今日で10月も終わり。
振り返ると、例年よりも秋がゆっくりと深まっていった感があります。たぶん、暖かい陽気の日が多かったからでしょうか。それぞれの秋色が長く楽しめたのと同時に、いつもだったらもっと寒いのにと、正直温暖化が肌感覚で感じられて不安になっていました。小樽は来週の中頃はグッと冷えるみたいなので、明日は車もスノータイヤに衣替えです。
さて、先日、札幌の里山にあるレストラン・AGRISCAPEさんに、冬の灯りをお届けしてきました。
白を基調とした灯りの数々。改めて、AGRISCAPEさんを初めて訪れた時のノートやウェブサイトをじっくりと読み返しイメージを膨らませました。ピンと張り詰めた寒さの中に、自然と共に生きる人たちの循環型のレストラン。静かな気持ちで作業にかかりながら、色合いを作っていくと、自然への感謝の気持ちと苦しさも自分の中にどんどん出てきて、何ともいえない気持ちになりました。
いただいていた里山で育てられたコムハニー(巣蜜)を取り入れたワックスのハニーポットは、今年の秋のシーズンのデザート、栗のアイスクリームに蜂蜜をかけるときに使っていただいています。
この冬、AGURISCAPEさんを訪れるお客様の心が静かに照らされる灯りになれたら嬉しいです。