今日は2月24日。
ロシアのウクライナ侵攻から一年が経ちました。
愛おしいものが壊れていくことを、こんなに長く感じながら生きなくてはいけないウクライナの人々と、ロシアの人々も。また、今回の戦争だけではなく、ずっと前から世界中で紛争が起こっていて、一番弱い人たちが一番苦しい思いをしている理不尽な世界。極端な一部の人間の執着によって、手を取り合って生きてきた人々の愛おしいものが傷つけられて消えていくことを、黙認することはできないんだと、改めて胸に刻んでいます。
愛おしいものは、大きくても小さくても、日常が育てていく愛情によって生きていけて、でもとっても壊れやすくて、心に深く残る分、その存在はあっという間に消えてしまうようなものだと思います。
テレビに映った、スカーフを頭にかぶって、亡くなった家族の遺体のそばで立ちすくむお婆さんの顔。
胸が張り裂けそうでした。