Jun's Light

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2025.10.10旅の記憶 #20

ボストンに着いた翌朝は、あいにくの雨模様でした。それでも、アイスランドとは全く違う空気感。
最後にボストンに主人と息子と訪れたのは、確か2004年が明けてすぐの一番寒い季節。もうあれからもう20年以上が過ぎたなんて!その時も、ボストンコモンを歩きながら、近くのチャールズストリートまでお散歩して、MUSEで今でも飾ってあるシェイクスピアの格言が彫られたプレートを手に入れたのを思い出していました。

こちらは80〜90年代にアメリカで大人気だったSituational Comedy “Sit-Com”の代表格の舞台になった、チアーズバー。今でもボストンの観光名所の一つです。もうすでに長蛇の列が。。。すごいですね。

コモンからチャールズストリートにめがけて道を進むと、フランクが美味しい朝食を食べよう!と連れていってくれたのは、チャールズストリートでも有名なパラマウントというカフェ。朝食で有名なので、ブランチアワーは多くの人で賑わっていました。アメリカでは、コーヒーは一度オーダーするとおかわりは自由なのと、アメリカーノは何杯でも飲めてしまう私。。。席につくや否やゴクゴクでした。そして私がオーダーしたのはパラマウントブレックファスト。久しぶりにアメリカンブレックファストを口にして、これまでの旅の緊張感がスーッと抜けていく感覚がしました。

エネルギーチャージした後は、ハーバード大学のあるケンブリッジ目掛けて、地下鉄の駅まで歩きました。
その間目に入ってくるボストンの閑静な住宅街。煉瓦作りの建物は、アメリカでも建国からずっとこの社会を見続けてきたと思うと、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。

ボストンの地下鉄といえば、”T”のマークで、このレッドラインは、川を渡ってケンブリッジに連れていってくれます。

地下鉄で15分もかからないうちにケンブリッジにつきました。地上に上がるとそこにはもうハーバードタウンがあり、一つの大学街を形成していました。写真にあるのは、今回のお目当てでもある大学の生協ブックストア。教科書から各専攻の教授たちが推奨する本がたくさん並べられていました。駅前ではプロテストも行われていて、卒業式も近いことから、非常に緊張感のある雰囲気でした。

キャンパスに入り、ゆっくりと進み見えてきたのは、”Philosophy”哲学部の建物。この学舎で、世界から選ばれてきた学生たちが自由な気持ちで学べることを願いながら、それぞれの学部を見学しました。

キャンパス内には、思ったよりもたくさんのドミトリーがありました。ちょうど学期が終わったばかりで、在学生が大きな荷物を抱えて車に運び込んで引越しの準備をしている光景がちらほら見受けられました。留学生もたくさんいて、足取りも軽く勉学から解放されたような、とっても楽しいひと時をクラスメートと過ごしているようでした。

ケンブリッジ。再び訪れた時は、世界はどのようになっているだろうか、学生たちはどうなっているだろうかと、想いをめぐらせながらハーバードをあとにしました。

つづく

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