Jun's Light

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2025.9.27旅の記憶 #19

アイスランドからフライトでボストンへは約5時間。
出発前に、エヴァリンが持たせてくれた空のウォーターボトルとサンドイッチ。「空港のゲートに入ったら、水飲み場があるから、そこでボトルにお水を入れてね。そしたら、フライトの時間中、美味しいアイスランドのお水が飲めるわよ!」

空港に行く途中では、昔キャタンがアルバイトをしていたことのあるベーカリーに立ち寄ると、以前の同僚の方がちょうどシフトで迎えてくれました。日本ではあまりしないと思うのですが、菓子パンでも食べやすいサイズにその場で切ってくれたり、ドーナツは甘くないのも結構充実していたので、私好みでした。

昼間のレイキャビックの空港はとても混雑していました。
エヴァリンたちとも、最後のお別れ。。。
家族みたいな存在なので、小樽で12年前に別れた時のことを思い出しながら、またきっと来るわね!と約束しました。

フライトも満席。初めて、アイスランド航空のLCC的な存在のPLAY航空に乗りました。お隣は、物静かな大学生くらいの女の子で、笑顔で会釈するとずっと本を読んでいました。私は、最高に美味しいミネラルウォーターとサンドイッチを平らげて、多分ものの数分で眠りに落ちました。気づくと、あと40分でボストンと放送がかかり、あっという間の5時間でした。アメリカはアイスランドからとっても近いのだなと改めて感じました。

ボストンに降り立つと、2019年からコラボレーティブパートナーとして一緒に活動しているFrank Weber氏が待っていてくれました。フランクは、2年前、音楽家として日本で文化活動ビザを取得して、私の個展での「共感覚」や日本舞踊家とのコラボレーション、そして「銀河鉄道の夜」の朗読劇のための作曲などを取り組み、我が家に約一年ホームステイしていました。そんなご縁もあり、今回は、アメリカにおいて私のホストファミリーになってくれて、約2週間お世話になりました。その間、ニュージャージー州に住む私の師匠のクラウディアとも会えることも本当に楽しみで、大学時代に過ごしたアメリカに久しぶりに帰った気持ちになっていました。

久しぶりのボストン。もう何年ぶりだろう。。初めて来たのは2001年で、その頃メーン州に住んでいた師匠のクラウディアに会うために主人と二人でボストン経由でメーンに入りました。ちょうど同時多発テロの直後で、セキュリティーがものすごく厳しかったのを覚えています。ボストンならではの赤い煉瓦の街並みが目に映ると、懐かしさで気持ちが高まりました。この二日間は、今回の旅の目的地のでもあるイザベラ・ガートナーミュージアムに行ったり、ケンブリッジにあるハーバード大学のブックストアでいろんな本を手に取ってみたいなと、学生の頃から思っていたことが叶う日となりそうです。

カラダがお野菜を欲していたせいか、夜ご飯は、地中海のグリークサラダをいただきました。さすがアメリカのレストラン。量が半端なく、サラダなのに、これ以上食べれないくらいお腹いっぱいになりました。

つづく

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