プラハの滞在も終わりに近づいてきました。
想い出ボックスを日本に送ろうと思い、訪れたのは郵便局の本局。
中に入ると、一気にタイムスリップしました。ここは建物の中なのか外なのかわからなくなってしまうくらい広いスペースに、それぞれのガラスの窓口があり、自分の番号を呼ばれて用件を済ます仕組みでした。
ちょうど私が行った時間は空いていたので、三十代くらいの女性の担当者にすぐに呼ばれました。
チェコ語が話せない私をすぐに察して、英語で丁寧に手続きに取り掛かると、「日本行き」の文字を見て、「あなた日本から来たの!?私いつか行ってみたいと思っているの!」と、満面の笑みに。彼女の英語がおそらく第3か第4カ国語のように聞こえたので、「もともとどこ出身なの?」と聞いてみると、「ウクライナなの。」
その瞬間、なんとも言えない気持ちになって、思わず私が手を胸に当てて大きく頷くと、彼女もそれを受け止めてくれて、二人でしばらく無言で見つめあっていました。手続きが終わり、「ありがとう、頑張ってね」とお辞儀して郵便局を後にしました。
なんだか胸がいっぱいになりながら、街歩きを続けると、靴の仕立て屋さんだったり、お菓子屋さんが立ち並ぶ裏路地に入って行きました。観光客も少ない地域なので、時折地元の人たちが外で仕事の合間にタバコを吸いながら休憩している光景が印象的でした。
ショッピング街が立ち並ぶエリアも、プラハ独自の建築美を満喫できました。結構工事中のところも多かったように思いました。でも、あくまでも内装の工事で、建物の外装はこれまでの歴史と様式美をそのまま引き継ぐようにしているようでした。
路地を進んでいくと、必ずにぎやかな大通りに通じているので、ポイントとなる建物とアナログ地図を手がかりに、目指すはカレル橋へ。
真っ青な空に、夕陽がプラハの街を照らす時間。
モルダウ川に沿ってゆっくりと歩いていくと、カレル橋が見えてきました。
ショートビデオも撮ったので、こちらをクリックしてみてくださいね↓
IMG_3034 1080p
明日はいよいよウィーンへ。
つづく