昨日、約1年半ぶりに、長男が長野から帰省しました。
私は昨年の東京の個展に来てくれた以来の再会でしたが、娘は「おにい」が帰ってくると、心待ちにしていたようでした。
再会すると、少しはにかんだのも束の間、兄妹ならではの会話が弾んでエンドレスになっていました。
今日は得意のバラのブーケのアップルパイを作ってくれて、ホームステイしているフランクも”This is cool!”と
大喜び。
車で少し見せてあげようと出かけたら、久しぶりの小樽の街は、すっかり変わって映ったようで、車の中で「ええ!?このお風呂屋さんも無くなったっちゃの。。。とか、幼年時代から当たり前だったと思った景色が次々と変わってしまっている街を見ながら、歴史を刻んできた建物が思ったよりも無くなっていることに、複雑な気持ちになっていたようでした。
彼が学生として住んでいた松本市は、独自の文化圏を形成して、旧新がそれぞれ共通の波長を見つけて、街として進んでいるのを日常として住み慣れていたのもあり、改めて小樽の街も少子高齢化が確実に進んでいるのを肌で感じていたようでした。一貫性をどこかで保ちながら街のアイデンティティーを形成するのに必要な文化継承や、新しいものを柔軟に楽しいと思って受け入れる土壌があっても、現実的に世代交代の難しさみたいなものも、私も住んでいて感じることも多いです。改めて、街を巡りながら、この地に暮らす者として、小さなことでも何ができるか考えさせられました。
息子だけれど、どこかお友達のような関係でもある存在の長男。
ママっ子のセキセイインコのルルは、久しぶりなのに、反応なし(笑)
賑やかな1ヶ月になりそうです。