Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

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2024.10.4宮平桐さんの秋展

先月中旬から、札幌大通りビッセ2FYUIQさんにて開催されている、コラボレーティヴパートナーの宮平桐さんの秋の個展。
長年愛用されているファンの方々からはじめましてのお客様たちまで、ゆっくりとお楽しみいただいている様子が、彼女のinstagramからも伝わってきて、私も行きたくて仕方がなくなります…。

オートクチュール刺繍の魅力と、桐さんの世界観が伝わってくる作品の数々。

今年も素敵な装花がお店のエントランスにディスプレイされていて、深まる秋を心に留める瞬間。

いよいよ今週末で閉幕となりますので、お近くの皆様、お散歩がてらに是非足を運んでみてくださいね。
詳しい情報や、彼女の近況など、桐さんのブログからどうぞ♪

2024.10.2ブーツの日。

先週末から、いよいよ10月12日に開幕のロートレック展 -時をつかむ線-の「展覧会の灯り」制作がスタートしました。10月に入り、どっぷりとロートレックの描いた「線」を形つくるモチーフに浸かっています。
写真にあるのは、その一つでもある踊り子のブーツ。ムーラン・ルージュ(赤い風車)をはじめとする「劇場(キャバレ)」で華やかな夜をダンスで彩り続けました。今日はこれからこのブーツたちをキャンドルのフォーカルポイントにしていく作業です。

そして!
ロートレック展のCM動画が出来上がり放映中となっています。
ご興味のある方は、
こちらをご覧くださいませ。

また、ロートレックのキャンドルが灯っている様子はこちらからご覧いただけます。
今回は両方のデザインにロートレックの時代をイメージした香りをそれぞれつけました。こちらもぜひお楽しみに。
キャンドルの他にも、グッズ情報のページには、ロートレックに因んだ素敵なアイテムが紹介されています。ぜひ美術館にいらした際にお手に取ってみてくださいね。

2024.9.25余市〜古平〜仁木ドライブ

連休も終わった火曜日。
東京から幼馴染とお友達が小樽まで訪ねてくれて、後志ドライブに行ってきました。

お天気に恵まれて、蘭島海岸から積丹半島がくっきり見えて、蝋燭岩まで見えました。
昔の人は、まだ積丹から小樽に行く陸路がなかった時代、船で行き来していたんだなあと、穏やかな潮の音を聞きながらしばらく静かな時を過ごしました。お天気が何日か続いていたせいか、海は透き通っていて、蘭島海岸の浅瀬は太陽光が煌めくエメラルドグリーンでした。

早速立ち寄った忍路のパン屋さんで、焼きたてのクロワッサンを頬張る私たち。「みんなこれからお寿司だからね」と自分達に言い聞かせてそのまま右手に日本海の絶景を観ながら古平の「港寿司」さんへ。元々、小樽のお散歩友達が紹介してくださってからは、去年も同じメンバーで伺いました。

お通しから全てが唸ってしまう美味しさ…。
一つ一つの味が大切に届けられていること。お店の皆さんの温かなおもてなしに、心がどんどん柔らかくなっていく感覚が心地よかったです。

古平に行く道中は、アイヌ語で「カムイ(神様)」の付く地名がたくさんあり、岩肌からもくっきりと地層がその地域の長い歴史を物語っていました。自然と共に暮らす人々の心の豊かさは、今も昔も変わらないのかもしれません。

午後は余市を抜けて仁木のワイナリー、DOMAINE HARBIOSEさんへ。快くワイナリーツアーを引き受けてくださいました。2019年に立ち上げた若いワイナリーで、農場長の服部さんはお母様と九州から移住された方でした。試行錯誤を繰り返しながら、ここまでの道のりが感じられるツアー。収穫間近のケルナー種とピノノアール種も味見させてもらいながら、ワイナリーの仕組みなど詳しく教えてくださって、とても勉強になりました。答えがすぐには出ないワイン創り。一年を通して天候と仲良くなりながら判断をしていく工程。すごく刺激になりました。

訪れる場所はもちろん、そこで生きる人々が創り出しているものを通して私たちの五感に入ってくると同時に、自分自身にも新しい風が入ってくる感覚にもなります。そして何より、一緒に旅するメンバーとの時間が宝物なることを実感しながら過ごせることの幸せが深く余韻として残るデイトリップとなりました。また会える日まで、頑張ろうと思いました。

2024.9.18空高い雲

すっかりブログの更新が滞ってしまって申し訳ありません。。。
この2週間は、急遽洞爺の父のところに行ったり、ある試験の受験の最後の追い込みだったり、一日が目まぐるしく過ぎていきました。受験なんて、もう30年ぶりなので、心臓が飛び出そうなくらい久しぶりに緊張して、周りを見ると若い受験生だらけ。。。もうどうしようかと思いましたが、この春受験を終えたばかりの大先輩の娘がいいアドバイスをくれた通りにこの2週間を過ごしていた結果、少しは落ち着いて受けれたかなと思います。

なんだか手元ばかり見ていた気がしていたせいか、試験も終わりほっとして自分の部屋から見える海を見たら、空高く秋の雲ともう「さようなら」と言っているような向こうに行ってしまう夏の雲が一緒に空を流れていました。
季節がめぐる空を見ながら、深呼吸。

来週はまた連休もあり、札幌ではオータムフェスタが開催されるようです。
小樽にも私の幼馴染たちが会いに来てくれるので、余市のワイナリーを巡ってあげようかと今から楽しみです。

2024.9.2秋風

9月に入りました。
週末の土曜日で、小樽は夏特有の暑さが終わった感じがします。というのも、土曜の夜から吹いた天狗山からの風が秋の香りになりました。説明しにくいのですが、気温が空気中でただ下がったのではなくて、地面の中まで気温が落ち着いたというか、ガラッと雰囲気が変わった感じです。そうすると、自然の中で起こっている変化にもっと気づくようになるというか、例えば日が暮れるのが早くなっているのに気づくし、そうすると海から見える雲のパレットや朝の鳥たちの声も、もっとクリアに聞こえるような不思議な感覚にもなります。
今年もあと4ヶ月なんて。。。信じられませんが、季節は巡り、あと1ヶ月もすれば肌寒くてセーターを着る毎日がやってきます。
9月はいろんなことがまた起こりそうですが、一つ一つ丁寧に向き合っていこうと思います。
皆さんも、季節の変わり目と残暑で、体調崩さないようにお過ごしくださいね。

写真は、モンタナの弟家族から送られてきたフラットヘッドレイクで遊んでいる愛犬ソフィー。アメリカは今日が夏の最後のホリデーで、明日から秋学期だそうです。

2024.8.28Douglas Firの香り

父とこの夏取り組んでいる「洞爺・断捨離プロジェクト」も、今日でまずはひと段落つきました。
二人とも、しばらくは抜け殻のようにふうっとソファに寄りかかり、大きく深呼吸をしながら「よく頑張ったね」と労いの言葉を交わしていました。

「断捨離」を通して、人生を取り巻くこれまでの物と人との関わりについて深く考えさせられることがたくさんありました。一つ、より強く思うようになったことは、「暮らしにも人間関係にも、丁寧でありたい」ということでした。時間をかけても、一つ一つ、丁寧に紡いでいけば、心も身体にとっても、健康に歳を重ねていけるのではないかと、今回の断捨離が改めて実体験をしながら教えてくれた気がします。自分にできてくる余白みたいなものに、相手のことをより想える豊かさが感じられて、すごく気持ちが晴れたような、そんな気持ちで洞爺をあとにしました。

小樽に帰ってくる途中、真狩村〜ニセコ〜倶知安に抜ける裏道を通っていくのですが、今日は羊蹄山が真っ青な空にいつもよりも大きく聳え立っているように見えました。裏道は、針葉樹林の中を抜けていくので、夏は森林浴を満喫できるのが最近の楽しみとなっています。

針葉樹林といえば、父の住むログハウスも、カナダ産のダグラス・ファーという最も高く成長する針葉樹でできていて、太いものは直径40センチにもなるマルタを組み合わせて建てられているので、家全体が針葉樹によって呼吸していて、空気を正常化してくれているような感覚に。もしかしたらあのお家に行けるのは10回もないかもしれないけれど、今回お家全体を父と断捨離・清掃して、喜んでくれていたら嬉しいです。

2024.8.23朝・夕焼けの洞爺

今週の洞爺入りも4度目となりました。
父とタッグを組んで進めている断捨離プロジェクトも、だいぶゴールが見えてきました。

二人で一日中動き続けているので、ふぅと一息ついて景色を楽しめるのは、朝焼けの時と小樽に向かう道中の夕焼けの時となっています。

私が小さかった頃のお絵描きもたくさん出てきて、上の写真は、おそらく4歳くらいだったかなと思います。70年代の画用紙や模造紙、そして様々な生地はとても丈夫にできていて、上質なもののタイムレスなクオリティーに感動していました。

いろんな思い出が詰まったものとの別れは、父にとっては難しい場面も多々ありますが、小樽に移住する新しい生活のことも楽しみにしているようで、何とか心身ともにスムーズに移行できるように兄弟でサポートできればと思っています。

今回は、東京で大学生をしている娘も帰省して、久しぶりにおじいちゃんと過ごすこともでき、和やかなひと時でした。
みんなでガラス窓を拭いたり、照明器具ののガラスを洗ったり…。

自分の心が、柔らかくなり、今までとは違った思い出を作っていることに心地よさを感じる2024年の夏。

2024.8.18ロートレック展「展覧会の灯り」 第二弾

La Journée 「ジュルネ / 昼」

夜の華やかな世界が明けたパリの街。
ロートレック自身、昼間の下町の生活の中で、様々な 人々の人生像を描き続けました。

今回の展覧会のテーマ、ロートレックがその瞬間瞬間ををつかむ線からインスパイアされた灯りです。

展覧会の詳細はこちらからどうぞ。

フィロスコレクション
ロートレック展 時をつかむ線
2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)
札幌芸術の森美術館

2024.8.12ロートレック展「展覧会の灯り」第一弾

この秋、ロートレックが札幌に!
光栄にも、「展覧会の灯り」を制作することになりました。
先日上京した際、損保ミュージアムで開催中のロートレック展 ー時をつかむ線ーを観覧してインスピレーションをあたためてきました。

画像は、ロートレック展覧会の灯り第一弾、La Soirée 「ソワレ/ 夜」。

ロートレックが足繁く通った夜の 「赤い風車」に象徴されるモンマルトルのキャバレやカフェ。俳優 たちやダンサーの身に纏ったマントやブーツをモチーフに。まるで、タップのリズムが聞こえてくるような世界を目指しました。

展覧会の詳細はこちらからどうぞ。

フィロスコレクション
ロートレック展
時をつかむ線
2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)
札幌芸術の森美術館

2024.8.5洞爺へ

週末は、父の暮らす洞爺に二日間滞在していました。
というのも、もう高齢になってきている父のこれからについて、春に兄弟が揃った時にじっくりと話し合えることができたこともあり、近い将来私が暮らす小樽に移住できればと、その方向性がだんだん見えてきました。

母が亡くなってもうすぐ10年となり、そろそろ免許証も返納の時期が近くなってることも父も感じていて、36年暮らしたログハウスも移住に向けて整理を始めようということになりました。
これから毎週洞爺に行って、父とできれば楽しみながら断捨離もしつつ、兄弟みんなでのサポートをゆったりとした気持ちで進めていければと思っています。

写真は、東京時代から家族を見守ってくれているダルマさんたち。
それぞれの目標を書いて達成した時に家族で目を入れたのを思い出します。

お片付けに夢中でほとんど写真を撮れなかったので、最後は帰りの道中真狩村のジャガイモ畑を突っ切る車窓から。
今週末行った時に洞爺湖の写真撮ってきます(笑)。

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