて、街として進んでいるのを日常として住み慣れていたのもあり、改めて小樽の街も少子高齢化が確実に進んでいるのを肌で感じていたようでした。一貫性をどこかで保ちながら街のアイデンティティーを形成するのに必要な文化継承や、新しいものを柔軟に楽しいと思って受け入れる土壌があっても、現実的に世代交代の難しさみたいなものも、私も住んでいて感じることも多いです。改めて、街を巡りながら、この地に暮らす者として、小さなことでも何ができるか考えさせられました。

息子だけれど、どこかお友達のような関係でもある存在の長男。
ママっ子のセキセイインコのルルは、久しぶりなのに、反応なし(笑)
賑やかな1ヶ月になりそうです。

2023.3.24静養と想像

ここ10日間ほどは、少し体調がダウンしたのもあって、
身体を心を静かに休めて、独りの時間をたくさんとることにしました。

これもしないと、あれもしないと…と、最初の二日間は頭をタスクばっかりが廻り始める。
MUSEにも迷惑がかかってしまうな。。。とか、いろいろ。
でもよく考えると、こんなにベッドの上で過ごすのは、初めてかもしれない。

それなら、静養しながらゆっくりとじっくりと考え事をしたり、頭の中にあるイマジネーションを色鉛筆で描こう!
朝日を浴びながら、お昼時の鳥の声を聞きながら、夕暮れの海を見ながら…。
たっぷりの時間で出せることって、こんなに優雅な気持ちになるのですね。

自分の奥にある想像の泉を、おとづれる感覚に気づいたら、
時間が早いのか遅いのか、わからなくなっていました。

初めて、静養しながら想像している感覚。
これからは自分へのご褒美にしたいと思います。

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