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ブログ

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10月の雨


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今年は、例年よりも、秋の深まりが早く感じられます。雨が多いせいなのか、私の住む天狗山の麓の木々は、もういつ雪が訪れてもおかしくないほど、秋色が進みました。一年のうちで、最も「儚さ」を感じる瞬間がある秋は、自分が生まれた季節だからなのか、命のことをふと、じっくりと考えてしまったり、距離感だったり、時間だったり、人間だったら、誰しもが想のかもしれない、どこかミステリアスで哀愁溢れる気持ちになります。

先日、大好きなピアニスト、キース・ジャレット氏が、今年に入ってから、度々体調を崩し、右手でしかピアノが弾けない体になってしまっていることを読みました。彼の、神様が宿っているような一音一音、シルクのように優しくて滑らかで重厚なタッチ。ピアノで表現するときが一番幸せで自分らしいと言っていた言葉が、深く響きました。


朗読「銀河鉄道の夜」を終えて

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深く、長く、余韻が残った舞台朗読、「銀河鉄道の夜」。2020927日、無事に上演となりました。


昨年2019年の7月に、3年の年月を経て、武蔵浦和コミュニティーセンターに、女優・栗田桃子さんと訪れた際、同じタイトルの朗読を、3年前とはもっと違う形で表現したいと、担当の方に提案したのが始まりでした。それから、企画書を提出、同時に、演出家の鵜山仁さんをはじめとする各分野のプロフェッショナルの皆さんが、快くこの企画に賛同してくださいました。


コロナ禍の先行きがなかなか見通せない状況の中で、限られたリハーサルを、最小の単位で、一人一人が前向きな気持ちを常に持ち、一歩一歩進んできました。特に音楽に関しては、海を越えてのリアルなコミュニケーションと、実際のプロダクションを同時に進めてこれたことは、作品により大きな意味を持たせることにも繋がったと思います。


鵜山仁さんを筆頭に、メンバー一人一人の皆さんの楽しく自由な感性と、技術と、心から優しいお人柄に支えられて、「銀河鉄道の夜」は、心に深く響く作品に生まれ変わりました。この作品を、ライフワークとして、これからもじっくりと育てて行きたいと思います。


大変な状況下で足を運んでくださいました皆さま、そして武蔵浦和コミュニティーセンターのスタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

いよいよ公演まで一週間

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4日間の連休も中盤、小樽は昨日から、秋を感じる風が青空のもと吹き続けました。街には、観光客の笑顔もよく見られ、賑わいが少しづつ戻ってきているような感じがしています。

さて、来週はいよいよ7ヶ月ぶりに上京です。一年以上をかけて取り組んできた「宮沢賢治 栗田桃子 朗読・銀河鉄道の夜」がさいたま武蔵浦和で初めて公演されます。今年は、様々な状況から一回のみの公演となりますが、少しずつでも、確実に歩んできた成果を感じていただけるように、最後まで想いを込めてお届けしたいと思っています。

この作品では、私のコラボレーティブパートナーでもある、フランク・ウェバー氏が音楽を全面的に担当。メンバーの中で、唯一アメリカNYからの参加で、コロナウィルスの感染拡大が深刻な状況の中で、海を越えてのコラボレーション活動となりました。フランクが全ての楽曲を作曲、オーケストレーション、そして演奏を担当しています。原作者・宮沢賢治が作詞作曲した、「星めぐりのうた」も編曲して演奏しています。世界中の人々が、行き先の見えない不安や恐怖からずっと逃れられない年となった2020年に、このような形で銀河への旅を表現することになったことが、何か意味を持ち、暗闇に美しさや光を見いだせる希望を、音楽を通して届けてくれます。15年前に作詞作曲したお蔵入りだった曲が、不思議にも、時を巡って、この作品に呼ばれたかのように、登場するところも、何か意味があるんだろうかと、フランク自身も感慨深く語っていました。

こうして一歩ずつ、みんなで進んできたMilky Way Project。監修・鵜山仁氏の無限大の旅路を是非お楽しみください。


Milky Way Project

いよいよ9月になりました。

昨年から、ずっと温めてきた、 朗読 宮沢賢治・「銀河鉄道の夜」〜栗田桃子と歩む、人生の旅路〜 が9月27日、さいたま市武蔵浦和コミュニティーセンターで上演されます。


3年の時を経て、新しい出逢いから生まれる、銀河への旅。

文学座の演出家・鵜山仁監修の下、

女優・栗田桃子が、

NY在住ピアニスト/作曲家・Frank Weberのオリジナル楽曲と、

ワックスアート作家・米澤純による舞台美術とともに、

皆様を「銀河鉄道の夜」へと誘います。


3年前の2017年、初めて上演したのも、さいたま市武蔵浦和コミュニティーセンターでした。もともと、女優・栗田桃子と、たった二人でスタートした「Milky Way Project」。二人で作品を改めて振り返りながら、かつて宮沢賢治が思い描いた世界と、いまを生きる私たちとの間に、どこか共感できる人間の普遍的なテーマがあると思い、自分たちのライフワークとして真摯に向き合い、深く取り組んでいきたい、という気持ちはますます強くなっていきました。

その中で、新しい出会いがあり、「朗読」という小さなステージに、自由で無限のイマジネーションと、豊かな表現方法を作品に与えてくださり、私たちが想像していた以上に、ものがたりはどんどん広がっていきました。

今、全世界の人々が、行き先の見えない将来に不安を感じていきています。変えられるもの、変わらないもの、変われるもの、変わりたくないもの…・この作品をご覧になったあと、「自分や大切な人にとっての大事なものとは?」と、ふと立ち止まって考えていただけたら、嬉しいです。

本日、9月4日時点で、座席はほぼソールドアウトとなっています。詳しいお問い合わせは、直接ポスターの武蔵浦和コミュニティーセンターまで、お電話にてお問い合わせくださいませ。


8月の終わりに

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今日は、八月の最後の日。

怒涛のごとく過ぎた日々も、振り返ると、一日一日を、いつもよりは、じっくり感じながら過ごせたかな、とも思います。多分、安全だったり、安心だったり、怖かったり、願ったり、とってもがっかりしたり、揺れたり、踏ん張ったり、いろんな気持ちが過ぎ去るよりも、積み重ねていっているような、そんな気持ちが折り重なるような感覚かもしれません。

今日は、私の東京の心友から、彼女と一緒に歩んでくれた大切な小鳥の突然の死の報告。私は、仕事の打ち合わせで、彼女からの電話に出ることができませんでした。そのあと、再度のメッセージで、ことの事態を知り、やっと掛け直すことができました。手のひらにのせても、本当に小さくても、大きくて、儚い命。彼女が一番辛い時に、寄り添ってあげられなかったことが、とても苦しいです。今夜は、彼女のために灯りをともしています。

猛暑の日々

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小樽からこんにちは。

毎日、全国的に猛暑が続いていますが、皆様お元気にされていますか。

小樽もここ一週間は、私が小さい頃東京で育っていたときに感じていた夏の日々を思い返させるくらい、湿度も温度も高いです。時折東京の親友と話すと、私が暑さで大変だというと怒られます。「もう、あなた外に出たら、絶対そんなこと言ったらダメよ!」確かに、北海道の毛穴になってしまうと、25度も過ぎれば、「ああ、今日は暑いわね。。」と覚悟するわと伝えると、「全然、そんなの、覚悟じゃないわよ!」と。確かに。

8月もお盆の時期になりました。今年は、通年のように里帰りできない方々もたくさんいらっしゃると思います。待つご家族のお顔を思うと、なんとも心苦しくなるし、夏までには落ち着いて欲しいなと思っていた状況も、まだまだ先は長く、心も身体もしのいで行かないといけない状況です。

そんな中、最近ご用命が少しずつ増えてきたのが、オーダーメイドの灯でした。大切な人に会えないから、あかりを送りたい、お盆だから故人が好きだった色にあかりを灯して偲びたい、など、気持ちをあかりに込めるお役に立てればとおもい、取り組んでいます。

お問い合わせは、このウェブサイトから、または、Instagram、Facebookのメッセージからでも承っておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。

2020年の夏、ハードな部分もたくさんあるけれど、前を向いて進んでいけますように。お元気でお過ごしくださいね。


雨の七夕

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季節はもう、七夕。

連日流れる九州の豪雨のニュースを読むたびに、心が何重にも恐怖と苦しみと絶望で覆われているのに、必死に受け止めようとしている人々の姿が目に映って、言葉が出なくなります。

同じ与えられた時間を、こんなにも違う形で経験する人生。道がなくなってしまい、それでも歩めと言われたら、目を瞑って見えてくる光を信じて進むしかないのかもしれません。

亡くなられた方々のご冥福と、これからを生きる人たちに小さな光を…。今日は静かに祈ります。

キスリング展、閉幕。

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5月26日から延期スタートした北海道立近代美術館・キスリング展は、本日をもちまして閉幕しました。6月21日までの会期が、一週間延長になり、1万人を超える来場者の皆様にキスリングの芸術を感じていただく機会が持たれましたこと、そして、その素晴らしい展覧会に、ステンドグラス作家の石戸谷準さんとコラボレーティヴ作品を出品できましたこと、本当に幸せに思いました。コロナウィルスの感染拡大の中、芸術に触れる機会が人の心からどんどん遠のいていく感覚は、とても苦しくて、切ないものがありました。その中で、キスリング展の開催が決まり、芸術を肌で感じることができて、そしてキスリングの感覚を石戸谷さんと共に、皆様にお持ち帰りいただけるアイテムとして創造できたことは、大きな意味がありました。主催の札幌テレビ放送のスタッフの皆さんとも、心を一つにして取り組めた形として、私のオンラインショップで、「キスリングの灯り」を販売することとなり、全国から、本当にたくさんの皆様からのご注文を承りました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

2020年、夏至によせて。

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6月も半ばを過ぎ、小樽は毎日肌寒く、我が家の暖房とオコタも、季節外れのお呼びがかかっています。

今日はもう夏至の夜。例年でしたら、京王プラザホテル札幌のラウンジで、キャンドルナイトを開催して、ゆっくりと灯りを囲んで夏至の夜をお楽しみいただくはずでした。今年で12年目だったイベントも、パンデミックの影響でキャンセルせざるを得ない状況で、本当に残念です。でも、よく考えたら、我が家では夏至の夜を私が不在で過ごしていたということに。。。ですので、今年はお家に夕方帰ってすぐにキャンドルに灯りをつけました。だんだん日が陰ってくるのが時間の流れをゆっくり感じさせてくれて、とても豊かで穏やかな気持ちになっています。

2月から常に先行き不透明な時間の流れを過ごすことに、心も身体もお疲れ気味だと思います。「時間」という概念は、不思議なもので、過去の経験や気持ちを、いまの自分の心と強く結びつかせて、より想いが強くなったり、諦めなくてはいけないのかもと悩んだり、もっと相手や自分の気持ちに繊細にならせてくれたり、いろいろな側面から人生を捉える手助けをしてくれていると思います。でも、ふと、時間の概念が自分になかったら、どんな人生を送っていたのだろうかと思うときもあります。

夏至の日は、時間の流れにもっと敏感になるような気がしました。

小樽・花路ウォーキング


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昨日は西陽が綺麗で、夏のような空気が漂った小樽の街でした。

毎年のようにお誘いくださる地元のウォーキング友達と一緒に、2時間たっぷり小樽の街を歩きました。今回まわったのは、末広町、梅ヶ枝町、豊川町、石山町、そして錦町。「手宮」エリアと呼ばれるこの地域は、小樽の下町の空気を満喫させてくれるところです。いつもその向こうには、海の景色が必ずあって、とにかく谷のような地形で、谷をかえして向こうの街が見えるような坂無くしてはあり得ないエリアです。そこをオダマキの花に誘われながら、歩き進みました。谷の下まで降りると、すぐにまた坂を上る道しかなくて、ここを上がったら海が見えるし、何か見たことのない景色が広がっているような気がして、はーはー言いながら一気に登りました。もういまは廃墟になって、香り高い藤と山吹の花が咲き乱れている石垣の上で、昔はハイカラな洋館だったんだろうなと思うような素敵な佇まいの邸宅。様々な息づかいが聞こえて、歴史の中に自分も住んでいる気分で、なんだか色んな感情がこみ上げてきて、咀嚼するのが大変でした。想像力を持って街を巡ると、終わった後には圧倒されてへとへとになるけれど、リアルな物を見ながらのイマジネーションの世界は、とっても刺激的で、精神的に少しふくよかになった気にもなります。

小樽の街は、毎日こんなにたくさん歩いても、無限の宝箱としか言えないくらい、魅力的でした。住んでみて、歴史と現在を両方大切にしたいと心から思う街です。

© Jun’s Light 2020