
今日は、久しぶりに小樽の街を歩きました。昨年の3月31日で閉館となった、小樽で唯一、川の上に建てられた、「妙見市場」が、もう跡形も無くなっていました。
小樽に移住して12年目、街は目まぐるしく変わりました。特に、古い建物が、もう現在の建築基準法を満たさないものも多いせいか、どんどん無くなって行きました。一言で「歴史的な街」と言っても、実際に住んでいると、そのイメージの向こうに、必ず人々の姿がいて、生活する姿だったり、大雪の嵐の日も小春日和の日も、ずっとそこにあり、自分にとってはもっとみじかな風景があるからこそ、かたちあるものがなくなっていくと本当に寂しい気持ちになりました。
たまたま最後の営業日に娘と訪れた妙見市場。お魚やお惣菜の匂いの側で、おじいちゃんがおばあちゃんのおでんを袋に入れてくれました。