2022.12.5心友・親友、そして真友

今朝は、冬でもこんなにもキラキラと明るい日があるのかと思うくらい、積雪に太陽の光が反射して、綺麗な朝でした。予報では、寒さと風と雪と、オールマイティなメニューでしたが、今週始まるビッセ展のコラボレーティヴパートナー・宮平桐さんに用事だったので、車で意を決して出発しました。
小樽の海は今日はどんよりのグレーでしたが、ところどころ群来の時にみられるようなミルキーなエメラルドグリーンが見れて、風の強さを感じました。さすがに山間は、アイスバーンで、時速40キロ。多分側から見たら、ガチンガチンの肩を張って運転していたのではないかと思います(笑)。
小樽〜銭函〜手稲〜宮の沢と、札幌に近づくにつれて道路状況は思ったよりも良くなり、お上りさんとしては安心しました。
そしてやっと桐さん邸に辿り着き、ホッと一息。
写真は、わたしたちの2018年のクリスマス展からの写真です。
マスクをしていない私たちを見るのは、ちょっと違和感すら覚えるけれど、何だかこの写真を見たら、じわっと熱いものが体を走りました。
2008年から、ずっと一緒に歩んできた彼女。
今年は、窮地にいた自分を、真友として、アーティストとして、そばでずっと支えてくれた彼女。
恩返しをしたくても、すぐにはできないから、これからの私の生き方でお返ししていきたい、と、思わせてくれる存在が、じわっと体に走った熱いものなのかなと思います。
木曜日は、二人の世界を会場で創り込む日。
そして、金曜日はオープニング。
同じ志を持った二人が、表現できる機会を得たことに、心から感謝しながら、会期中過ごしていきたいと思います。そして、何よりも、二人で皆様をお迎えできることが、今から本当に楽しみです。

2022.12.4雪国から…冬の森。

小樽は、連日寒波の影響で雪が降り続き、今夜はマイナス7度。
午前中小一時間ほど雪かきをしながら、先週の今日は東京で個展の最終日を迎えて、秋の晴れ渡った新宿の中央公園を歩いて会場入りしたことを思い出して、日本にいても、こんなに気候が違うんだなと改めて思いました。
先日の東京個展では、グレーの冬の景色と心の情景をイメージしたキャンドルを好まれるお客様が多かった印象で、今日は宮平桐さんとのコラボ展に向けて、そのシリーズの最終製作日としました。
グレーのキャンドルは、ニュートラルなカラーで、見た目はとても静かな印象のキャンドルです。毎年必ず、冬の展示会に向けて創るのですが、製作工程の複雑さと相まってか、心の中のイマジネーションが豊かになる不思議な特徴があります。何の色合いにも基本的に合わせやすくて、馴染むせいか、気づかない色になりやすいグレー。。。と思いきや、私の中では、一番なくてはならない色なのかもしれません。

「冬の森」は、毎年取り組むテーマと位置付けています。
今年は、特に、控えめなシルバーのワックスで、キャンドルの表面に、見えにくい森や遠い森を描きました。
宮平桐さんと取り組んできた、「芯を守る勇気」をベースに、まだ見い出せない何かが、勇気を持つことで少しでも見えてくる…。そんなイメージで今シーズンの冬の森を描きました。
真っ白な12月の北海道。
季節の厳しさを感じながら、心はいつも温かく、いろんなことに感謝しながら今年2022年を振り返る月にしたいと思います。

2022.12.1師走の朝

一昨日、小樽に戻りました。
今年の秋は、例年よりも暖かい日が続き、紅葉も長く楽しめましたし、雪の足音も聞こえないくらい穏やかな10月、11月でした。
それでも、やっぱり帳尻を合わせるように、11月最終日から本格的な雪降る冬に突入しました。小樽は日本海側なので、海から山から雪だ雪だと言われているような場所です。寒気が入ると、自宅から見える海の向こうの空と、側の天狗山の空がつながっているのが不思議なくらい、いろんな色が見えて、その透き通った寒さと自然の美しさに、気持ちがとても澄み渡っていくような感じ。
一息ついて、今日からは、宮平桐さんとのクリスマス展に向けて最終作業とチェックが始まります。桐さんと、元気に皆様をお迎えできるように、ラストスパート頑張ります☆
2022.11.29夜空のクリスマスツリー

個展が終了し、小樽に帰る前、一日お休みをとって長野県・軽井沢に行ってきました。
軽井沢駅を降りると、冷たい透き通った空気の向こうに、松の香りがそこらじゅうに広がっていて、外に出ている時には、ずっと森林浴をしているようでした。
見渡す森の上に聳えるのは、活火山の浅間山。
フロストシュガーがかかっているような綺麗な雪が上層部を覆い、とても素敵でした。

夜になったら、そのフィールドに、大きなクリスマスツリーがライトアップされていました。

なんとも幻想的で、静寂の中でしばらくじっと眺めていたら、疲れがどんどん流れていく感じがして、その途端にとても眠くなりました。

一日ゆっくりリフレッシュして、今日はこれから小樽に戻ります。
北海道はまだ晩秋の気温みたいですが、ちょっとだけ雪が恋しい気持ちになっていたので、天狗山が迎えてくれるのを楽しみに…。
2022.11.27お礼

お礼
京王プラザホテル東京での個展「向き合う勇気」は、本日をもちまして終了いたしました。
期間中、たくさんの皆さまに足を運んでいただきました。また、遠方からも応援のメッセージや、ご紹介、お心遣いのお品物など、本当にたくさんの皆さまに支えられて、会期を終了することができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
2018年に開催してから、4年。
久しぶりにお顔を見せてくださった方々。また私のHPやInstagramをご覧になって初めてお会いできた方々。
様々な状況下で、いろんなことを感じながら過ごされていることを、皆様との語らいを通して感じていました。その中でお時間を作ってご来場いただき、ゆっくりとアート作品やキャンドルを手にとってご覧くださっている皆様の姿から、私もエネルギーをたくさんいただきました。
まだ先が見えづらい日は続きますが、冬の日々、そばにあるキャンドルに、灯りをそっとつけて、光の向こうにある希望を少しでも感じていただければと願っています。
個展の空間演出を音楽で彩ってくれたFrank Weber氏の音色、そして小樽のガラス作家・木村直樹さん(KIM GLASS DESIGN)の愛情溢れる作品に、ご来場いただいた皆さまから、口々に、洗練された二人の作品が、私の表現を包み込んで、空気のように馴染んでとても心地よく、「向き合う勇気」を節々に感じ取ることができたとお言葉をいただきました。その度に、開催してよかったと、思える瞬間がたくさんありました。協力してくれた敬愛する二人に、心からの感謝を送ります。
そして、個展開催にあたり、京王プラザホテル東京・ロビーギャラリーの皆様、プロモーション用のヴィジュアルデザイン・制作を手掛けてくださった、9Bデザイン倉橋さん、温くてきめの細かいサポートを、ありがとうございました。
最後に、家族と友人のみんなへ。
あなたたちがいなかったら、私はここまで辿り着けなかったです。背中をいつも優しく押してくれて、変わらぬ愛情を本当にありがとう。
これからの日々。
精進していきます。
ありがとうございました。
米澤 純
Jun’s Light





2022.11.26明日は最終日

11月20日にオープニンングを迎えた東京個展。
毎日が、内容の濃い、充実した日々となっています。
そして、明日はもう最終日。
今日も、毎時間が飛ぶように過ぎていきました。
連日のご来場を誠にありがとうございます。

写真は、個展の空間音楽を演出してくれている、Frank Weber氏と。
彼とは、大学時代からの大切な友人の紹介で、四年前、同じ場所の京王プラザホテルのロビーギャラリーで開催していた私の個展で初めて出会いました。
出会った瞬間から、創造性が生まれる根本的な場所に流れている川みたいな、湧いている泉みたいな、不思議な場所を一緒に共有できる感覚に気づいたのを、今でもよく覚えています。その感覚は、のちに共に「心の情景」を表現することに繋がっていきました。
この四年間は、ほとんどがNYと小樽というリモートでのやり取りでの作品創りでしたが、このホームページの中でもご覧いただける、Arts Meet Music アートが音楽と出会うときや、ギャラリーにもある、「共感覚プロジェクト Synesthesia Project」を二人で取り組むようになりました。初めは、共通のテーマの下でそれぞれの作品を創るのが主体でしたが、それがだんだん、それぞれの作品から見えてきたり感じたりするものを表現するようになっていきました。今回の個展では、そういった作品を、音楽を聴きながらご覧いただけるようになっています。

上の写真は、四年前の同じ場所での私の友人とフランクとのショット。
「出会いに感謝」と、言葉では出てくるけれど、なんだか薄っぺらい気がします。
人間関係を育てていくのも、表現し続けていくのも、「精進」なのかなと思っています。
最終日は、午後3時にて個展は閉廊です。
皆さまのご来場をこころよりお待ちしております。
2022.11.25小樽からの訪問

昨日は、今年の夏に自宅で開催した個展に引き続き、ご協力をいただいている、小樽のガラス作家・木村直樹さん(KIM GLASS DESIGN)が遠い小樽からお越しくださいました。
創り出すかたちやアプローチは違っても、お会いするときは、いつも自然で柔らかなエネルギーを共有しあえる存在の木村さん。彼の名刺がわりの「full of love」も、今回の東京個展では、たくさんの皆さまと作品についての感想をいただいています。

小樽からの同志。
勇気と優しさが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。


2022.11.20東京個展・初日

東京の個展が本日よりスタートしました。
オープニングから、雨にもかかわらず、本当にたくさんのご来場をいただき、ありがとうございました。
思い想いの時間を、ゆっくりと過ごしていただいているのを見て、何とも嬉しい気持ちで一杯でした。
明日も、雨模様ですので、足元お気をつけてお越しくださいね。
Jun’s Light 米澤 純 ワックスアート/ キャンドル展
Courage
ー 向き合う勇気 ー
会期:2022 11.20 sun → 27 sun (10:00-17:00)
※最終日は15:00
会場:京王プラザホテル東京 本館3階/ロビーギャラリー
東京都新宿区西新宿2-2-1
(TEL)03-3344-0111
[協力]
Frank Weber (音楽)
KIM GLASS DESIGN 木村直樹 (吹き硝子)
[ご来場の皆さまへ]
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。
2022.11.19いよいよ明日から、東京個展

個展、搬入の日。
ロビーギャラリーのスタッフの皆さんの温かいお出迎えに胸がいっぱいになりました。
明日から最終日まで、皆さまを、心を込めてお迎えします。
お近くの皆さま、是非お立ち寄りくださいませ。
Jun’s Light 米澤 純 ワックスアート/ キャンドル展
Courage
ー 向き合う勇気 ー
会期:2022 11.20 sun → 27 sun (10:00-17:00)
※最終日は15:00
会場:京王プラザホテル東京 本館3階/ロビーギャラリー
東京都新宿区西新宿2-2-1
(TEL)03-3344-0111
[協力]
Frank Weber (音楽)
KIM GLASS DESIGN 木村直樹 (吹き硝子)
[ご来場の皆さまへ]
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。

2022.11.10「勇気」の灯り

この一年、季節を問わず、Instagramをご覧になって、「この日の投稿のキャンドルが創れますか」とご依頼をいただいたキャンドルがありました。
制作を通して、自分自身にも「勇気」をくれたデザイン。

温かみのアイボリーとバーガンディの組み合わせに少し進化させて、東京の個展にもお持ちすることにしました。
みなさまの「向き合う勇気」を照らす灯りになれば幸いです。
東京出発まで一週間。
娘の修学旅行の出発日とちょうど重なって、彼女は広島へ、私は東京へ。
楽しみを膨らませながら、ラストスパート、取り組みたいと思います。

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