Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

お知らせ News

2022.11.27お礼

お礼

京王プラザホテル東京での個展「向き合う勇気」は、本日をもちまして終了いたしました。
期間中、たくさんの皆さまに足を運んでいただきました。また、遠方からも応援のメッセージや、ご紹介、お心遣いのお品物など、本当にたくさんの皆さまに支えられて、会期を終了することができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

2018年に開催してから、4年。
久しぶりにお顔を見せてくださった方々。また私のHPやInstagramをご覧になって初めてお会いできた方々。

様々な状況下で、いろんなことを感じながら過ごされていることを、皆様との語らいを通して感じていました。その中でお時間を作ってご来場いただき、ゆっくりとアート作品やキャンドルを手にとってご覧くださっている皆様の姿から、私もエネルギーをたくさんいただきました。

まだ先が見えづらい日は続きますが、冬の日々、そばにあるキャンドルに、灯りをそっとつけて、光の向こうにある希望を少しでも感じていただければと願っています。

個展の空間演出を音楽で彩ってくれたFrank Weber氏の音色、そして小樽のガラス作家・木村直樹さん(KIM GLASS DESIGN)の愛情溢れる作品に、ご来場いただいた皆さまから、口々に、洗練された二人の作品が、私の表現を包み込んで、空気のように馴染んでとても心地よく、「向き合う勇気」を節々に感じ取ることができたとお言葉をいただきました。その度に、開催してよかったと、思える瞬間がたくさんありました。協力してくれた敬愛する二人に、心からの感謝を送ります。

そして、個展開催にあたり、京王プラザホテル東京・ロビーギャラリーの皆様、プロモーション用のヴィジュアルデザイン・制作を手掛けてくださった、9Bデザイン倉橋さん、温くてきめの細かいサポートを、ありがとうございました。

最後に、家族と友人のみんなへ。
あなたたちがいなかったら、私はここまで辿り着けなかったです。背中をいつも優しく押してくれて、変わらぬ愛情を本当にありがとう。

これからの日々。
精進していきます。

ありがとうございました。

米澤 純
Jun’s Light

2022.11.26明日は最終日

11月20日にオープニンングを迎えた東京個展。
毎日が、内容の濃い、充実した日々となっています。
そして、明日はもう最終日。
今日も、毎時間が飛ぶように過ぎていきました。
連日のご来場を誠にありがとうございます。

写真は、個展の空間音楽を演出してくれている、Frank Weber氏と。
彼とは、大学時代からの大切な友人の紹介で、四年前、同じ場所の京王プラザホテルのロビーギャラリーで開催していた私の個展で初めて出会いました。

出会った瞬間から、創造性が生まれる根本的な場所に流れている川みたいな、湧いている泉みたいな、不思議な場所を一緒に共有できる感覚に気づいたのを、今でもよく覚えています。その感覚は、のちに共に「心の情景」を表現することに繋がっていきました。

この四年間は、ほとんどがNYと小樽というリモートでのやり取りでの作品創りでしたが、このホームページの中でもご覧いただける、Arts Meet Music アートが音楽と出会うときや、ギャラリーにもある、「共感覚プロジェクト Synesthesia Project」を二人で取り組むようになりました。初めは、共通のテーマの下でそれぞれの作品を創るのが主体でしたが、それがだんだん、それぞれの作品から見えてきたり感じたりするものを表現するようになっていきました。今回の個展では、そういった作品を、音楽を聴きながらご覧いただけるようになっています。

上の写真は、四年前の同じ場所での私の友人とフランクとのショット。
「出会いに感謝」と、言葉では出てくるけれど、なんだか薄っぺらい気がします。
人間関係を育てていくのも、表現し続けていくのも、「精進」なのかなと思っています。

最終日は、午後3時にて個展は閉廊です。
皆さまのご来場をこころよりお待ちしております。

2022.11.25小樽からの訪問

昨日は、今年の夏に自宅で開催した個展に引き続き、ご協力をいただいている、小樽のガラス作家・木村直樹さん(KIM GLASS DESIGN)が遠い小樽からお越しくださいました。

創り出すかたちやアプローチは違っても、お会いするときは、いつも自然で柔らかなエネルギーを共有しあえる存在の木村さん。彼の名刺がわりの「full of love」も、今回の東京個展では、たくさんの皆さまと作品についての感想をいただいています。

小樽からの同志。
勇気と優しさが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。

2022.11.23共感覚プロジェクト Synesthesia Project

共感覚プロジェクト Synesthesia Project 

2019年春の個展を封切りに、NY在住のミュージシャン、フランク・ウェバー氏の音楽とのコラボレーションを開始しました。「Arts Meet Music〜アートが音楽と出会うとき〜」を基盤に、お互いの作品から得るインスピレーションだけではなく、「Synesthesia 共感覚」による作品の創作に取り組んでいます。

「共感覚」の一般的な定義は、「あるひとつの刺激に対して、通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。例えば、共感覚を持つ人には、文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに色や形を感じたりする。」(Wikipediaより一部参照)

ウェバー氏とは、パンデミックの状況下で物理的には離れての創作活動となりました。具体的には、私のアート作品を彼が見ながら音楽を創作する。そして、私は、彼の音楽を聴きながらアート作品を創作する。音に色や情景を見る。そして色や情景の絵に音を感じる。互いのインスピレーションを共有しながら作品を創作していくことは、これからもずっと取り組んでいくのですが、そのプロセスで出来なかったのは、いつもお互いの作品のタイトルや歌詞、個展のコンセプトなど、多少バイアスのかかった、純然たる「共感覚」ではないものでした。そこで、2022年の夏からは、そのバイアスを極力排除した創作活動にもチャレンジできないものかと模索してきました。

この壁に並んだ作品「ONE ひとつ」は、ウェバー氏が私の創作した3作品から、ランダムに私には内緒でその作品を選び、音楽を創作(個展BGMでひとつだけ短いピアノソロの曲)、そして、その曲を、私は聴きながら作品を創っていったものです。唯一お互いに知り得る情報は、絵と音楽。二つの作品からなるワックスアートを見てその作品のタイトルもコンセプトも知らないウェバー氏は、二つの世界を行ったり来たりする感覚を持ち、音で表現〜その音色を聞いた私は、「ONE」という選ばれた作品のことは何も知らずに、創作を始めました。興味深いことに、私が描いた作品は、二つの楕円の世界を描く「無限」のシンボルのようなものでした。その楕円は、それぞれ、細かい粒子のような淡いピンクと紫の花びらが舞い、世界を形成しているようなイメージとなりました。お互いの共感覚を用いた作品を、これからも様々なアプローチを模索しながら創作していきたいと思います。

Synesthesia Project

– A new artistic project in collaboration with composer Frank Weber –

Since 2019, Jun and Frank have been cultivating their inspirationally collaborative partnership in “Arts Meet Music”, eventually leading them to the current creative experimentations called “Synesthesia Project”.

Synesthesia by definition is :“the fact of experiencing some things in a different way from most other people, for example experiencing colors as sounds, experiencing shapes as tastes, or feeling something in one part of the body when a different part is stimulated.”(Oxford Learner’s Dictionaries)

“As we create our works in collaborative manner, specifically, Frank creates music by looking at my art pieces, and then I create my art pieces by listening to his music. We could only approach that process remotely due to the pandemic situation. When we were able to locate ourselves in person, we challenge ourselves to be as purely creative as possible, meaning, we try not to get biased by any sorts of information such as by providing titles of art pieces or songs, themes of works, and so on.

When I listen to Frank’s music, I notice music as color, texture and some forms of movement among them, as an image. It is comparable to anthropomorphic traits relating to colors and sounds. For example, once a collection of sound to me was as if it was forming small particles of flower petals in pale pinks and purples and greens moving and shaping two ovals connecting one to another, and eventually forming a symbol of infinity.

We started to be more interested in our creative nature…how we process our sensory perceptions to create art or music in a form of synesthetic collaboration.
Hearing colors, seeing sounds…seeing music as color and image, and vice vasa as
music.“ (Jun)

The pieces titled “One” displayed on the wall at this exhibition are one of the works from their synesthetic experiments in 2022. Frank originally picked one of three pieces of Jun’s art works and created a piece of improvisational music as he visually captures Jun’s art piece, without knowing the title or concept of the piece. Jun, then created a piece of art by listening to the music which Frank had just created, again, not knowing which piece Frank had chosen nor the title …simply by listening to the music.
The consequence was very interesting. Frank expressed in his music, two different worlds intertwining each other, while Jun created two different worlds in form of 2 ovals connecting one to another…becoming the figure of “Infinity”. To Jun, each note of sound seemed to have its own color, and the flow of notes gave her strong image of movement, while for Frank, colors and dynamics of art piece gave him a flow of sound. Based on the way colors and sounds are experienced by artists with synesthetic nature, their physical sense adds to another to create something new… unconsciously expressed and retrieved from nowhere…It is a mysterious part of our human nature.

2022.11.20東京個展・初日

東京の個展が本日よりスタートしました。

オープニングから、雨にもかかわらず、本当にたくさんのご来場をいただき、ありがとうございました。

思い想いの時間を、ゆっくりと過ごしていただいているのを見て、何とも嬉しい気持ちで一杯でした。

明日も、雨模様ですので、足元お気をつけてお越しくださいね。

Jun’s Light 米澤 純 ワックスアート/ キャンドル展

Courage
ー 向き合う勇気 ー

会期:2022 11.20 sun → 27 sun (10:00-17:00)
※最終日は15:00

会場:京王プラザホテル東京 本館3階/ロビーギャラリー 
東京都新宿区西新宿2-2-1
(TEL)03-3344-0111

[協力]
Frank Weber (音楽)
KIM GLASS DESIGN 木村直樹 (吹き硝子)

[ご来場の皆さまへ]
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。

2022.11.19いよいよ明日から、東京個展

個展、搬入の日。
ロビーギャラリーのスタッフの皆さんの温かいお出迎えに胸がいっぱいになりました。
明日から最終日まで、皆さまを、心を込めてお迎えします。
お近くの皆さま、是非お立ち寄りくださいませ。

Jun’s Light 米澤 純 ワックスアート/ キャンドル展

Courage
ー 向き合う勇気 ー

会期:2022 11.20 sun → 27 sun (10:00-17:00)
※最終日は15:00

会場:京王プラザホテル東京 本館3階/ロビーギャラリー 
東京都新宿区西新宿2-2-1
(TEL)03-3344-0111

[協力]
Frank Weber (音楽)
KIM GLASS DESIGN 木村直樹 (吹き硝子)

[ご来場の皆さまへ]
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。

2022.11.10「勇気」の灯り

この一年、季節を問わず、Instagramをご覧になって、「この日の投稿のキャンドルが創れますか」とご依頼をいただいたキャンドルがありました。

制作を通して、自分自身にも「勇気」をくれたデザイン。

温かみのアイボリーとバーガンディの組み合わせに少し進化させて、東京の個展にもお持ちすることにしました。

みなさまの「向き合う勇気」を照らす灯りになれば幸いです。

東京出発まで一週間。
娘の修学旅行の出発日とちょうど重なって、彼女は広島へ、私は東京へ。
楽しみを膨らませながら、ラストスパート、取り組みたいと思います。

2022.11.4東京・個展「向き合う勇気」先行販売のご案内

11/1より、京王プラザホテル東京のホームページにて、作品を数点、先行販売する運びとなりました。
ご興味のある方は、覗いてみてくださいね。

京王プラザホテル東京
先行販売はこちらからどうぞ。

2022.11.112月のクリスマス展「芯を守る勇気」- gentle transformation : courage -のご案内(札幌)

2008年より、オートクチュール刺繍/アクセサリーのアーティスト・宮平桐さんと、毎年二人で12月に開催するクリスマス展。今年も、12/9より9日間の日程で、札幌大通りBISSE3F「ビッセギャラリー」で開催できる運びとなりました。

夏から、ずっと二人であたためてきた今年のタイトルは、
「少しずつ変わっていくこと」”gentle transformation”を引き続き中核に置き、

「芯を守る勇気」ー gentle transformation : courage ー
照らし出した「源」への導き

といたしました。

混沌とする世界情勢、長く続いているパンデミック、社会に見られる日々の出来事。
「誰か」が経験している、「社会」や「世界」のどこかで起こっていることが、私達一人ひとりの日常的な人間関係や、自分自身の進んでいく道と、何ら変わらないものであるということ。それを考えると、あまりもの出来事の大きさと、直下で苦しんでいる人々の数の多さに圧倒されて、自分の身の回りにある些細なことが小さく見えて、無力感と何だかどこかへ落ちていく不安な気持ちに襲われてしまう。

私達を含めて、悶々と不安で将来がはっきりと見出せない気持ち、たくさんの方々がお持ちだと思います。
不安な心と、どうしたら向き合えるか。
そして、二人で選んだ言葉は、「勇気:Courage」でした。

心の「芯」へ。
「源」への光。
作品を通して、小さな勇気を持つことへの力になればと、私達は表現していきます。

今月始まる、一足早い東京の個展「向き合う勇気:Courage」においても、この精神に沿って取り組んでいることで、私自身、様々な状況に勇気を持って臨むことができて、とても救われているなと感じています。

師走の札幌にて、宮平桐さんと二人で、皆様をお迎えするのを楽しみに、取り組んでいきます!

ワックスアート・キャンドル X オートクチュール刺繍・アクセサリー展
Jun’s Light (米澤 純)X Kiri Miyahira(宮平 桐)
「芯を守る勇気」-gentle transformation : courage-
照らし出した「源」への導き

日時:2022年12月9日(金)〜17日(土)11:00~20:00
会場:大通りビッセ3F ビッセギャラリー
札幌市大通西3丁目7番地北洋大通センター
※札幌市文化芸術活動再開支援事業
※変更が発生する際は、 HP/SNS等でお知らせいたします
※ご来場の際は、マスク着用・手指消毒などの感染症拡大防止対策をお願いいたします
※体調に不安がある方は、ご来場をお控えください

2022.10.26Petals of Life

10月も終わりに近づいてきました。
最近は、制作と準備に日々追われていますが、なるべく夜のMUSEでの仕事には歩いて運動するようにしています。
今日は全国的にも冬の気温だったそうで、小樽も4時半には薄暗くなってくるので手袋をはめて外に出ました。

今日は、ワックスアート作品が一つ出来上がりました。
タイトルは、Petals of Life。
今年初めて取り組む、オーバル(楕円)のキャンバスを使用しました。

はじめは、小さな花びらの羅列が道をゆっくり形取っていくイメージでスタートした絵でしたが、それがだんだん命の木のように見えてきて、一つ一つの大切ないのちの巡りを、改めて認識していくことを胸に、描きました。

今回の個展のテーマ、「向き合う勇気」は、私自身、本当にたくさんの感情や考えに触れるきっかけを作ってくれている気がします。ご覧になってくださる方々それぞれの、人生観や日々の心の世界に、ちょっとだけでも近づけられる個展になるように、残りの日々、制作に励んでいきたいと思います。

東京の個展の詳細は、こちらからどうぞ

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