2025.2.8個展: 「小樽人の色 オタルビトノイロ」 初日
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初日の午前中は、これ以上にない冬の青空と太陽の光が輝いていた小樽。
スタートから、国内の方々の他に、外国人のお客様も多く訪れて、ギャラリーはとてもインターナショナルな空間にもなっています。ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!
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今日は冬の風物詩「雪あかりの路」もスタートして、15日まで、小樽はキャンドルの灯りに街中が包まれます。ちょうど運河沿いに立地する会場にある歩道も、あたたかな雪あかりが灯っていました。
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今回の個展は、今までとは少し違うスタイルで、展示会場のギャラリーと併設されたお部屋をギャラリーショップといたしました。展示作品は全てご購入可能で、会期後のご配送となります。また、ギャラリーショップでご購入された作品は当日お持ち帰りいただけるスタイルとなっています。ご質問などございましたら、私が在廊しておりますので、お気軽にお声をかけてくださいね。
2025.2.7明日はいよいよオープニング
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いよいよ明日はオープニング。
素晴らしいサポートのスタッフの皆様に囲まれて、設営が無事終了しました。
明日から小樽雪あかりの路も開幕です。
心温まる、小樽の街へ是非お出かけくださいね🕯️
個展: 小樽人の色 オタルビトノイロ
The Spirit of Otaru in Colors
会期: 2/8-2/16/2025 11:00-18:00
会場: UNGA ↑ ギャラリー
共催:うんがぷらす株式会社
協力:
PRデザイン: 9Bデザイン 倉橋寛之
会場装花: 花売業 kusa
音楽: Frank Weber
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2025.2.4寒波の前の雪おろし
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全国的に寒波の影響で天気予報が常にアップデートされるこの頃。
昨日は太平洋側の帯広が80センチの積雪で、今夜半から小樽の日本海側も影響を受ける見込みだそうです。
そんなこんなで、昨日はMUSEの定休日もあって、主人と寒波の豪雪に備えた雪おろしを4時間ストレートでしました。主人が屋根からの雪をどんどん落として、私は大人が四人くらいのれるそりで雪捨て場までどんどん運ぶといった連携プレーで、なんとかミッションを完了しました。
写真は、その雪捨て場から撮った小樽の向こう岸にある初山別連邦。ちょうど西陽がさした連邦は海の情景を優しく見下ろしている感じでした。明日の今頃は、こんなに穏やかな光景が猛吹雪になるのかなあと思うと、北海道の自然と共に暮らすことが厳しくもとても豊かなことなのだとも思います。
最近よく読んだりインタビューで聴いているスタンフォード大学の脳科学者が分析していたのが印象的でした。現代におけるインターネットとの依存性の高い付き合い方が、私たちの脳のドーパミンのバランスを著しく崩しているために、”Pleasure vs Pain (快楽と痛み)”がシーソーのように経験されなくなっていて、過度のオンデマンドで与えられる”Pleasure”が本来私たちが自然に持ち合わせるストレスマネジメントやちょっとした痛みや乗り越えなければならない”Pain”に対応できなくなり、様々なことに対する中毒性に支配されやすくなってきているという見解を学んでいます。自分に当てはめてみると、そうゆう部分がじわじわと意識しないまま当たり前になっていたと思いました。どこから始めていいのかなと最初は難しいお題を与えられたと思いましたが、自分なりに考えてみました。それで、携帯との付き合い方を見直し始めました。例えば、自分の視界にパートナーのように置くのではなくて、起き抜けに手に取らず、まず朝日を見て15分くらいは手足をストレッチして、顔を洗って、コーヒーを入れて。。。オフスクリーンの時間を大切に持つことで、自分の軸をできるだけインターネットがなかった時代のアナログベースからスタートできるように意識するようになりました。それでも、まだまだとらわれていてなくてはならない存在でしかない気持ちもあることは事実です。でも、少しずつ向き合っていこうと思います。
こうしてブログを書いていること自体も、インターネットの世界にいる証拠なのだけれども、どこか自分なりに納得したバランスの取り方を大切にすることの選択肢はあるのだと思います。まだまだチャレンジですが、今週末から始まる個展で、実際にご来場してくださる皆様とお会いして、コミュニケーションをとれることが何よりの自分へのご褒美のような、そんな気持ちにもなっています。
北海道の厳しい冬に、雪あかりの路が私たちの心を彩り、その美しさが豊かな気持ちにしてくれる。
なんて素敵なバランス!
2025.1.29個展まであと十日
あっという間に、一月も終わりに近づきました。
天気予報では、今夜半から大雪とのこと。このまま寒さと雪が続けば、雪あかりの路のイベントに向けてたくさん雪が積もって、小樽の街が雪あかりに包まれそうです。
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十日後に始まる個展の作品の制作もほぼ終了しました。
「小樽人の色 オタルビトノイロ」をいろんな感覚と感情を絡めながら、創り上げた日々。
写真は、7色のテーマの一つ、「銀世界」。
会場で、ご来場いただく皆さんが捉える小樽の色や質感をぜひお聞かせくださいましたら嬉しいです。
個展の情報はこちらからどうぞ。
2025.1.24小樽MUSE・16周年
2008年の秋。ちょうどリーマンショックの真っ只中に、主人と子供達を連れて洞爺から移住し、年が明けた1月24日、洋食レストラン小樽MUSEを創業してから今日で16周年を迎えました。
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これまで本当にたくさんの皆様に支えられ、ここまでくることができました。
主人が丹精込めて毎日仕込む自家製のハンバーグと熟成を重ねたデミグラスソース。
「おいしかったです」「食べたら優しい気持ちになりました」の言葉に励まされて、続けていくこと、積み重ねていく努力を、これからも忘れずに歩んでいきたいと思います。
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2025.1.18リサイクルキャンドル
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父の引っ越しもほぼ終盤。遠方からの真冬の引っ越しはとってもハードでしたが、家族の絆も深まった一週間となりました。私も、初めて何時間もアイスバーンを運転することになって、特にニセコ〜ルスツのなだらかな丘がスケートリンク状態だったのでとても緊張しましたが、他のドライバーさんたちが安全運転に徹している車ばかりで助かりました。写真は箱詰めの前の書庫にあった「赤い鳥」。書庫の本は全部は持ってこれないので、厳選して小樽に運びました。
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父も、新しい家での生活が楽しみなようで、あともう一息、小樽の生活に落ち着けるようにサポートしていきたいと思います。
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さて、個展に目掛けていろんな作品を制作しながら、同時に進めていたリサイクルキャンドルのご依頼の分が今日出来上がりを迎えました。
皆様からお預かりした灯し残りのワックスを精製して新しい灯りやワックスの花器にお創りしたりと、色にもそれぞれの方の個性があって、創りながら皆さんとコミュニケーションをとっている気持ちになります。
リサイクルキャンドルのご要望は、個展の時に灯し残りを500g以上(Jun’s Lightの製品に限ります)にまとめてお持ちいただいたり、また遠方からでも承っていますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。
詳しくはこちらからどうぞ。
2025.1.12真冬の引っ越し
今日は、神奈川の兄が帰省して、明日からの父の引っ越しに備える一日になっています。兄を迎えに行きがてら地元のスーパーに段ボールをもらいに寄ると、お菓子売り場に合格祈願のパッケージ商品が山積みになっていました。ふと思い出したのは、一年前の今日、娘の共通テストがあったこと。その日の極寒の札幌は吹雪いていて、急遽宿泊先を見つけて二日間札幌に滞在しました。今思い出すだけで、お腹が痛くなる感じがするくらい、本当に緊迫した数日でしたが、本人の成長には欠かせない経験になったと思います。今年の受験生の皆さんにエールを!
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明日は、朝イチ兄はトラック、私は自家用車で洞爺まで往復して、二日目は主人も合流する予定。
今年は暖冬でこれまで来ているので、二日間だけはなんとかお天気がもちますように…。
ではいってきます!
2025.1.8個展:小樽人の色(オタルビトノイロ)のご案内
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初めて極寒の「雪あかりの路」を歩いた小樽に移住してから、17年が経ちました。
豊かな四季を背景に、芸術活動や子育て、友情を育む機会に恵まれて、年々小樽愛が深まっていきました。
トンネルを越えると、目に映る小樽の街の灯り。
その印象は、灯りがつくる情景の美しさだけではなく、歴史や芸術文化、そして街に暮らす人々から日々感じられる様々な感覚・感情の集合体なのかもしれません。
本展では、小樽から導かれた7つの色合いを、ワックス(ロウ)で「小樽の灯り」を表現します。
キャンドルの炎が象徴する「いのち」、「儚さ」、「希望」。
「灯り」は、私たち自身の心を照らし想いを届けてくれる存在ではないかと思います。
Jun’s Light
米澤 純
明治から大正にかけて、北海道開拓の玄関口として栄えた小樽。
大阪と北海道間の航路を結ぶ北前船によって、鰊漁の繁栄とともに発展を遂げていきました。
小樽の海沿いには、船舶によって運ばれてくる物資を保存しておくため、北前船の船主らによって倉庫が建造され、船と倉庫の間で荷物の受け渡しをする「はしけ荷役」として、小樽運河が誕生します。
港湾事業の廃退とともに、一時は、解体を余儀なくされた運河とその周辺の石造倉庫群は、市民
による保存運動によって一部の保存を実現させ、歴史と文化遺産を軸とするまちづくりへと変容を
遂げています。unga plus gallery が入る旧小樽倉庫も、その歴史を受け継ぐ建物の一つです 。
本展は、小樽運河を見守り、往事の光景を記憶する旧小樽倉庫を舞台に、小樽在住のキャンドル
作家、Jun’s Light による多彩なワックスアートを展示いたします。小樽に暮らす人々に焦点を当
て、小樽の地から導かれた 7 つの色合いを、ワックス(ロウ)で表現し、この地に住む人々の感情
になぞらえて、キャンドルの灯りがもたらす意味を考えます。
目の前にある小樽運河では、小樽の冬の風物詩、街並みがキャンドルの温かな灯りで彩られる
『雪あかりの路』が開催されています。観光都市として姿を変え、今を生きる人々によって受け継
がれる景色とともに、小樽の地で育まれてきた視点が生み出したキャンドルの魅力をお楽しみくだ
さい。
UNGA↑
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2025.1.625歳のバースデー
今日は息子の25歳のお誕生日でした。
新年は泣く泣くインフルエンザで帰省は断念となりましたが、だいぶ回復して、今日から長野で仕事始め。先日の電話では、今年の抱負やいろんな思いを共有してくれたのでよかったです。
あー、もう25歳!?本当に?と思うくらい、ついこの間この世に出てきてくれた感じですが、今日はいろんな写真を振り返っていて、こうしてみると、本当に親を遥かに超えたところで皆さまに育てていただいているのだと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
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これは、隠岐島の島前高校の卒業式の写真。あいにく、やっぱりこの時もインフルエンザにかかっているのがわかり、卒業式には出れずじまいで、その代わりに滞在先に寮のみんなが来てくれてささやかな卒寮式をしてくれて、みんなで涙したのを覚えています。
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浪人〜大学進学〜編入学を経て、長野の信州大学の在学中の最後、4ヵ年計画で実現した、世界一周の旅。隠岐島の島前からスタートした男子五人で作ったチーム・アルクエストで、世界中をバックパックで周りました。
小学生の時に天狗山のスキー教室で大怪我をして、左の膝が曲がらなくなってしまったことへのコンプレックスにも、世界の様々な人々との出会いや状況から乗り越えることができたと、旅を終えてから語っていました。
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帰国してから妹の高校の卒業式に。そして春には新卒で長野の松本で就職をしました。
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就職して初めてのゴールデンウィークには、アメリカから小樽に滞在していた従兄弟と初対面!言葉の壁をこえて、バイトで培ったたこ焼き名人に扮したり、一番上のお兄ちゃんとして美味しいものをたくさん作ってくれました。
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横浜で私たち夫婦の親友が兄妹で新入学、就職を祝ってくれた時の写真。たくさんの人に支えられてここまできた子供達に、これからの人生を大切な人を支えられるように生きていってほしいです。
Happy Birthday Shuta!
2025.1.3新年の芸術の森
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1月3日。
あと二日で閉幕のロートレック展に主人と行ってきました。
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新年の芸術の森は、本当にたくさんの来場者で賑わっていて、ミュージアムショップも溢れんばかりの人でした。
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ショップでもキャンドルをじっくりとお友達と選んでいる光景など垣間見れて、製作の機会をいただいたことに、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
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名残惜しい展覧会。
何度訪れても、ロートレックの描く線の力に魅了されたひとときでした。
どうぞお見逃しなく!
展覧会の詳細はこちらからどうぞ。
フィロスコレクション
ロートレック展 時をつかむ線
2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)
札幌芸術の森美術館
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