Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

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2022.1.7雪の中の光

お正月の雰囲気も、今日の七草粥で一息つく日となりました。
皆様、少しでも心と身体を休めて労れる日々になったことを願っています。

そんな中、たった一日で、想像を絶する感染力の強さに、言葉を失ってしまう毎日がやってきました。
私の夫は、小樽MUSEという飲食店を経営するシェフで、小樽に移住してから、今年で14年目となり、MUSEは地元から全国のお客様と業者様、そしてアルバイトのスタッフにに支えられて、二人でここまで歩んできました。コロナ禍になっても、ひとつひとつを丁寧に仕上げMUSEのお食事を皆様の暮らしに取り入れてもらい続けていただいていること、本当に心から感謝の言葉しかありません。

飲食業にも携わるものとして、お客様も私たちも相互に大切にしあう空間を、安心してお過ごしいただけるために、日々、皆様にマスクの着用や手洗いの徹底にご協力いただいています。でも、この数日のニュースから聞こえてくる、マスク着用を拒否してクラスターになってしまうケースや、政治や国家安全保障から大義名分を持ってきて、地元の飲食店の人たちが守ろうとしている安心・安全の取り組みを全く無視した言動だったり、理解に苦しむことが多すぎて、このコロナ禍で、人間の愚かさを感じざるを得ない気持ちにもなってしまいます。個人の自由と、集団の中の個人の自由。この二つのキーワードについて、常に考えるようになりました。

そんなことをずっと考えていると、気が滅入ってきてしまうけれど、地球で起こっていることひとつひとつがリアルで、気候変動のことも、国を追われた難民の人たちのことも、コロナと生きることも、五感で感じて理解を深め、ゆっくり進もうと思います。

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