
毎日、世界中で増えていく数字を、心で受け止めると、息苦しくなって、行先の見えない道がどれだけ長く続いていくのかと、思わず目は下を向きがちになります。
今日は、我が家のアルビノセキセイインコのルルが、私にブローチのようにくっついて離れませんでした。鳥さんなのに、穴があくほど目を合わせてきて、励ましてくれているようでした。最近は、MUSEでの仕事を大学生になったばかりの息子が肩代わりしてくれて、私は自宅でほとんどの時間を制作に費やすことができるようになりました。今だからこそ、静かな気持ちでできる、この瞬間を表現すること。晴れて道がクリアに少しずつ見えてきたら、いまのこの瞬間を経験して、ルルに励ましてもらったことを思い出して、また、歩んでいけると思いました。