Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

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2023.3.27久しぶりの帰宅

昨日、約1年半ぶりに、長男が長野から帰省しました。
私は昨年の東京の個展に来てくれた以来の再会でしたが、娘は「おにい」が帰ってくると、心待ちにしていたようでした。
再会すると、少しはにかんだのも束の間、兄妹ならではの会話が弾んでエンドレスになっていました。
今日は得意のバラのブーケのアップルパイを作ってくれて、ホームステイしているフランクも”This is cool!”と
大喜び。

車で少し見せてあげようと出かけたら、久しぶりの小樽の街は、すっかり変わって映ったようで、車の中で「ええ!?このお風呂屋さんも無くなったっちゃの。。。とか、幼年時代から当たり前だったと思った景色が次々と変わってしまっている街を見ながら、歴史を刻んできた建物が思ったよりも無くなっていることに、複雑な気持ちになっていたようでした。

彼が学生として住んでいた松本市は、独自の文化圏を形成して、旧新がそれぞれ共通の波長を見つけて、街として進んでいるのを日常として住み慣れていたのもあり、改めて小樽の街も少子高齢化が確実に進んでいるのを肌で感じていたようでした。一貫性をどこかで保ちながら街のアイデンティティーを形成するのに必要な文化継承や、新しいものを柔軟に楽しいと思って受け入れる土壌があっても、現実的に世代交代の難しさみたいなものも、私も住んでいて感じることも多いです。改めて、街を巡りながら、この地に暮らす者として、小さなことでも何ができるか考えさせられました。

息子だけれど、どこかお友達のような関係でもある存在の長男。
ママっ子のセキセイインコのルルは、久しぶりなのに、反応なし(笑)
賑やかな1ヶ月になりそうです。

2023.3.24静養と想像

ここ10日間ほどは、少し体調がダウンしたのもあって、
身体を心を静かに休めて、独りの時間をたくさんとることにしました。

これもしないと、あれもしないと…と、最初の二日間は頭をタスクばっかりが廻り始める。
MUSEにも迷惑がかかってしまうな。。。とか、いろいろ。
でもよく考えると、こんなにベッドの上で過ごすのは、初めてかもしれない。

それなら、静養しながらゆっくりとじっくりと考え事をしたり、頭の中にあるイマジネーションを色鉛筆で描こう!
朝日を浴びながら、お昼時の鳥の声を聞きながら、夕暮れの海を見ながら…。
たっぷりの時間で出せることって、こんなに優雅な気持ちになるのですね。

自分の奥にある想像の泉を、おとづれる感覚に気づいたら、
時間が早いのか遅いのか、わからなくなっていました。

初めて、静養しながら想像している感覚。
これからは自分へのご褒美にしたいと思います。

2023.3.17春の雪

今日の小樽は、久しぶりに雪が舞いました。
積もるかと思ったけれど、やっぱり春の雪、すぐにさっと溶けました。
まさに三寒四温。
こうして春が少しずつやってくるのですね。

最近は、ずっと家にこもって制作しています。
この夏に向けて、素敵な作品の世界を描く機会をいただき、
いろんなデッサンをすることで、絵本の中で、世界がどんどん広がっていくような感覚になるので、
どこかこの感覚は、幼少期にたくさん経験したものみたいな、
「理由なき幸せ」を感じています。

また、詳しいことは、時期が来たらこのブログでお知らせしたいと思います。

2023.3.14境界

「境界」を意識した灯り。

物事も、人間関係も、
全てがそつなくスムースにいくことを求めがちな現代。

「境界」は、自分の今いる場所を認識するのに、凸凹や、障害物をニュートラルに捉えて紡いだり、削っていったりするのに味方になってくれる概念だと思います。

すぐに結果は出なくても、そのプロセスを信じて地道に進んでいくこと。

明日も小さな喜びがある日に…。

2023.3.11追悼の日

東北の震災から12年目の春。
それからも、日本全国で様々な地震や自然災害が起こりました。

12年前。
私は、MUSEのランチタイムが終わって、娘を保育園にお迎えに行き、自宅で早めの夕ご飯の準備をしていました。
息子が学校から帰ってから程なく、長い大きな揺れを感じて、子供達を抱きかかえて広い部屋に移りました。
大きな揺れはおさまったけれど、何かいつもとは違う感じが残ってテレビをつけると、30分ごとにどんどんニュースが変わっていって、それからは状況を把握できていない混乱に満ちた実況で終始していきました。コマーシャルも全てなくなり、報道の合間に一貫して流れるものになりました。MUSEには夜行かず、私は子供たちと家で待機していました。

当時あの同じ時間に起こっていた、想像を絶する思いで経験していた人々の壮絶な苦しみ。

黙祷、追悼、祈り。

大切なひとを想う。

心静かに、あかりを灯します。

2023.3.7「はじまりの灯り~New Beginnings~」閉会

本日をもちまして、大丸札幌店20周年記念イベントの一つ、”Hokkaido 20 Creators 北海道の20人のクリエイターたち"第一弾「はじまりの灯り~New Beginnings~」は閉会いたしました。

皆様それぞれの「はじまりの灯り」をお届けできていますようにと、願っています。

会期中、初めましてのお客様、常連のお客様、このホームページやインスタグラムなどの媒体でご興味を持ってご来場くださったお客様、遠く離れていても応援のメッセージを送ってくださった皆様、そして友人家族のみんなに心からの感謝を贈ります。

20周年にちなんだ、このような特別な機会を与えてくださった大丸札幌店の皆様、企画運営の株式会社シドーの皆様の温かいサポートに、20年前同じ場所に立っていた自分を思い出して、初心にかえりながらこの一週間を過ごすことができました。大袈裟ではなく、今の私があるのは、本当に皆さんのおかげです。ありがとうございました。

今回イベントでお隣だった、AKO Studioの陶芸家、堂前亜子さん。
キャンドルをご覧になってくださったお客様たちが、たくさん亜子さんの作品にもご興味を示されていて、素敵な光景でした。
亜子さんの、お人柄が滲み出ている作品の数々に、私もとても刺激を受けました。
お互いに支え合って、とっても楽しい一週間となり、亜子さんにも感謝しています。

イベントのお知らせの葉書をデザインしてくださった9Bデザインの倉橋さん。
いつも私ができるだけ皆さんとのアナログベースでのお付き合いを、少しずつ深めていければと思う葉書を、素敵に仕上げてくださいます。今回も大変お世話になりありがとうございました。

また、会場の設営に黒子となってお手伝いしてくださった宮平桐さん。
あたたかな愛情でいつも包んでくださり、ありがとうございます。

小さな灯りが、皆様の日常の小さな喜びを照らせるように、これからも精進していきます。

ありがとうございました。

Jun’s Light
米澤 純

2023.3.6大丸札幌店のお誕生日

イベント6日目。
2023年3月6日、大丸札幌店は開店20周年を迎えました。
各階で様々なイベントや催しをしていて、いつもにも増して、全館とても賑わいをみせていました。

初めて7階の売り場に立った時から、もう20年も経ったのかと思うと、時の流れを感じますが、
売り場に立つと、気持ちはいつでもフレッシュで、20年前と変わらない気持ちでいれることに、
駆け出しの右も左もわからなかった私を育ててくださった、大丸のスタッフの皆様や企画の(株)シドーさんのスタッフの皆様に、改めて感謝の気持ちが込み上げてきました。

大丸さんで、毎週取り組まられている北海道の作家さんの展示会やイベントを、20年間企画を通して育んでくださっているシドーさんを中心に、私の場合は北海道の灯りの文化を一緒に育んでこれたと思っています。3年前からは、私は大丸さんを引退した立場となりましたが、こうして節目にまた呼んでいただいて、改めて懐かしいみなさんの顔ぶれに触れて、また気持ちを原点に戻して、これから進んでいきたいと思いました。

明日はいよいよイベント最終日。
たくさんの皆様に灯りをお届けさせていただき、売り切れてしまった作品も多々ございますが、
明日も心を込めて皆様をお迎えしたいと思います。

本日も本当にたくさんのご来場を誠にありがとうございました。

2023.3.5ほっとスープ…

会期も残すところ二日となりました。

本日も、たくさんのご来場をありがとうございました。

家族のように接してくれる友人たち。
札幌に滞在している私の健康を気遣って、果物やパン、野菜スープや休憩時のおやつなどなど…。

大丸さんの売り場に立っていることが、改めて、お客様をはじめ、いろんな人たちに支えられて、前に進むことができているのだと、滞在先のホテルに帰って実感しているところです。

明日は、大丸札幌店の20歳のお誕生日。
心を込めて過ごしたいと思います。

2023.3.44日目

大丸札幌店20周年記念にちなんだ「はじまりの灯り」イベントも、4日目を迎えました。

土曜日の今日は、本当にたくさんの再会と新しい出会いがありました。

初めて私の創る灯りに興味を持ってお越しくださるお客様、インスタグラムのフォロワーの皆様、高校時代の同窓のお友達、作家の皆様、コラボレーティブパートナー…、そして20年来のお客様も多くみえて、心から嬉しい想いでいっぱいでした。

こんなに嬉しい気持ちを咀嚼するのに必死です。

ご来場を誠にありがとうございました。

2023.3.1初日を迎えて

「はじまりの灯り-New Beginnings-」の初日。
3月の初日でもあって、冬から少し明けた感覚で、皆様の笑顔のご来場の時の足取りも軽やかな感じがしました。
ご来場頂きありがとうございました。

20年前の、師匠の時代の作品を覚えていてくださっていたお客様も多く、「 懐かしい!」という声が聞こえていました。皆様と原点になった作品についてそれぞれのストーリーをお聞かせくださり、胸がいっぱいになりました。

会場の生け込みの桜たちも見事です。是非ご覧くださいね。

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