Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

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2022.5.10個展会場「駐車場」のご案内

5月もあっという間に、二桁になりました。
連日、個展のご観覧のお問い合わせやご予約をいただき誠にありがとうございます。

今日は、お車でご来場の皆様に朗報です。
会場となる自宅のお隣の空き地に、お車二台分の駐車スペースを確保いたしました。

これからご予約予定の皆さまは、ご予約時の返信メールに、会場の周辺地図をPDFファイルにてお送りいたしますので、ご安心くださいませ。念の為、ご予約時に、お車でご来場の旨を記して頂けましたら幸いです。

お問い合わせ・ご予約はこちら

それではどうぞよろしくお願いいたします。

2022.5.7制作の日々

ゴールデンウィークも終盤。
個展に向けて、少しずつ準備を進めています。
今回、ワックスアートでモチーフにしているのは、昨年京都に滞在していた際、学んだ日本の紋様たち。
個展のテーマである、「壊れやすい、消えていくものとの境界線」を想像したときに、緊張感の中に人間が見出す心の拠り所や、平穏さを無意識に辿っていくと、この紋様たちにたどり着きました。

画像にあるのは、制作中の、「九曜紋」からインスピレーションを受けたものです。
人の繋がりや、育てていく関係性、不安から生まれる祈りに結びつくまでを表現しました。
ひとつひとつの過程を大事に、創作していきます。

個展
小樽の家で、灯す。(その一)
Beacon of Light

会期:
2022 6/17 (金)〜20(月)
(11:00〜19:00)

会場:
北海道小樽市最上2丁目23-6
※できるだけ、ごゆっくりと、安全に安心してご観覧していだたくために、完全ご予約制とさせていただきます。
ご来場される日時がお決まりの方は、下記のメールアドレスより、ご予約をお願いいたします。(お名前、ご来場日時、ご連絡先を明記のこと)Jun’s Lightからの確認メールにて、ご予約完了となります。(ご予約時に、最寄りの目印、交通手段などお知らせいたします。)

お問い合わせ・ご予約はこちら

協力:
KIM Glass Design 木村直樹 (吹き硝子)
佐藤かずき&トキワミドリ(装花)
Frank Weber (音楽)

ご来場の皆さまへ
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。

2022.5.1天上寺の夜桜

5月になりました。

例年小樽では、ゴールデンウィークには桜が満開になるので、体内時計も気持ちも、それに合わせてやっと春を迎えました。

自宅から車で10分くらいのところにある、天上寺に、先日娘の高校の帰り、夜桜を見に立ち寄りました。行ってみると、いるのは私たちだけ。なんて贅沢なのでしょう!
思春期の娘が、ふと、「やっぱりお花見はいいなぁ!お月様も一緒だとなおさら!」
二人で手を組みながら「ロマンチックですこと!」と言いながら、「そういえば、『月が綺麗ですね』と、『星が綺麗ですね』の違い、ママ知ってる?」「・・・!?」会話は、そんな方向へとどんどん進み、すっかり日本語と、日本人の心について「深くて、控えめで、でも情熱的でいいね」と、楽しいひとときでした。

もうしばらくは、小樽は桜で賑わうので、束の間の華やかな木々が作り出す空間を楽しみたいと思います。
ゴールデンウィーク、お仕事のかたも、お休みの方も、気持ちが少しずつ季節と共に軽やかになりますように。
私も期間中は、リサイクルキャンドル製作頑張ります。

2022.4.28海からの灯り、積丹ブルー。

小樽の灯り「積丹ブルー」のキャンドルを創りました。
これは、運河沿いの小樽百貨UNGA↑(うんがぷらす)さんとのコラボレーティヴ作品となっています。

積丹を訪れるたびに
心に残る、海の色たち。
エメラルドグリーンにも見える、深いブルーにも見える、時には元気に、寂しくも見える海の色。
光を灯すと透明感と清涼感、そして力強さを与えてくれるイメージで創りました。

積丹ブルーを販売しているうんがぷらすさんはこちらからどうぞ。

2022.4.23Life is Beautiful

小樽の海。
水平線が、今日の天気を占ってくれるような、春の海の景色になりました。

先日は、その小樽の海を絶景に望むサロン、Luxes(リュクシス)さんが、札幌の景色が素晴らしいマンションに、”Second Living”という、お客さまとの共有スペースを新たに創設されました。

代表の九島厚子さんとは、もう10年くらいのお付き合いで、サロンの5周年記念のイベントに記念キャンドルを制作させていただいたり、形は違うけれど、皆様の人生の心のオアシスの大切な一部、”Wellness”のお役に立てるように、お互いに刺激し合う大切な方です。

先日打ち合わせで九島さんのSecond Livingをお伺いした際、特にコロナ禍、自粛生活が長い中で、どうしたら皆さんと心と心を繋ぐコミュニケーションをとって、どのように関係性をじっくりと深めていけるか、様々な形でじっくりと過ごしてこられたと、お聞きしました。

とても共感するお話。会えない人たちのことをサポートし、サポートされる。
今回ご依頼いただいた、Second Livingのテーマ、お客さまの人生に寄り添った”Life is Beautiful”というコンセプトを、九島さんの大好きな大理石のホワイト、グレー、そしてゴールドの色調で、灯りをお創りいたしました。

心のセカンドリビングを照らす灯りとして感じていただけますように。

2022.4.15小樽の潮

先日は、ミーティングで銭函まで20分、車を走らせました。
気持ちのいい海風と、波が静かに景色を作っていていました。
小樽に暮らして、海も山も近くにあることは、本当に贅沢な気持ちにさせてくれるし、少しの気象の変化も、大きな自然を前にして、受け入れるようになるというか、自然の力はすごいなと改めて思った瞬間でした。

銭函は、海岸線に位置する小樽のまち。潮の風が強いことから、建っているお家も、錆びやすくなっているのが目に映りますが、それも、町の魅力にもなっている気がします。すぐに海に向かって駆けっていける、ビーチの近さ。遠くに見える小樽の祝津岬。札幌に近いのに、はっきりと、札幌市ではない、小樽市に来たことを感じさせてくれる町です。

写真にあるキャンドルは、その小樽の「潮」をイメージした濃紺のキャンドルです。どっしりとした、荒々しくも、灯すと、どこか包み込んでくれる優しさに溢れるキャンドルになればとデザインしました。
小樽運河に沿った、ギャラリーショップ、UNGA↑(うんがぷらす)さんでお取り扱いとなっています。
画像の奥に灯っている灯りは、同じシリーズの、「浪漫」。もうひと種類は、「石畳」と題して、歴史を感じる小樽ならではのエッセンスを捉えたラインナップとなっています。うんがぷらすさんは、北前船の時代に思いを馳せれるような品揃えで、パッケージも素敵でとても定評があるショップです。
UNGA↑(うんがぷらす)
ぜひ一度いらしてみてくださいね。

2022.4.10日曜の朝

早朝の小樽。
だいぶ暖かくなってきたので、少し肌寒くても、起きてすぐに、寝室の窓を開けて空気を入れ替えするようになりました。
空を見ると、どんより曇っていたので、気持ちもなんとなくしっくり来ず。
もっと寝れたのですが、スッキリしたくて、パジャマのまま工房に行き、エプロンをつけて、昨晩から製作していたキャンドルの型だしをしました。型から出すと、鮮やかなビタミンカラーが目に飛び込んできて、エネルギーがどこからかぐんぐん出てきて、そのまま仕上げまで7時までに終えてしまいました。色の持つパワーが、どんより雲色の気持ちをシャキーン!とエネルギッシュなものに変えてくれたみたいです。
あっという間に発送も終わり、もうすぐ札幌のライフスタイルショップ、YUIQさんの店頭に春の灯りが並びます。
ビタミンカラーで、少しでも元気な色が皆様にエネルギーを差し上げられますように!

2022.4.8新学期

我が家では、娘の高校生活2年目が始まりました。
札幌の高校まで、朝は5時半起き、1時間45分の道のりをバスとJRと地下鉄を乗り継いでたどり着く毎日ですが、特にこの冬を乗り切ったので、春の早起きは、明け方の気持ちの良いひとときとなっています(少なくとも私は…笑)。

自分が16、17歳の頃を思い出すと、今の子達のように、携帯なんてものはなかったし(我が家は相当長い間、黒電話でした)、大好きな音楽も、Apple Musicのファミリー共有の聞きたい放題なんてものはなく、こだわりのカセットテープに、自分のベスト盤をダビングして作って、レタリングでカセットにも”the best of …”を作ってお友達にプレゼントしたり…。本当に時代は変わりました。

それでも、よく娘といろんなことを話すと、若い高校生たちも、アナログを意識してコミュニケーションをとっていたり、長引くコロナ禍で、マスク着用のダウンサイドも感じながら、人とどうやって深く付き合っていけばいいのか思い悩んだり、共感することがたくさんあります。特に、戦争のことは、とてもリアルに受け止めているように見受けられます。歴史の教科書で学んできたことが、今まさに起こっていて、戦時下になると、人の精神が恐怖と抑圧に支配され、命が軽んじられ、深い悲しみと憎しみが癒えることなく続く状況を、毎日のニュースから学ぶ日々。難しい時代だけれど、一つずつ丁寧に一緒に歩んでいきたいと思いました。

SBCA0510

2022.4.1April Come She Will


雪が散らつく4月1日。
今日から、新年度ですね。

今朝は、ずっと昔の、サイモン&ガーファンクルのアルバムを聴きながらブログを書いています。自ずとアメリカの風土が懐かしくなって、思い出したのは、ちょうど4年前のこの時期、私の師匠クラウディアが当時暮らしていたシアトルと、モンタナに暮らす弟家族に会いにいった時のこと。
コロナの為に、それからはずっと会えていませんが、モンタナで新しい家族となったソフィーというわんちゃんや姪っ子甥っ子の写真を送り合いながら、何とかみんな元気で過ごせていることに感謝して、いつかまた会える日を心待ちにしています。


シアトルでは、クラウディアと二人で、彼女の親友がディレクターを務めるテキスタイルミュージアムを訪れたり、お友達のウイスキー蒸留所に行って、ディープな話をずっとしていたことなど、素敵な思い出も、今のこの状況だと、星の彼方ほど離れてしまう気がして、何とも言えない気持ちです。

限られた時間の中で、作った思い出と、これから作る思い出。
新年度、新たな気持ちで、頑張ります!

2022.3.27雪溶けの小樽

春の嵐の日本列島。
北海道・小樽は、先週から、一気に雪が溶け始めて、自宅のある天狗山も、市道は全て乾いた道路までになりました。

北海道は、初雪が早い年は10月から始まるので、もう半年近く、白の世界に包まれていると、
今朝家のドアを開けた時に、春一番のような生命の風が吹き抜けた瞬間、なんとも言えない気持ちになりました。

連日、緊張が高まっている世界のニュースを読むたびに、こうした季節が変わる喜びのような、小さな日常的なことも、どこか遠くへ行ってしまって、生死の間で苦しむことを毎日課されている人々や子どもたちの心を思うと、胸が張り裂けそうです。

真実でないことを、主張して正当化する。
そこには、人間としての良心や尊厳はエゴで見えなくなってしまっていて、個人の権利主張という形が横行し、小さな単位の声の集合体が、時間をかけて紡ぎ、作ってきた、積み重ねてきた平和的な考え方や歴史が、いとも簡単に壊れされていく。

お金に囚われ、成功することが、ほとんどの物事の価値を決めていく社会を作ってきてしまった私たちの大きな責任だと、特に最近思うようになりました。

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