初めて極寒の「雪あかりの路」を歩いた小樽に移住してから、17年が経ちました。
豊かな四季を背景に、芸術活動や子育て、友情を育む機会に恵まれて、年々小樽愛が深まっていきました。
トンネルを越えると、目に映る小樽の街の灯り。
その印象は、灯りがつくる情景の美しさだけではなく、歴史や芸術文化、そして街に暮らす人々から日々感じられる様々な感覚・感情の集合体なのかもしれません。
本展では、小樽から導かれた7つの色合いを、ワックス(ロウ)で「小樽の灯り」を表現します。
キャンドルの炎が象徴する「いのち」、「儚さ」、「希望」。
「灯り」は、私たち自身の心を照らし想いを届けてくれる存在ではないかと思います。
Jun’s Light
米澤 純