Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

ブログ Blog

2023.1.26小樽MUSE、14周年。

今週は、寒波に始まり、やっと峠を越えた感じの中日も、寒さはあまり変わらずの週末を小樽の街は迎えそうです。
その寒波の中、主人と営んでいる洋食レストラン小樽MUSEが、14周年を迎えました。

小樽に移住したのは2008年の秋。そして、2009年の1月にMUSEオープンとなりました。
子供たちは、まだ9歳と3歳で、特に上のお兄ちゃんには、妹の面倒を見てくれて、兄妹で本当によく支えてくれて…。今でも、その時代のことを思い出すと、胸が熱くなります。
そして、どんなに雪が降っていても、季節を問わずMUSEのことを大切にしてくださるお客様のおかげで、こうして大好きな小樽という街で暮らせることができると、心から感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、夫婦で精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

時は経ち、創作活動が増える中、私がフルでMUSEで皆様のことをお迎えすることが少なくなってしまいましたが、シフトの時には、精一杯の気持ちでお迎えしたいと、いつも思っていますので、見かけましたらぜひお声をかけてくださいね。

2023.1.21雪あかりのキャンドル

小樽にも、昨日の夜半から今季最大と言われる寒波がやってきました。
今週末はまだ大丈夫そうですが、来週に入ると、本当に寒くなるらしく、最高気温でもマイナス9°になるそうで、さすがに体も構えてしまうほどです。

今朝起きると、もうすでに30センチの積雪。パウダースノーなので、主人と手分けしてサッサッサ!と雪かきをしたものの、3時間後には20センチ…。
確かに雪かきは大変ですが、それを上回る空気の甘みと、雪の降り積りが本当に綺麗で、暖かさのありがたみも感じるし、毎日の雪かきあっての冬の暮らしが、ふとした時にとても幸せなものに思えてきます。


そして今週は、アトリエから雪を見ながら、たくさん雪あかりのキャンドルを創りました。小樽・雪あかりの路にちなんだキャンドルで、「積丹ブルーの雪あかり」と「雪あかり」の2種類をお創りいたしました。「積丹ブルーの雪あかり」は、冬の海辺をイメージした香り、そして「雪あかり」は雪から感じる甘い香りを表現しました。

こちらは、主に、運河沿いのうんがぷらすさんにて販売をさせていただきます。また、個数限定ですが、Jun’s Lightのオンラインショップからもギフトとしてお求めいただけます。

一番寒いこの季節に、雪あかりのキャンドルに火を灯して、ゆっくりとお部屋で暖かくお過ごしいただけますように…。

2023.1.18冬に創る

今週から、冬本番になった北海道。
来週は今季最大の寒波で、小樽も-13°くらいまで下がって最高気温も-8°と、思わず身を構えてしまうような冬の世界になりそうです。

今日は、自然光が入る短い昼間に、お客様からご注文の白いキャンドルに冬の世界を描く作業をしました。今日は銀世界に太陽が優しく反射して、窓から見える冬の森が生き生きとして見えました。まるで、冬には見えない蝶々がキンと冷えた世界を優雅に舞っているようにも想像できました。写真は、蝶々の存在が冬の木々の葉のように感じたイメージを蝋で描いたものです。冬の情景は、他の季節よりは色が少なく映る分、一つ一つの質感やもっと細かい色の変化に敏感になれる季節。冬ならではの世界観を楽しみたいと思います。

昨年秋から、自分のアトリエに、冬には特に嬉しい、椅子に座って使える一人用のおこたを取り入れて、そこで描く作業することが可能になりました。受験生になる娘にも時折開放して、集中力アップの見方になるかな…。

2023.1.131月に小春日和

ひとつ前のブログのタイトルが「豪雪!」と思ったら、昨日と今日は、北海道各地で一月における最高気温が10度以上と更新されました。
最近の世界に見られる「激しい」お天気は、気候の変動が間違いなく起こっているということを、私たちにところどころで訴えかけていると痛感します。
小春日和のような空気の中、今日は先日積もった雪がどんどん溶けていって、真っ白だった道路も積雪前に戻っています。明日からは、また寒くなって雪も降るとのこと、内心はほっとしていていて、冬は本来の冬らしくあることが、地球を作る自然界と、住まわせてもらっている私たち人間にも、とても大切な循環になっていると思いました。

明日は、約半年間我が家にホームステイしていたFrank Weber氏がひと月ほど一時帰国でNYへ出発します。小樽市民としての生活にもだいぶ慣れて、私の友人達や仕事での繋がりにおいても、みなさんと仲良くなって、私たち家族にとっても特別で嬉しいひとときがたくさんありました。異文化にお互いに触れることは、自分自身のことももっと知ることにつながり、ひいては相手のことも同時に本当の意味で深く受け入れたり受け止めてもらったりと、ホストファミリーならではの貴重な経験もさせてもらっています。
昨年の小樽と美唄でのソロコンサートでは、本当にたくさんのお客様にご観覧いただき、Frankも、皆さんの温かい反応が忘れられないといつも言っています。
Frankとは、芸術面でコラボレーティブパートナーシップを少しずつ育ててきているので、今年もまた新しいSynesthesia(共感覚プロジェクト)が生まれそうです。どうぞお楽しみに!

2023.1.11豪雪!

昨日は、小樽の12時間あたりの積雪史上、最高の記録となった積雪量でした。
62センチのパウダースノーは、ものすごいペースで降り続けました。
でも、午後の早い時間には止んだので、降り積もった粉雪はそれはそれは綺麗でした。

雪に囲まれると、不思議と作業する意欲がどんどん湧くのは私だけでしょうか。。
昨日は、キャンドルのデザインがたくさん浮かんで、サンプルを創りました。
気温もかなり低かったので、出来上がりもあっという間で、雪をバックに窓辺で出来立てのキャンドルに火をつけて、色合いを確認していました。

我が家から見える、ナイターの天狗山のスキー場は、今夜はすっきりと晴れた夜空に、キラキラと輝いています。
スキーが苦手なので、本当に勿体無いのですが、滑りながら眺める小樽の街明かりはさぞかし綺麗だろうなと、麓で想像しています。

2023.1.5ルルとのお休み

我が家の冬休みも、今日が最後。明日から、MUSEもJun’s Lightも、みんな仕事始めとなります。
冬休み中は、とにかく体を休めた感じでした。
小樽の平均気温も、マイナス10度近かったので、みんなでおこたに足を入れながら知らずに寝てしまったり、パウダースノーの雪掻きで汗をかいたり、その中でも我が家のセキセイインコのルルとたくさん時間を過ごしました。
大晦日の日は、みんなの団欒に参加して、一緒に紅白を観ました。(笑)


今年はルルも4月で4歳に。
籠は一応お食事とお水を飲めるようにしていて、ヒーターの上にバンクベッドみたいに寝れるようにしているのですが、もっぱら放し飼いなので、鏡のエリアのルル専用プレイグラウンドで過ごしています。最近は、自分の籠にはお食事するために飛んでいくだけで、遊び場の方で寝泊まりしているルル。音楽が大好きで、好きなリズムやピアノには必ず合わせて頭を上下に振って踊ってくれます。

セキセイインコは、人間よりも視覚に優れているそうで、紫外線や、人間でよく言われるオーラみたいなものも見えるという説もあるくらい、私たちのムードにもとても敏感に反応します。ルルも、ちょっと私が主人と真剣な話をしていて、いつもよりも声を若干大きく話していたりすると、すっ飛んできて、「どうした、どうした」みたいなそぶりで私にとまってきます。逆にちょっと具合が優れないときなどは、心配なのか、ずっとそばにいてくれて、そのまま眠りにつく時もあるくらいです。

こうしてblogを書いているときも、ルルはPCにとまって静かにキーボードを打つのを見ています。
小さい体で、日常を支えてくれる大きな存在のルルと、この一年も、楽しく過ごしていきたいと思います。

2023.1.1新年あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

2023年が幕開けとなりました。

皆様の日常が、
健やかで、
たくさんの小さな喜びに包まれる年となりますように。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Wishing you all a Happy New Year!

Jun’s Light
米澤 純

2022.12.282022年を振り返って

2022年も、残すところ、あと3日となりました。

主人が経営する、レストラン小樽MUSEも、明日で今年の営業が終わりに。私もラスト、ランチタイムを受け持って、仕事納めとなります。

たくさんの皆さまにお世話になった2022年。
この場をお借りして、心からの感謝を申し上げます。

皆様にとりまして、この一年はどんな年だったでしょうか。。。
世界や社会情勢が不安に包まれる中、言葉ではうまく表せないのですが、「ちょっと苦しいな…」と、心が小さな声で叫び続けているというか、先行きの見えない不安定さにずしんと重みを感じているのは私だけでしょうか。。。

でも、なるべくプレーンな気持ちで、私の一年を振り返ってみようと思います。

今年は、初めて、小樽の自宅での個展「小樽の家で灯す。その一」を開催。

自分が創るキャンドルに火を灯しながら、日常における灯りがもたらす「何か」を、皆さまと共有することができました。実際に、ゆっくりと、お一人お一人とお話ができたことも、大切なひと時となりました。完全予約制というスタイルも、初めての経験でしたが、お問合せからご予約、お越しになられる日まで、一人一人のお客様と、できるだけアナログに近いやり方でやりとりをすることができたのも、じっくりと皆様との関係をゆっくり深めていける大きなきっかけとなりました。今でも、いろんなお顔が頭に浮かびます。小樽の山奥まで足を運んでくださり、本当にありがとうございました。

今年は、特に、家族と友人たちに、自分の根幹を守るように支えられた一年でもありました。

「共に歩む」ということは、自分と同じ靴を履いて、感情に寄り添ってくれること。そして同時に、私にも彼らの靴を履かせてくれて、「そうか、そうなのね、そうなんだね」と気づかさせてくれること。いつでも、一方通行での完結はなく、「聞き合い、話し合い」を諦めずに続けてくれて、お互いをもっと知ること。

「沈黙」という言葉が持つ、大きな力と意味にも、身をもって学ぶ機会にも恵まれました。
黙っていることは、逃げないことで、言葉に出すよりも乗り越えるのが苦しいことだけど、沈黙の本質と時間の流れが真実を導き出して、いつかは乗り越えられることなんだということも、みんなは気づかせてくれました。

11月12月の「勇気」をテーマにした東京個展と、札幌での宮平桐さんとのコラボ展は、まさに彼らからインスピレーションを受けた、自分自身に「向き合う勇気」と、人間の「芯を守る勇気」と題して取り組みました。ご来場いただいた皆さまからは、「自分が見たくない自分も、キャンドルの灯りが優しく照らしてくれるようで、ちょっとの勇気でまた違う景色の中に見えるようになった」とか、「前に進むということの意味合いや、自分の軸がどこにあるのか、勇気を持って確かめることができた気がする」など、様々なご感想をいただきました。

人間として、まだまだ未熟な部分の多い私ですが、今年磨けた少しの自分を持ってして、来年、また表現活動を続けていくことで、私の作品を手に取ってくださる皆さまや、家族や友人たちと、優しく支えあっていければと願っています。

皆さまの年の瀬と新しい年の始まりが、健やかで穏やかな時間の流れでありますように。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

Happy Holidays!

米澤 純

2022.12.25Peaceful Moment

今日はクリスマス。

「世界平和」という言葉が、遠くとおくに行ってしまった感覚。

一瞬の暖かさをもらえない人たちがたくさんいる。

何で平和は遠くに行ってしまったのか。

気持ちは重くなるけれど、今日は、心にそのことを留めて、夜MUSEでみなさんをお迎えしようと思います。

2022.12.22Christmas in Otaru

天気予報では、今日の午後から先日よりも強くて長い寒気が日本海側を包むそうです。
間違いなく、今年の小樽はホワイトクリスマスですね。

さて、今日は、主人が経営する小樽の洋食レストラン、小樽MUSEのクリスマスディナーコースのメニューの一つ、Jun’s Lightからのクリスマスキャンドルプレゼント用に、お水に浮かべるフローティングキャンドルを創りました。

明日から、私もMUSEで皆さまのクリスマスディナーを想い出深いひとときにできるように頑張りたいと思います。

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