昨日は、今年の夏に自宅で開催した個展に引き続き、ご協力をいただいている、小樽のガラス作家・木村直樹さん(KIM GLASS DESIGN)が遠い小樽からお越しくださいました。
創り出すかたちやアプローチは違っても、お会いするときは、いつも自然で柔らかなエネルギーを共有しあえる存在の木村さん。彼の名刺がわりの「full of love」も、今回の東京個展では、たくさんの皆さまと作品についての感想をいただいています。
小樽からの同志。
勇気と優しさが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。
昨日は、今年の夏に自宅で開催した個展に引き続き、ご協力をいただいている、小樽のガラス作家・木村直樹さん(KIM GLASS DESIGN)が遠い小樽からお越しくださいました。
創り出すかたちやアプローチは違っても、お会いするときは、いつも自然で柔らかなエネルギーを共有しあえる存在の木村さん。彼の名刺がわりの「full of love」も、今回の東京個展では、たくさんの皆さまと作品についての感想をいただいています。
小樽からの同志。
勇気と優しさが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。
共感覚プロジェクト Synesthesia Project
2019年春の個展を封切りに、NY在住のミュージシャン、フランク・ウェバー氏の音楽とのコラボレーションを開始しました。「Arts Meet Music〜アートが音楽と出会うとき〜」を基盤に、お互いの作品から得るインスピレーションだけではなく、「Synesthesia 共感覚」による作品の創作に取り組んでいます。
「共感覚」の一般的な定義は、「あるひとつの刺激に対して、通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。例えば、共感覚を持つ人には、文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに色や形を感じたりする。」(Wikipediaより一部参照)
ウェバー氏とは、パンデミックの状況下で物理的には離れての創作活動となりました。具体的には、私のアート作品を彼が見ながら音楽を創作する。そして、私は、彼の音楽を聴きながらアート作品を創作する。音に色や情景を見る。そして色や情景の絵に音を感じる。互いのインスピレーションを共有しながら作品を創作していくことは、これからもずっと取り組んでいくのですが、そのプロセスで出来なかったのは、いつもお互いの作品のタイトルや歌詞、個展のコンセプトなど、多少バイアスのかかった、純然たる「共感覚」ではないものでした。そこで、2022年の夏からは、そのバイアスを極力排除した創作活動にもチャレンジできないものかと模索してきました。
この壁に並んだ作品「ONE ひとつ」は、ウェバー氏が私の創作した3作品から、ランダムに私には内緒でその作品を選び、音楽を創作(個展BGMでひとつだけ短いピアノソロの曲)、そして、その曲を、私は聴きながら作品を創っていったものです。唯一お互いに知り得る情報は、絵と音楽。二つの作品からなるワックスアートを見てその作品のタイトルもコンセプトも知らないウェバー氏は、二つの世界を行ったり来たりする感覚を持ち、音で表現〜その音色を聞いた私は、「ONE」という選ばれた作品のことは何も知らずに、創作を始めました。興味深いことに、私が描いた作品は、二つの楕円の世界を描く「無限」のシンボルのようなものでした。その楕円は、それぞれ、細かい粒子のような淡いピンクと紫の花びらが舞い、世界を形成しているようなイメージとなりました。お互いの共感覚を用いた作品を、これからも様々なアプローチを模索しながら創作していきたいと思います。
Synesthesia Project
– A new artistic project in collaboration with composer Frank Weber –
Since 2019, Jun and Frank have been cultivating their inspirationally collaborative partnership in “Arts Meet Music”, eventually leading them to the current creative experimentations called “Synesthesia Project”.
Synesthesia by definition is :“the fact of experiencing some things in a different way from most other people, for example experiencing colors as sounds, experiencing shapes as tastes, or feeling something in one part of the body when a different part is stimulated.”(Oxford Learner’s Dictionaries)
“As we create our works in collaborative manner, specifically, Frank creates music by looking at my art pieces, and then I create my art pieces by listening to his music. We could only approach that process remotely due to the pandemic situation. When we were able to locate ourselves in person, we challenge ourselves to be as purely creative as possible, meaning, we try not to get biased by any sorts of information such as by providing titles of art pieces or songs, themes of works, and so on.
When I listen to Frank’s music, I notice music as color, texture and some forms of movement among them, as an image. It is comparable to anthropomorphic traits relating to colors and sounds. For example, once a collection of sound to me was as if it was forming small particles of flower petals in pale pinks and purples and greens moving and shaping two ovals connecting one to another, and eventually forming a symbol of infinity.
We started to be more interested in our creative nature…how we process our sensory perceptions to create art or music in a form of synesthetic collaboration.
Hearing colors, seeing sounds…seeing music as color and image, and vice vasa as
music.“ (Jun)
The pieces titled “One” displayed on the wall at this exhibition are one of the works from their synesthetic experiments in 2022. Frank originally picked one of three pieces of Jun’s art works and created a piece of improvisational music as he visually captures Jun’s art piece, without knowing the title or concept of the piece. Jun, then created a piece of art by listening to the music which Frank had just created, again, not knowing which piece Frank had chosen nor the title …simply by listening to the music.
The consequence was very interesting. Frank expressed in his music, two different worlds intertwining each other, while Jun created two different worlds in form of 2 ovals connecting one to another…becoming the figure of “Infinity”. To Jun, each note of sound seemed to have its own color, and the flow of notes gave her strong image of movement, while for Frank, colors and dynamics of art piece gave him a flow of sound. Based on the way colors and sounds are experienced by artists with synesthetic nature, their physical sense adds to another to create something new… unconsciously expressed and retrieved from nowhere…It is a mysterious part of our human nature.
東京の個展が本日よりスタートしました。
オープニングから、雨にもかかわらず、本当にたくさんのご来場をいただき、ありがとうございました。
思い想いの時間を、ゆっくりと過ごしていただいているのを見て、何とも嬉しい気持ちで一杯でした。
明日も、雨模様ですので、足元お気をつけてお越しくださいね。
Jun’s Light 米澤 純 ワックスアート/ キャンドル展
Courage
ー 向き合う勇気 ー
会期:2022 11.20 sun → 27 sun (10:00-17:00)
※最終日は15:00
会場:京王プラザホテル東京 本館3階/ロビーギャラリー
東京都新宿区西新宿2-2-1
(TEL)03-3344-0111
[協力]
Frank Weber (音楽)
KIM GLASS DESIGN 木村直樹 (吹き硝子)
[ご来場の皆さまへ]
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。
個展、搬入の日。
ロビーギャラリーのスタッフの皆さんの温かいお出迎えに胸がいっぱいになりました。
明日から最終日まで、皆さまを、心を込めてお迎えします。
お近くの皆さま、是非お立ち寄りくださいませ。
Jun’s Light 米澤 純 ワックスアート/ キャンドル展
Courage
ー 向き合う勇気 ー
会期:2022 11.20 sun → 27 sun (10:00-17:00)
※最終日は15:00
会場:京王プラザホテル東京 本館3階/ロビーギャラリー
東京都新宿区西新宿2-2-1
(TEL)03-3344-0111
[協力]
Frank Weber (音楽)
KIM GLASS DESIGN 木村直樹 (吹き硝子)
[ご来場の皆さまへ]
新型コロナウィルス感染拡大防止についてのお願い
●ご来場の際は、「マスク着用」「手指消毒」「検温」をお願いいたします。
●発熱や体調不良などの症状のある方は、ご来場をお控えください。
この一年、季節を問わず、Instagramをご覧になって、「この日の投稿のキャンドルが創れますか」とご依頼をいただいたキャンドルがありました。
制作を通して、自分自身にも「勇気」をくれたデザイン。
温かみのアイボリーとバーガンディの組み合わせに少し進化させて、東京の個展にもお持ちすることにしました。
みなさまの「向き合う勇気」を照らす灯りになれば幸いです。
東京出発まで一週間。
娘の修学旅行の出発日とちょうど重なって、彼女は広島へ、私は東京へ。
楽しみを膨らませながら、ラストスパート、取り組みたいと思います。
11/1より、京王プラザホテル東京のホームページにて、作品を数点、先行販売する運びとなりました。
ご興味のある方は、覗いてみてくださいね。
京王プラザホテル東京
先行販売はこちらからどうぞ。
2008年より、オートクチュール刺繍/アクセサリーのアーティスト・宮平桐さんと、毎年二人で12月に開催するクリスマス展。今年も、12/9より9日間の日程で、札幌大通りBISSE3F「ビッセギャラリー」で開催できる運びとなりました。
夏から、ずっと二人であたためてきた今年のタイトルは、
「少しずつ変わっていくこと」”gentle transformation”を引き続き中核に置き、
「芯を守る勇気」ー gentle transformation : courage ー
照らし出した「源」への導き
といたしました。
混沌とする世界情勢、長く続いているパンデミック、社会に見られる日々の出来事。
「誰か」が経験している、「社会」や「世界」のどこかで起こっていることが、私達一人ひとりの日常的な人間関係や、自分自身の進んでいく道と、何ら変わらないものであるということ。それを考えると、あまりもの出来事の大きさと、直下で苦しんでいる人々の数の多さに圧倒されて、自分の身の回りにある些細なことが小さく見えて、無力感と何だかどこかへ落ちていく不安な気持ちに襲われてしまう。
私達を含めて、悶々と不安で将来がはっきりと見出せない気持ち、たくさんの方々がお持ちだと思います。
不安な心と、どうしたら向き合えるか。
そして、二人で選んだ言葉は、「勇気:Courage」でした。
心の「芯」へ。
「源」への光。
作品を通して、小さな勇気を持つことへの力になればと、私達は表現していきます。
今月始まる、一足早い東京の個展「向き合う勇気:Courage」においても、この精神に沿って取り組んでいることで、私自身、様々な状況に勇気を持って臨むことができて、とても救われているなと感じています。
師走の札幌にて、宮平桐さんと二人で、皆様をお迎えするのを楽しみに、取り組んでいきます!
ワックスアート・キャンドル X オートクチュール刺繍・アクセサリー展
Jun’s Light (米澤 純)X Kiri Miyahira(宮平 桐)
「芯を守る勇気」-gentle transformation : courage-
照らし出した「源」への導き
日時:2022年12月9日(金)〜17日(土)11:00~20:00
会場:大通りビッセ3F ビッセギャラリー
札幌市大通西3丁目7番地北洋大通センター
※札幌市文化芸術活動再開支援事業
※変更が発生する際は、 HP/SNS等でお知らせいたします
※ご来場の際は、マスク着用・手指消毒などの感染症拡大防止対策をお願いいたします
※体調に不安がある方は、ご来場をお控えください
10月も終わりに近づいてきました。
最近は、制作と準備に日々追われていますが、なるべく夜のMUSEでの仕事には歩いて運動するようにしています。
今日は全国的にも冬の気温だったそうで、小樽も4時半には薄暗くなってくるので手袋をはめて外に出ました。
今日は、ワックスアート作品が一つ出来上がりました。
タイトルは、Petals of Life。
今年初めて取り組む、オーバル(楕円)のキャンバスを使用しました。
はじめは、小さな花びらの羅列が道をゆっくり形取っていくイメージでスタートした絵でしたが、それがだんだん命の木のように見えてきて、一つ一つの大切ないのちの巡りを、改めて認識していくことを胸に、描きました。
今回の個展のテーマ、「向き合う勇気」は、私自身、本当にたくさんの感情や考えに触れるきっかけを作ってくれている気がします。ご覧になってくださる方々それぞれの、人生観や日々の心の世界に、ちょっとだけでも近づけられる個展になるように、残りの日々、制作に励んでいきたいと思います。
東京の個展の詳細は、こちらからどうぞ
ここ一週間ほどで、秋の景色がぐっと深まりました。
数日前に、天狗山山頂に10分ドライブで上がって、周りの山々の色合いを見てきました。
もう山頂の紅葉は、いつ落葉してもおかしくないくらいの色合いに染まり、雪の気配を感じました。
写真は、小樽市の東側で、山々を越えると、赤井川方面に行きます。紅葉が今年は早い感じで、いつもはニセコへドライブに行くのに、今年は置いてきぼりになりそうです。。。
天狗山では、スキーシーズンに先駆けて、コースのイタドリなどを刈ってスムースにしていました。リフトも取り付けられていて、冬はもうすぐそこにきているのだなあと感じました。
短いからこそいろんな感性が刺激される北海道の秋。
一瞬一瞬を、覚えておきたい世界。
冬まで、あと何回天狗山に車で行けるかな。。
10/15,16は、コラボレーティヴパートナーのFrank Weber氏のライブでした。
今回は、小樽(MUSE)と美唄(アルテピアッツァ美唄)が会場となり、ポカポカ陽気の感じられる最高の秋の週末となりました。小樽、そして美唄まで足を運んでくださいました皆様、ご来場を誠にありがとうございました。
何枚かですが、様子をアップさせていただきますね。
アルテピアッツァ美唄のアートスペースにて。リハーサル風景です。
かつては体育館として使われていた会場の窓辺から。
家族づれやライブにお越しの皆様が思い思いに広大な世界をゆっくりと楽しんでおられました。
調律の畠謙二さんマジックにかかった、アルテのグランドピアノ。
ライブ後のサイン会の様子。
心と心が伝わる、温かい瞬間。
実行委員会のメンバーと終演後に。
美唄では、美唄市をはじめ、美唄市文化協会様、プレス空知様にも、後援としてサポートしていただきました。
旦那さんと、親友。福井から駆けつけてくれました。
実行委員会のメンバーとアフターパーティー後に。透き通るように心が優しくて、力強い、最強メンバー!
美唄では、素晴らしい音響チームの皆様にも多大なご協力をいただきました。
今回つくった秋色のプログラム。
フランクのピアニストとして、そしてソングライターとしての歩みを、こよなく堪能できる内容のセットリスト。
その中で、この秋レコーディングを予定している楽曲も、聴かせてくれました。
小樽MUSEライブ後のフランク。
ちょっとお疲れのショットですが、お客さまのハートフルな反応と交流に胸がいっぱいだと語っていました。
最後に、美唄のピアニスト、奧山幸恵さんとカフェアルテにて。
実行委員会のコアメンバーとして、二人三脚で進んできた3ヶ月でした。
20年来のフレンドシップに、感謝と心からの愛を。