小樽は、連日寒波の影響で雪が降り続き、今夜はマイナス7度。
午前中小一時間ほど雪かきをしながら、先週の今日は東京で個展の最終日を迎えて、秋の晴れ渡った新宿の中央公園を歩いて会場入りしたことを思い出して、日本にいても、こんなに気候が違うんだなと改めて思いました。
先日の東京個展では、グレーの冬の景色と心の情景をイメージしたキャンドルを好まれるお客様が多かった印象で、今日は宮平桐さんとのコラボ展に向けて、そのシリーズの最終製作日としました。
グレーのキャンドルは、ニュートラルなカラーで、見た目はとても静かな印象のキャンドルです。毎年必ず、冬の展示会に向けて創るのですが、製作工程の複雑さと相まってか、心の中のイマジネーションが豊かになる不思議な特徴があります。何の色合いにも基本的に合わせやすくて、馴染むせいか、気づかない色になりやすいグレー。。。と思いきや、私の中では、一番なくてはならない色なのかもしれません。
「冬の森」は、毎年取り組むテーマと位置付けています。
今年は、特に、控えめなシルバーのワックスで、キャンドルの表面に、見えにくい森や遠い森を描きました。
宮平桐さんと取り組んできた、「芯を守る勇気」をベースに、まだ見い出せない何かが、勇気を持つことで少しでも見えてくる…。そんなイメージで今シーズンの冬の森を描きました。
真っ白な12月の北海道。
季節の厳しさを感じながら、心はいつも温かく、いろんなことに感謝しながら今年2022年を振り返る月にしたいと思います。