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制作し続けた11月

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11月の最後の日。

いよいよ来週9日から始まる、札幌大丸でのクリスマス展にめがけて、今月はおそらく合計で600個以上の灯りを創りました。

この大丸展は、私にとって今年2020年で最後となる事もあり、一つ一つ出来上がるたびに、17年前にまだまだ駆け出しだった私のことを思い出して、背筋が伸びるというか、はじめのスタートラインに戻ったような気持ちになりながら、仕上げをしていました。

初めて、札幌大丸で展示会を開いたときは、2003年。私はまだ20代で、師匠のクラウディアが立ち上げた、Earth Light Candlesの灯りを、日本に紹介する立場で、売り場に立っていました。何もかもが初めてでしたので、販売をする事自体、とても緊張していました。当時は、日本では、灯りを生活習慣の中に取り入れることが、冠婚葬祭や毎日のお供えの時に灯すなど、儀式的なものが中心で、美術的な要素を楽しんだり、自分のインテリアの嗜好に合わせたりというようなことは、まだまだ身近ではない感じでした。その中で、大丸で企画を運営する方々、売り場の方々は、本当に温かく、灯りの文化を育てたいとそれから毎年協力してくださいました。2006年以降、私自身の作品になってからも、お客様にどうやって、灯りの楽しみ方や捉え方をお伝えできるか、様々に試行錯誤を重ねて、少しずつ、「毎年、楽しみにしているのよ」と、顔見知りのお客様が年々増えていきました。亡くなられた大切な方に想いを馳せる時に、その方が好きだった色や香りを灯りを通して体感したり、中には、高校生もいて、「私は、純さんのキャンドルを、毎朝学校に行く前に灯しています」と、一番バタバタしそうな時間帯にあえて灯すことで、時間のゆとりや流れを感じるライフスタイルを作っている方々に教えられたり、本当に皆様から教えていただいたものは計り知れないです。

そして、2008年から宮平桐さんと、同じ売り場で、二人でクリスマス展を開催することになりました。彼女はアクセサリーデザイナーと制作者という立場で、私は灯りの作り手として、一見畑違いの二人ですが、初めて彼女と組んだときから、クリエイティブであるということの同じ温度を感じていました。わかりにくい表現だと思いますが、常に一緒の川にいてパートナーとして流れている感じ。流れは自由に進むのだけれども、見えないロープで繋がれていて、気づいたらまた向き合っている感じ。彼女には、本当にたくさんの刺激をもらい続けています。不安に思ったら、「桐さんだったら、多分こう思うと思うわ、だからきっと大丈夫ね」と、彼女の存在は、自分を純粋な気持ちにさせてくれます。そういったことの積み重ねが、いつも、作品を受け取ってくださる方々の方を向いて、どうしたら、私たちらしく、皆様に喜んでいただけるかを、常にモットーに、お互いに精神的にも、技術的にも前を向いて、ここまでこれたのかなと思います。

この最後の展示会では、いつになく、私自身のスピリットそのものが、たくさん散りばめられた作品をお見せできればと、取り組みました。色や質感、一部香りも含めて、それぞれのイマジネーションを膨らませてご覧いただけましたら幸いです。

GATE

Kiri Miyahira Jun's Light

Christmas collection 2020

●129日~15

大丸札幌店7F  ライフスタイル雑貨

© Jun’s Light 2020