Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

お知らせNews

2026.2.1旅の記憶 #24

久しぶりに旅の記憶の投稿です。
去年ラストに投稿したのは、NYCの記憶でした。

今回は、滞在先のNYから、私のキャンドルの師匠、クラウディアが暮らすニュージャージー州を訪れた時のエピソードです。

お世話になっているフランクの自宅からクラウディアのお家までは、大体3時間半くらいでしょうか。ハイウェイを進んでいくと、日本と違って、サービスエリアの名前が、著名人になっているのに気づきました。ご存知の方もいるのではと思いますが、アメリカでは、ニュージャージー出身の有名人は本当に多いみたいです。私たちが通り過ぎただけで、あ!知ってる、この名前!のついたSAは、ホイットニー・ヒューストン、ジョン・ボンジョビ、ジェイムス・ガンドルフィーニ、トーマス・エジソンにフランク・シナトラ、ブルース・ウィリス!そういえば、ブルース・スプリングスティーンはなかったかも…。日本ではあくまでも地名がSAになるので、とてもユニークで新鮮でした。

車はNYからNJ を縦断するイメージでJersey Shoreに向けて進みました。ハイウェイを出ると、141マイル(227km)もの果てしなく広がるJersey Shoreが見えてきました。オーシャンフロントがこんなにも長く続く場所は見たことがなかったので、アメリカの広さを実感した瞬間でした。

その日は、お天気があいにくで、午後から暴風雨とのことだったので、お天気の絶景には恵まれませんでしたが、Jersey Shoreをしばらく歩きました。NJ出身のフランクも、Jersey Shoreには特別な思いがあるらしく、アメリカの人たちにとって、特に1960年〜70年代を若く生きた人たちは、幼少時代からこのJersey Shoreは夏のビーチタイムに家族で訪れる特別な場所、となっていたみたいです。

NJ州自体も、1950年代は、政府を挙げてNYC以外の市街地の住宅街のモデルケースになる場所として開発された経緯があって、全体的にベッドタウン的なイメージがありましたが、Jersey Shoreの地域はお屋敷のオンパレードでちょっと別格という感じでした。

ビーチを歩いた後は、向かうはクラウディアのお家。最後に彼女に会ったのは、2008年にシアトルに会いに行った時以来でした。近年は、高齢となったお母さんと一緒に住むために、NJに引っ越してきました。初めて彼女と出会った2001年から、もう早くも四半世紀経とうとしているなんて。久しぶりに会えることに胸が踊りました。

クラウディアのお家に到着すると、準備されていたテーブルにキャンドルの明かりが灯り、私が初めて彼女のお家を主人と訪れた時の気持ちが蘇りました。ウェルカムの気持ちを伝える灯り。なんて温かいのでしょう!

テーブルには、私の大好きなシュリンプカクテルといろんなチーズとプロシュートとワイン。私が”Wow…what a lovely lunch!”というや否や、”There’s more, Jun!”と出てきたのが、炊き立てのご飯とお醤油とオリーブオイル。”Can’t ask for more….”とこれ以上ないおもてなしに涙が出そうになりました。お電話でしか話したことのなかった92歳になられるお母さんも、本当に優しい方で、家族として迎えられた感覚になりました。

初めましてのフランクも、クラウディアと同じ年代なのもあって、初めてあったとは思えないくらい話が進んでとても楽しそうでした。 お腹いっぱいになったのに、楽しく話した後は、クラウディアが行きつけの近くの波止場にあるシーフードレストランに連れて行ってくれました。

私がオーダーしたのは、ロブスターのビスクと柔らかい白身魚とライスのプレート。俗にイメージするようなアメリカンフードより、すごく繊細な味で美味しくいただきました。

それにしても、話は盛り上がるばかり。心もお腹もいっぱいに。私がキャンドルを創れるようになったのも、クラウディアがいたから。私の活動について、心からのエールを送り続けてくれた大切な先生。本当に会いに来れてよかったと思っていました。

次の日の朝は、クラウディアおすすめの近くのカフェで朝食を食べました。まさにGirl’s Talkになってしまっていた私達。フランクが気を遣ってくれて「もう少し話したいでしょ」というと、”Oh yes!”という始末。美味しいブレックファストは、アイリッシュオムレツとたっぷりのカフェラテを選びました。

クラウディアとの束の間でしたが特別なひととき。自分のアイデンティティーに深く影響を与えてくれた人。
これも、お互いにアップダウンを経験して、辛い時こそ分かち合う瞬間をたくさん共有できたからなのかもしれません。
個人間のレベルでの些細な思いやりの積み重ねや問題解決に対する真摯な姿勢は、自分に乗り越える力をくれると、クラウディアとの長年の友情が教えてくれたと思います。それがもっと大きな国同士の関係性になった時に、今の世界情勢がアメリカの混沌とした状況から、人間の本質を問われるようなレベルの影響を受けていることや、アメリカ社会の中で現に生きる人々の心の奥の叫びも日々感じています。少なくとも、自分自身の周りの人々との関係性を大事にしていくことを軸に、目まぐるしく変わる世界を理解していきたいと思いました。

つづく

TOP