秋も深まる小樽。
11/3・4は、旧三井銀行小樽支店にて、小樽運河100年・特別企画「重要文化財パーティー」が開催されました。
今回会場の空間演出を小樽の花売業KUSAのフローリスト高橋さんと共に装飾することになり、荘厳な大理石カウンターと歴史的なタイルのフロア、そしてゲストの円卓を装花とワックスの創作物で彩りました。
ゲストの円卓を彩る、ロウで創作した六角形の花器と装花。
ステージでは、能やバレエ、ジャズピアノなど、小樽の文化芸能を担う方々がパフォーマンスしました。
天井からも伝わってくる、荘厳な雰囲気の会場、旧三井銀行小樽支店。
大理石のカウンター装飾は、下國シェフたちのお料理の盛り付けの場所を、白の大理石をイメージしたキャンドルと装花でアレンジ。
小樽の政寿司さんが腕を振るう背景のコーナーカウンターには、今回のお料理に合わせて創作された器の数々もディスプレイしました。山の恵みからつながる海の色の陶器、小樽で採れたニシンの骨や帆立の殻を吹きガラスに取り入れた器が並びました。
重厚なタイルが続くフロアでは、コーナーに当時の電話ボックスがあり、その前にインスタレーションをKusaの高橋さんと創り上げました。晩秋感じる木々と、小樽ならでは、大きな氷柱をイメージしたロウのオブジェを組み合わせライトアップしました。
バックヤードでは、すべての器を手洗いして、次のパーティーにスタンバイ。スタッフ一人一人が緊張感を持って、誠心誠意取り組みました。
ザ・チーム重要文化財パーティー。力を集結した素敵なメンバーたちとお仕事させていただけて幸せでした。
文化芸術を通して、これまで築かれてきた小樽から、未来へ歩む街を考える貴重な機会になりました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
最後におまけ。バックヤードにて。皆さんてんてこ舞いの忙しさの中、パティシエの方がケーキを提供してくださり、お誕生日のお祝いをしてくださいました。なんて温かなチームなのかしら。二日だけの職場がファミリーのように感じました。