冬も深まってきました。
今日から2月。
これは私だけなのか、あまり敢えて人と話したことがないのでわからないのですが、いつもこの季節になると、仕事の合間に、活字を頻りに追いたくなっていろんな読み物をしたり、日常のお掃除なんかも、なんだか細かいところばかり気になって、使い古した歯ブラシを持ってひたすら磨いてたり、新しいピアノの楽曲を選んで、とにかく練習したくなったり…、が始まります。飲み物の嗜好も、大好きなコーヒーからちょっと離れ始めて、たっぷりミルクを入れたアッサムの紅茶に変わったり、不思議なサイクルになります。理由はわからないけれど、一つ言えるのは、「外」よりも、自分の「内」に籠るような感覚が非常に心地よく、できるなら時間を忘れてそうしていたい感じです。皆さんにも、そんな感じになることがあるのでしょうか…。
この時期ならではの、ゆっくりとした時間の流れに、あまり逆らわずに過ごしていこうと思います。
さて、先月は、創作活動をまたひっそりと始めた感じでしたが、それと並行して、実は初めてエッセイを書いていました。それは、小樽で今年創刊70周年を迎える文芸誌、「月刊おたる」の3月号に寄稿するものです。去年、精力的に活動した朗読「銀河鉄道の夜」との関わりを交えながら、小樽の自然と歴史ある街が、私に無限にくれるインスピレーションの源になっていることを、執筆しながら改めて深く感じていました。芸術家たちが信念をもって文化を深めてきた街を、私も一市民として、ずっと大切に想って、ものづくりをしていきたいと思います。
また、来月刊行されましたら、ご案内させていただきますね。