Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

お知らせ News

2021.12.1「ひとつめの灯火〜gentle transformation~」クリスマス展2021のお知らせ

昨年の「GATE」展を経て、
踏み出した二人の一歩を照らす
「ひとつめの灯火」。

Jun’s Light X Kiri Miyahira
ひとつめの灯火 ー gentle transformation ー

キャンドル&ワックスアートと
オートクチュール刺繍&アクセサリー

日時:2021年12月10日(金)〜12月18日(土)
会場:大通りビッセ3F ビッセギャラリー

※変更が発生する際は、HP・SNSなどで告知いたします。
※マスク着用・手指消毒など、基本的な感染症拡大防止対策へのご協力をよろしくお願いいたします。
※体調に不安がある方は、ご来場をお控えください。
※「札幌文化芸術再開支援事業」活動行事です。

2021.11.2東京・舞台芸術学院での上演を終えて

10月31日は、東京池袋にある、舞台芸術学院にて、朗読「銀河鉄道の夜」上演の日でした。
前日は仕込みがありましたので、初めて、舞芸の扉を開けた時から、生徒さん達とすれ違うと、一人一人が笑顔で大きな声でしっかりとご挨拶をしてくださったのが、とても印象的でした。

この作品を、公演のたびに、新しい芸術性が生まれる創造の旅へと導いてくれる、演出家の鵜山仁さんが学長を務められる舞台芸術学院は、鵜山さんを含め数々の舞台芸術家達を輩出してきている、70年以上の歴史のある学校です。設立されてから、ずっと同じ場所で、時代と共に文化芸術の学び舎となっています。鵜山さん曰く、「僕が学生だった頃は、この辺りは焼け野原みたいに、何にもなかったんです」だったそうです。

そして、上演の日。
キラキラと目を輝かせて、生徒さん達が次々に劇場入りしました。若いエネルギーは、きっと演者の栗田桃子さんへも届いていたと思います。銀河の旅は、どんどん広がって行きました。

今回、加わった新しい背景のワックスアートは、物語終盤の銀河に見えてくる「石炭袋」「空の孔」です。ジョバンニとカンパネルラが見たその黒い吸い込まれそうなモヤモヤとした黒い存在は、ブラックホールではなく、実は星が生まれている場所と考えられています。そのシーンのすぐ後に、ジョバンニはカンパネルラとの別れに気づくという、本当に胸が張り裂けそうな気持ちにもなるシーンとなるのです。でも、どこかで、この石炭袋と空の孔は、喪失感だけではないような、巡りめぐってそのさきに光が見えてくるような、そんな象徴にも思えてきます。
上演するたびに、私自身の中でも、この物語を通して見えてくるものが違ってきたり、新しく生まれる感情があったりと、「未完」である「銀河鉄道の夜」は、ますます魅力的に映ってきます。

上演後は、生徒さん達からの質疑応答の授業となりました。舞台には、女優の栗田さんと演出家の鵜山さんが上がり、日常的で実践的なものから哲学的な質問まで、楽しく、丁寧に答えていました。来年2月に、1年生が「銀河鉄道の夜」の草稿劇をすることもあって、作品に対する具体的な質問も多く寄せられました。

印象的だったのは、鵜山さんが、演出家として、自分が考える以上のことがバーンっと役者さんから出てきたときのことを喋っている中で、栗田さんは、役者として演出家から言われる以上のものを絶対に目指して行く、という心構えで、いつもお稽古や舞台に立つ、と言っていました。「慣れ」というものを一切つくらずに、頼ることなく、一つ一つ、これ以上できないと思うあのピリピリ感というか、全身全霊を込めたエネルギーの先に、やり遂げた後に感じる、やっと緩めることができる心地よさ…、だからこそ、日々の生活での態度や人間関係を意識しなが過ごす…うまく言葉に出てきませんが、それは、何歳であったとしても、プロとしてチャレンジをし続けることの意味を、改めて教えてくれたと思いました。

舞台芸術学院の皆様、素晴らしい機会をいただき、本当にありがとうございました。
生徒さんお一人お一人が目標に向かって、羽ばたいていかれることを、心から応援しています。

2021.10.11札幌公演を終えて

昨日、10月10日、シアターZOO企画 朗読・「銀河鉄道の夜」が終演しました。
9日から続けて3回公演を、本当にたくさんの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。

劇場を後にされてからも、沢山の方々が、ご感想をすぐにおよせくださり、皆様それぞれが、銀河の旅を終えたあと、いろんな気持ちを抱いて、劇場を後にされていたことを想像しながら、胸がいっぱいになりました。

宮沢賢治の未完とされる「銀河鉄道の夜」は、私たち日本人のほとんどが、一度は名前を聞いたことがあったり、じっくりと読んで見たり、一度知った瞬間から、静かに心にずっと宿り続けるというか、作品と個人的な関わりがそこにできて、不思議で魅力的な作品だと思います。

そして、この作品を、これからも、一緒に創り上げていく素晴らしいプロフェッショナル達。

栗田桃子さんと二人で歩み始めた、このMilky Way Projectの銀河鉄道の世界観を、リードして下さる、演出家の鵜山仁さん。
音楽で世界をこんなにも繊細なタッチで包み込んでくれるFrank Weber氏の音楽。
照明の阪口美和さん、映像の浦島啓さんと大林知城さん、音響の日下部麻里さんと金子幸世さん、演出助手の谷こころさん。スタッフの皆さんの、愛情に溢れたセンスと技術。
心にあるものを捉えポスターにしてくださった、グラフィックデザイナーの倉橋寛之さん。

そして、札幌の地を踏むことができるきっかけを作っていただいた、山本さんと北海道演劇財団、シアターZOOのスタッフの皆さんに心よりお礼申し上げます。

北海道に種を植えて、皆様と共にゆっくりとじっくりとこの作品を育てていけるように、また今日から精進して頑張って行きたいと思います。

ありがとうございました。

2021.10.2札幌公演まで一週間


いよいよ、朗読・「銀河鉄道の夜」札幌公演まで一週間を切りました。
東京では、公演に向けてリハーサルが行われ、Milky Way Projectとして、北海道初上陸となります。
思い起こせば、昨年9月の埼玉公演の直後から、少しずつ動き出して、北海道演劇財団さんとのご縁に繋がり、文化庁文化芸術振興の助成を受けられることになりました。コロナ禍の中、こうして北海道のみなさんにも、文化芸術の表現の場を絶やすことなく、つかの間の銀河の旅をご一緒できること、心から嬉しく思います。

北海道公演のチラシのグラフィックデザインは、この私のホームページのデザインも手がけてくださっています、9Bデザインの倉橋寛之さんにお願いしました。デザイナーとして、そして、作家としても、どこまでも柔らかく、楽しく、そして美しく展開するクリエイティブなデザイン。改めて「銀河鉄道の夜」の小説を熟読して、打ち合わせに臨んでくださるエネルギーにも感激しました。そして、Milky Way Projectという一つの形をロゴにもしてくださいました。倉橋さんの創り出す、空気感とその向こうにあるものがたりをぜひ感じ取っていただければと思います。

京都公演と同様、札幌公演のシアターZOOさんも、コロナ感染症の対策をしっかりと取り組んでいます。安全に、安心してご観覧いただくために、スタッフ総力でお迎えいたしますので、もしご興味のおありの方がいらっしゃりましたら、ぜひお問い合わせくださいませ。
詳細はこちら
お問い合わせはこちらからどうぞ。

2021.9.26ご案内・朗読「銀河鉄道の夜」札幌公演

銀河の旅は、この秋、札幌からも始まります。

シアターZOO 企画公演
朗読
『銀河鉄道の夜』
宮沢賢治 作

◆10月9日(土) 14時 / 18時開演
10日(日) 14時開演
◆会場/シアターZOO
◆チケットお問い合わせ・お申し込みは、こちらから、メモ欄に、お電話番号、ご希望の公演日時、ご希望のご予約席数を記してください。Jun’s Light米澤純より、確認のメールをさせていただきます。
または、
北海道演劇財団(011-520-0710)まで、直接ご予約くださいませ。
その他、チケットぴあ(Pコード:507-492)、ローソンチケット(Lコード:12166)、エヌチケからもお申し込み可能です。

2021.9.20(重要)オンラインショップ・ご発送スケジュールについて

いつも、Jun’s Lightオンラインショップをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
9/20~28の間、不在のため、オンラインショップにてご注文いただきましたキャンドルの発送は、9/29以降となりますこと、何卒ご了承くださいませ。ご不明な点などございましたら、このホームページのコンタクトからお問い合わせくださいませ。なるべく24時間以内にご返答させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
Jun’s Light
米澤 純

2021.9.1ご案内・朗読「銀河鉄道の夜」京都公演


2021年秋。
銀河の旅は、
いよいよ京都から出発です。

朗読公演
宮沢賢治/作
『銀河鉄道の夜』

京都労演 特別企画
主催/「銀河鉄道の夜」を観る会

◆9月22日(水) 19時開演
23日(木祝) 14時開演
◆会場/京都府立文化芸術会館
◆チケットお問い合わせ・お申し込みは、こちらから、メモ欄に、お電話番号、ご希望の公演日時、ご希望のご予約席数を記してください。Jun’s Light米澤純より、確認のメールをさせていただきます。
または、
京都労演まで、直接ご予約くださいませ。⬇️
TEL075-231-3730 FAX075-211-7855
Email: rouen@beige.plala.or.jp

2021.8.25ヴァーチャルギャラリーをオープンしました。Opening my Virtual Gallery

様々な状況の中で、個展に来られなかった皆さまへ、オンラインの個展「Solitude」をオープンしました。(英語のサイトとなります)
今回個展のために、書き下ろしたFrank Weber氏作曲の音楽も、いくつかの作品のそばにあるプレイマークを押すとお聴きいただけます。お楽しみいただけますように…。
ご覧いただく際に、ブラウザを”Chrome”で開けるとよりスムースなようです。
なお、作品に関するご質問やお問い合わせは、メールのマークを押していただくと、お問い合わせフォームになります。お分かりにならない場合は、このホームページのお問い合わせからもお気軽にご連絡くださいませ。

Annoucing that I have opened my Virtual Gallery to exhibit my works on the theme “Solitude”! The exhibition was held from June 30 to July 3rd in Sapporo. I hope for those of you who missed my solo exhibition last week can visit this site, which also includes music exclusively created for the theme by Frank Weber. There, you can click mail symbol to make inquiry on my art. Hope you enjoy my virtual show!

2021.7.3「個展Solitude」終了。Closing my solo exhibition “Solitude”

本日を持ちまして、個展Solitudeは終了いたしました。
会期中、本当に沢山の皆さまにご来場いただきました。心より、深く感謝申し上げます。また、感染症対策にも、ご協力をいただきありがとうございました。

ご来場くださった方々から、様々なお話しを聞く中で、共通していたことがありました。それは、「昨年からずっと続いていて、中々直ぐには明けることができない状況を、どう自分なりに向き合って、なるべく自然体に過ごしていくか」ということでした。それには、自分自身の中でのいろんな対話をされているんだな、という印象をもちました。

この個展を通して、皆さまが大切にしている「独りの時間」に、そっと光を当てることができていたら嬉しいです。

ギャラリーの空間演出を有機物と音楽で包んでくれた二人のアーティスト、En priereの佐藤かずきさん、Frank Weber氏。彼らとのクリエイティヴパートナーシップ、私の宝物です。これからもじっくりと育てていきたいです。

このような状況下で、昨年の個展開催キャンセルを経て、半年以上前からずっとご協力くださいました、大通りビッセのマネージメントオフィスの皆様、大変お世話になりありがとうございました。

また、9Bデザインの倉橋寛之さん。個展のイメージデザインをポスターとカードに表現してくださいました。

最後に、私のエネルギーの源、家族と友人達に…そして、長年のコラボレーティヴパートナー宮平桐さん。個展の為に、コスチュームにオートクチュール刺繍を施して、会期中も会場で私のアシスタントに徹してくださいました。心から感謝申し上げます。

どうぞ皆さま、お身体に気をつけて、心穏やかな夏の日々になりますように。
ありがとうございました。

Jun’s Light
米澤 純

Closing my solo exhibition “Solitude” tonight.
I would like to express my deepest gratitude to all the visitors and also being supportive remotely.
I hope my show may bring you a moment to light up your heart in solitude.

Special thanks to:
My collaborative creative partners, Kazuki Sato for flower arrangement, Frank Weber for his music exclusively created for the show.

Kiri Miyahira, for designing and creating beautiful costume embroidery work for me to wear and being incredibly supportive assistant during the show.

Hiroyuki Kurahashi of 9B Design, for creating promotional posters and invitation cards.

All the staff of Odori Bisse management office for supporting me to make this exhibition take place.

My family and friends for giving me infinite love and support. Love you guys as always.

Jun

個展「Solitude」

2021.6.23三岸展コラボキャンドル 制作ストーリーはこちら

三岸好太郎・節子展「展覧会の灯り(その四)」

今日は、三岸展のもう一つの灯りのご紹介です。

明治に生まれて、平成まで、100年近い年月を生きた三岸節子。

灯りのデザインとして、夫・好太郎の急逝後の節子の人生のひとかけらを色と質感で表したい気持ちが強くなっていきました。

3人の子供達を抱えて、女流画家として、力強く生きた節子。現実をしっかりと受け止めて、自分の世界をどんどん広げていった節子。「志」を常に持ち、努力し続けた人。

作品群を映像や画像で観て、私の心に残った印象は、目に見える世界を見つめる節子のまっすぐなまなざし。筆のタッチと色彩の鮮やかさとボールドさとが、どこまでも消えなくて、それは、節子が信念を持って生き抜いた道のりをみているようでした。

今回の展覧会のハイライトでもある節子の「さいたさいたさくらがさいた」は彼女が93歳で取り組んだ最後の作品。壮絶な人生の終盤に感じる、みなぎるエネルギー。でも、私には、強さだけではなく、愛に満ちた計り知れない優しさも伝わってきました。

始めは、原色を中心にデザイン構成をしようと思って色を作ろうとしましたが、だんだん、その優しさと存在の力強さを、節子がたくさん描いた静物に表せないかと思うようになりました。そして、このようなデザインが生まれました。

寄り添う静物 “Still Life, with you”
三岸節子が描き続けた静物たち。節子の繊細で愛情に満ちた優しさと、力強さに胸を打たれながら、特に壺の作品にみられる色調とタッチに着目して制作しました。

キャンドルに描く壺たちは、一つひとつ手描きで仕上げます。にじむような感じと、細くても圧倒的な存在感になるように意識して制作しました。

心に染み込んだように、余韻として残る節子の作品の数々。外の世界と自分の関係性だけではなく、自分自身の内側の世界とたくさん対話することを促してくれているような気にもなりました。早く本物を観てみたいです。

貝殻旅行
三岸好太郎・節子展
Le voyage des conquillages – Kotaro et Setsuko Migishi

2021 6/26(土)~9/1(水)
北海道立三岸好太郎美術館
MIMA / Migishi Kotaro Museum of Art, Hokkaido 

三岸好太郎・節子展「展覧会の灯り(その三)」

ゴールデンウィーク中から、キャンドルのデザインの構想を元に、試作品の制作に取り組みました。
先日訪れた、三岸好太郎美術館でとても印象的だった「感情の色彩と質感」。美術館を出た時に残った気持ちが、原色ではなく、とても繊細で細かな中間色だったことも、デザインに反映しました。そして出来上がった第1作目がこちらです。

貝と蝶々 “Shellfish and Butterfly”

好太郎と節子。最後の二人だけの「貝殻旅行」。

何処からかこみ上げる切なさ。二人が見た景色、色彩上の感情を想像しながら、好太郎が描いた貝たちの曲線と、蝶々の舞を、彼が晩年取り組んだひっかき線の技法で表しました。

三岸好太郎・節子展「展覧会の灯り(その二)」
今日は、三岸好太郎・節子展のキャンドルのデザイン構想の日。
初めてこのお話をいただいた時、ポスターを観て、その絵画の鮮烈さに圧倒されました。
特に、節子の作品は、言葉では到底表現できない、圧倒的な力強さと気丈さ。静寂の中にある揺れ動く感情。

その背景や三岸好太郎の作品を、実際に紐解いて感じたくて、今回のメイン会場となる、北海道立三岸好太郎美術館に、先日行ってきました。お隣は、北海道立近代美術館、そして広大な庭園に囲まれた敷地に静かに佇む、美術館では、今年第二期の所蔵品展「色彩と衝動」が開催されていました。

人物画を中心に展示されている作品からは、時代背景を追いながら、「色彩」と、「筆のタッチ」に着目できる構成になっていました。そのテーマに誘導されながら、三岸自身の言葉や、作品の色と質感が目に飛び込んできたままを、ノートにひたすら書き留めました。

「色彩は各々その弾力的な力を内在し、その強弱によつて、各異なった衝動弾力を表現するのである」三岸好太郎「色彩上の感情」『独立美術』1933年

赤、青、黄色で訴えてくるもの。
年を重ねながら、また様々な日本と西洋の文化からの影響を受けながら、晩年は、コラージュやひっかき線も作品に取り入れていった、三岸好太郎の柔軟性と興味の広さ。私自身、ワックスアートを制作するときは、筆よりも串や針を用いたひっかき模様の羅列が多いので、とても興味深くタッチを追っていきました。

好太郎の命が、31年だけだったということを感じながら、儚い短い時の中で、最後は蝶を描いていたことなど、様々なエピソードを背景に、それを支え、受け入れ、その後93歳まで生きた妻の節子のことが、美術館を出る時、ズシンと心に残りました。

展覧会のサブタイトル、「貝殻旅行」。
二人の出会いから結婚、そして死別。

展覧会の灯りは、好太郎と節子、それぞれの色彩と質感で表現しようと決めました。

三岸好太郎・節子展「展覧会の灯り(その一)」
昨日は、北海道・函館で、平年よりも10日早く桜の開花が発表されました。何と、1953年以降2番目に早い開花となったとのこと。
自然がみせる情景の変化を受け入れることは、私たちの心身にもともと備わっているとしても、去年から続くパンデミック下での日々の変化には、ふとしたときに気持ちが落ち込んでしまうのも、自然なことだと思うようにしています。

そんな中、今年6月より、札幌で、素晴らしい文化・芸術に深く触れる機会をいただきました。三岸好太郎・節子展です。
そして光栄なことに、今年も「展覧会の灯り」のキャンドルをデザイン・製作し、美術館で会期中販売することになりました。
私にとって、このお仕事は、刺激に満ちた、まるでタイムトラベラーになったような気持ちにさせてくれます。時代を超えて、国境を超えて、今も大切に受け継がれ、人々の心を動かす作品と、それを生み出した芸術家たちの人生の物語や伝えたかったことを、展覧会のテーマとともに捉え、感動しながら製作しています。「展覧会の灯り」を作ることは、来場者の皆さまが、お家に帰ってから、灯りに火をつけて、美術展で思いおもいに感じたものをゆっくりと振り返っていただけたら…と、2009年開催クリムト展から、主催者さまからのアイディアで始まりました。キャンドルの灯りが思い出を照らす、一つの形を、皆さまに体感していただけたら幸いです。
「二人の出会いから100年」
ー過去最高の夢の共演ー
「絶対、恋をしろ」
ー好太郎が節子に残した最期の言葉ー
展覧会のキャッチコピーを読むだけで、心がどこか切なくなる瞬間。これから三岸夫妻の人生を掘り下げて行き、デザイン、製作の日々となりますが、少しずつその過程をご紹介できればと思っています。時々のぞいてみてくださいね。

貝殻旅行
三岸好太郎・節子展

2021 6/26(土)~9/1(水)
北海道立三岸好太郎美術館

そして、同時開催されるこちら:

へそまがり日本美術
禅画からヘタウマまで
ーきれいとは言いがたいもの、不恰好で不完全なものに、なぜか心惹かれるー

2021 7/17(土)~9/1(水)
北海道立近代美術館

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