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吹雪とスイートピー


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今日は、目覚めた時から、カーテンを開けても暗いだろうなと思いながら一日がスタートしました。夜半から風の音とこれ以上ないくらい細くて真っ白な雪が40センチほど強風に圧縮されて積もっていました。年末からの寒波で、我が家のお庭に積もった雪も2メートルを超えて、今年の冬は本当にすごいことになっています。天狗山からの女性のような声の風。流石に今日は、「梺に住んでいるんで、もう少しお手柔らかにできないのでしょうか」と雪かきをしながら、念じてしまいました。

おかげで雪かきで汗びっしょりになって、窓辺を見たら、なんだか気分もスッキリしてきて、ラジオ体操みたいにゆっくりとした深呼吸の中に、スイートピーの香りがスーッと入ってきました。一瞬で気持ちは春に連れていかれました。ドレスのように贅沢なドレープ色と軽やかなフリルに包まれたスイートピー。花言葉を調べてみると、「ほのかな喜び」「優しい思い出」「別離」「門出」など、どこかセンチメンタルで、旅立ちにぴったりの意味が載っていました。歴史も長くて、イタリアで1600年代に発見されて以来、イギリスで19世紀後半から改良が進められて、エドワード朝を象徴するお祝いの花として、その後の英国の庭園にはなくてはならないお花の一つになったそうです。

華やかで気分を上げてくれるスイートピーだけれど、こうして文章を書いていると、やっぱり、厳しい冬をくれる天狗山の側で暮らしていることは、私の中で「ほのかな喜び」をたくさん感じさせてくれているのかなと思いました。天狗山の神様、今日は相当文句を言ってごめんなさい。

© Jun’s Light 2020