今日は、プラハからウィーンへ。ヨーロッパ鉄道の旅のはじまりです。
ホテルからプラハ中央駅まで、石畳の道を歩きながら、あらためてその歴史と文化に裏打ちされたどっしりとした存在の街に、再びまた来れることを願っていました。ホームには、朝8時過ぎなのもあって、人はあまりいませんでしたが、お隣の国々からか社会科見学のような学生たちの集団がたくさん到着していました。みんな荷物は持っていなかったので、こうして気軽にプラハに来れるなんていいなあと思いました。
いよいよ列車に乗り込み、シートに座ると、すぐに列車は出発しました。どんどんプラハの街が過ぎていき、あっという間に郊外になり、小さなが集落が点在し始めました。どんな暮らしをみんなしているんだろう。きっと都会にはない豊かさと厳しさがそこにはあるのかな、とか、冬は雪はどうなのかしら、など、色々な想像のストーリーが頭の中を巡りました。
停車駅の始めの駅を過ぎた頃、車内アナウンスが流れて、前の列車が人身事故で遅延となり、それを受けて1〜2時間ほどウィーン到着が遅れるとのことでした。
遅れると聞いたら急にお腹が空いてきて、熱いコーヒーと一緒にサンドウィッチを車内で購入。とにかくチェコはパンが美味しい!!すると、ゆっくりと進む列車の車窓から、チェコの農村地帯が広がって見えてきました。
どこかの農村の駅に停車したら、満開の花が石の壁いっぱいに咲いていました。なんて素敵な車窓なのかしら。
農村地帯がずっと空と出会う地平線を横に見ながら列車は国境をもうすぐ越えて。。。そして見えてきたのは、プラハに降り立つ前に空の飛行機から見えた、見渡す限りの菜の花畑のパレット!イエローの素晴らしいこと。
2時間遅れでしたが、私にとってはあっという間に列車はウィーンに到着。ウィーン中央駅は、プラハよりもスケールが大きくて、時間もお昼過ぎだったのでたくさんの人で賑わっていました。
初めは荷物もあるし、近いからタクシーで行っちゃおうかしらと思いましたが、タクシーの運転手さんたちが何だかグループでつるんで人の足元を見て価格設定してきたのが見え見えで、これなら地下鉄で全然大丈夫でしょ、といくつかのバカ高いオファーをお断り。U1のサインに沿って、地下鉄でホテルに向かおうっと。ちゃんと辿り着けるかしら。。ドイツ語読めるかしら。。。多分何とかなるから大丈夫❤︎
地下鉄が思ったよりもとってもわかりやすくて速かったので、ほんの5分ほどでホテル最寄りの駅に到着。
そして…、念願のホテルに到着しました。青い空、白い雲。もうウィーンが大好きになっている私。
つづく