Jun's Light

Jun’s Light | the beauty of transience

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2022.7.14夕暮れにみえたもの

7月も半ば。今日から、小樽で一番大きな住吉神社で、久しぶりにお祭りが催され、小樽も少しずつ普段の活気が戻ってきました。

それでも、耳に入ってくるのは、コロナ感染の爆発的な拡大のニュース。
さすがに、肩を落としてしまうような気持ちです。気をつけていても、感染してしまう時の気持ちを想像すると、メディアに流されているあの数の人たちが、そういった恐怖だったり経済活動に直結することを考えると、眠れない夜が続いたりと、慣れでは解決できない、難しさが、まだ長期間にわたって私たちの前に立ちはだかっているような、そんな気持ちになります。

写真にあるのは、先日の札幌から小樽の街に入った時の夕暮れの空です。
海に映っているであろう太陽は、この空をこんなに綺麗に照らすほど、輝いているのだろうと思っていました。

最近社会では、本当にいろんなことが起こり、情報としてついていくのも大変だけれど、どこかで、私自身、消化しきれないほどの情報量とその速さに、物事の本質を見失ってはいないかと思ってしまいます。ある大半の意見が、短い間に台頭して、今まであったことも全部すっ飛んでしまうくらい、強烈な社会の波になっていくような気がしています。物事に対して、自由でいろいろな考え方を持つことは、大事だけれど、本質を見つめないで、そのまま大衆の意見やメデイアの意向に飲まれてしまい、気づいた時には、背景にあったことも、立ち止まることもできないまま消えていくような気がして仕方がありません。

時間はかかっても、本質を自分の心の近くに置いて生きることは、とても勇気のいることだと思います。
少しずつ、その勇気に光を当てられるような作品を創っていこうと思います。

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